相手を不快にせず、自分の辛さを伝える技術②
こんにちは!ラクです。
今回は…「相手を不快にせず、自分の辛さを伝える技術」…の、パート2!








前回の話は以下からご覧ください!
それでも、本音は言わない
ここが大事。
どれだけ自分が大変でも、
どれだけ自分の体を酷使していても、
どれだけ自分の状況を理解してもらいたくても、
本音をさらけ出すのは要注意。
・・・というよりも、
本音を出してもあまりいいことはありません。
自分があまりにもしんどくて、どれだけ自分が大変で手間をかけているかということを
メールで延々と上司や同僚に訴えても・・・
結局それは
「あいつは困難な状況をコントロールするのが下手」
「結局決まりきった仕事しかできない」というような印象を与えてしまい、
中長期的にはあまり良い印象を与えることが無かったりします。
マネージャーという仕事をしている限り・・・
大事なのは、安定した信頼を周りから得ておくこと。
ちょっとしんどいんですけどね(笑)
そのためには、
以前のブログでお話ししたように、
「常に正気を保つ」ことが何よりも大事。
もちろんまぁ中には、
「本音で話してくれてありがとう!」なんていうような、
包容力のある上司や部下もいるかもしれませんが・・・
大体の場合は、そんなことありません。
むしろ・・・
相手の心の中では・・・
「え・・・自分にそんなこと言われても・・・」
「じゃあどうすればいいっていうんだ」
「自分だって大変なのに・・・」
・・・なんていうように、多くの場合、
相手は相手自身の現状について心配してしまうだけ・・・
でもこれは当たり前ですよね。
こちらが本音を出して話したところで、
相手も困ってしまうだけなこともあります。
では、どのようにすれば、相手を不快にせず、
自分の辛さを伝えることが出来るのでしょうか…?
DESC法
心がけるべきは・・・
バランスを保った話し方
自分のことだけでなく、周りのこと・・・
特に事実について、冷静に捉えていると「見せる」ことが大事。
そうやって初めて、自分の意見を通すことが出来ます。
・・・なので、
まず事実にフォーカス!
自分の本音や感情は、
相手にとって受け入れがたいことがありますが、
事実であれば、共通の認識であるため、
相手にとっても受け入れる心理的準備が整います。




ここで相手に伝える上手な方法として・・・
「DESC法」をご紹介!
これは実際にアサーションのテクニックとしても使用されている方法です。
ちなみにアサーションとは…
相手を不快にしたりせずに、相手に自分の言いたいことを伝える
「お互いの気持ちを大切にするための」コミュニケーションのこと
一度ロールプレイやってみましょう!
ロールプレイ!
ここではマナコさんがプロジェクトで大変な思いをしていることを
上司であるトクコさんに話します。
[Describe(客観的事実)]




[Express(気持ちを述べる)]




[Specify(提案する)]




[Choose(代案を述べる)]




・・・という具合に。
ここで個人的にこの方法が優れているなと思うのは、
・・・
代案も同時に示す
これによって、以下のような効果が期待できます:
●代案も用意していることで、「考えてるな」と相手に思わせることができる
●提案と代案を提示して相手に選ばせることで、相手にも選択肢を与えている(強制していない)
●両方とも相手が否定した場合、逆に相手が代案を出す必要を出すような雰囲気も出る
DESC法のさらなるコツ
上の例では、マナコさんはもうひとつテクニック(?)を使っています。
それは・・・「皆さんが大変なことも分かるんですけど」
・・・と言っていること。
ここでもバランスが取れていますね。
他の表現例としては・・・
「自分にとっても(プロジェクトは)チャンスだとは思うのですが・・・」
「会社が今大変な状況に在ることも分かりますが・・・」
「xxxさん(相手の名前)も、今お辛い状況だと思いますが・・・」
「チームの皆さんが良くしてくださるので、申し訳ないとは思うのですが・・・」
などなど・・・
繰り返しになりますが、相手の気持ちや周囲の人々の持ちなどを考慮した・・・
バランスを保った話し方
・・・です!




今回はここまでです!
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