シンプルに部下を動かす戦略③関係欲
こんにちは!ラクです。
今回も前回に引き続き、部下の持つ欲…「部下欲」についてお話しします!
2つの欲の関係性
まず前回のブログのおさらい…
部下が会社で働くという点を考えた時、
部下の持つ欲を把握することが大切という話をさせていただきました。
これを当ブログでは「部下欲」と呼んでいます。
そしてその部下欲は大きく分けて「関係欲」と「環境欲」です。
その意味は以下のような感じです。
① 関係欲 … 他者にどう思われたいか、他者とどう関わりたいかなど、他人への欲
② 環境欲 … 自分はどういう風に働きたいか、どのように働くのが心地良い環境かなど、自己環境への欲
まだ最初の記事を読んでいない人は、是非以下から!
では今回は「関係欲」について見ていきます!
関係欲について
関係欲…これはすなわち、他者とどう関わりたいか、他者にどう思われたいか…など、他者に対する欲…です。
ここで少し有名な説を見てみます。マズローの欲求5段階説です。
端的に言えば下位層の欲求が満たされると、次の上位層にあたる欲求が生まれてくる…
それをピラミッドの形で表したコンセプトです。(例:生理的欲求が満たされれば、次は安全欲求)
今回お話ししているのは主に「会社の従業員」の欲について。
よって、既に会社という集団に属していることになり、少なくとも「社会的欲求(所属欲求)」は満たされているはず…ということになります。
よって、「部下欲」は社会的欲求以上の欲…
つまり「承認欲求」か、あるいは「自己実現欲求」です。
承認欲求であれば、「他人に認めてもらいたい」ですし、
自己実現欲求であれば、逆に「別に他人に認めてもらいたいとは思わない」です。
(厳密には、もうその欲は満たされているため)
すなわち…
「自分を認めてくれ~!」なのか、
「自分の世界が作りてぇ~!」なのか、
関係欲を極論するとその2つ。
もちろんこの2つの欲求に二極化されるわけではありませんが、
「どちらの想いが強いのか」という強弱は確実に存在します。
欲求を満たすために…
さて…承認にしろ自己実現するにしろ、
これら2つを達成するには、共通することがあります。
それは、
「他人を、何とかしないといけない」
ということ。
「オレを認めてくれぇ~」でも、「オレの世界が作りてぇ~」でも、
いずれの場合でも、会社に働いている以上は、他人の存在は無視できません。
そして会社で働いている限り、他人という観点では「法則」に従う必要があります。
それは、「上下関係」
会社で働いていて、かつ他の人の存在を無視できない以上、
要は「上に行くのか」「下のままでいるのか」…そこを考えることは避けて通れません。
すなわち、
支配するのか、従属するのか
この2ついずれかの行動を取ることが、
「オレを認めてくれぇ~」か、あるいは「オレの世界が作りてぇ~」を
満たすために必要になってきます。
つまり、自己実現欲求であれ、承認欲求であれ、その欲求を満たすために取る行動として、
「支配的な行動」を取るのか、「従属的な行動」を取るのか。
大きく分けてその2つに1つです。
よって…
■支配することにより、自分を認めてもらう。
■支配することにより、自分の世界を作る。
あるいは…
■従属することにより、自分を認めてもらう。
■従属することにより、自分の世界を作る。
…ということになりますね。
関係欲のまとめ
支配行動・従属行動・承認欲求・自己実現欲…の
4つの関係性をまとめると、以下のようになります。
(ちなみに…社長タイプ、研究家タイプ…などといった表現は、
必ずしもその役割や職業を担うひとがそうだというわけではありません。
あくまで著者の主観的なイメージに基づいていますので、あしからず…)






なんとなくお分かりいただけましたでしょうか…?
しかし冒頭でお伝えしたように、部下欲には、もう一つのベクトルがあります。
それは「環境欲」…
つまり、自分はどういう風に働きたいか、どのように働くのが心地良い環境かなど、という点。
これを理解しないことには、トータルの欲エネルギーの方向性が分かりません…
それについては、次回のブログでお話ししますね!
今回はここまでです!
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