「なんで職場で泣くかな…」その場で対応するコツ

こんにちは!ラクです。

「えぇ??しょ…職場で泣くの?

こんなことくらいで泣かれるなんて…

こっちが泣きたいわ!

…と思ったこと、ありませんでしょうか…

Gaaan
Gaaan
ラク先生、部下を泣かせたことあるん??
ありますよ。残念ながら…というか、話してたら勝手に泣いちゃったんですけどね…
Raku
Raku

そもそも「泣きやすい人」っているんですよね。

それはもうご本人の生まれ持った性質のようなところもあるので。

多くの場合、「泣かせてしまった!」と過敏に考えなくても大丈夫です!

実際あったケース

以下は私が実際に泣かせてしまったケースです。

ケーススタディ
「率直に言って、今のこの部署の仕事は、あなたには向いていないと思う。どう思う?」と聞いたら、泣いてしまった…

 

その方は…上司と1対1になると「泣きやすい」ということで、そこそこ有名でした(笑)

一方で、別にこちらも個人的に攻撃しているわけではなく、仕事でやっているわけなので…

「私、かわいそう!」とか自分で思っていらっしゃるのかなぁと考えると、

それもひどい思い違いな気がして、最初はちょっと戸惑いました。

そもそも泣く理由は何か?

そもそもなぜ泣くのかというと、

泣いたらスッキリするから

…それが一番の理由だと考えられます。

心理学的にも、泣いたらスッキリすることは「カタルシス効果」と言われており、

また、医学的にも脳を活発にさせるカギとなる脳内物質「セロトニン」が増えることが分かっています。

よって、泣くことは「精神的な安定をもたらす」と言われています。

思い切り泣いた後って、結構グッスリ眠れたりしませんか?(笑)

現代社会において、「演技で泣いて、周りの同情を引く」ということは、

あまり無いのではないかなと思います…

どちらかというと、

自分の精神的安定のために勝手に泣く

そう捉えて良いパターンがほとんどでしょう。

説教?コーチング?

例えば…

「そんなんじゃ一人前になれないぞ!」とか、

「私があなたくらい若かったころは…」とか、

…そんな風に説教することに意味は無いと思います。

一方…

「他の人はどう思ってると思う?」とか、

「これから何を変えていったらいいと思う?」とか

コーチング的な手段も、感情極まって泣いている相手に対しては微妙です。

そもそも「泣いている」理由が、「自分のストレスを軽減するため」である可能性が高いです。

なので、くどくど説教したり、相手の意見を引き出そうとしても意味が無いんですよね。

 

どうすればいいか

もう一度ケーススタディに戻って考えてみましょう。

ケーススタディ
「率直に言って、今のこの部署の仕事は、あなたには向いていないと思う。どう思う?」と聞いたら、泣いてしまった…

 

ここでこんな風に返してしまうと、どうでしょうか?

NG例:「泣いても問題は解決しないよね。そんなんじゃ一人前になれないよ。何を今考えたらいいと思う?」

 

Gaaan
Gaaan
な…なんか最悪に最悪を掛け合わせたみたいなコメントやな…
まぁ…これだと、全然空気読めてないですよね…
Raku
Raku

そこで、大事なポイント3つ!

!ここがポイント
① 当人は泣くことにより、自分で自分自身を安定させようとしている
② 正論も同情も必要ない
③ 大事なのは、「安定するまでの時間」

 

ヘンに微妙なコトバを投げかけたところで、逆に不安定になる可能性があります。

よって、伝えるべきことは手短に伝え、その後で少し一人になる時間を与えると良いです。

OK例:「すぐにこんなこと言われても驚くよね。でも大事なことだと思う。少し席を外すから、考えてみて。10分後くらいに戻ってくるから。」

 

…こんな感じでサラッと終わればいいんです。

あと出来ることと言えば、その人が泣きやすいよう会議室に一人で居させてあげるとか…

まずは本人が落ち着くのを待ってから、業務の話をしていくようにしましょう。

落ち着いたら、以下の方法を試してみてください。

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