職場で苦手な人と仕事をする際のマインド、原則、そして例外
こんにちは!ラクです。
「あの人、自分のこと悪く思ってるのかな…
なんか、そう考えると話すのもイヤだな…
でも話さないと、仕事が進まないし…」
…と思うこと、ありませんでしょうか…




よくこういう場合、「他人のことを、考えすぎると損」と言いますが…
考えなさすぎるのも、ちょっと考えものです。
特に職場の苦手な人については、対処法を知っているだけでラクになれます。
今回は「小学校の道徳の教科書」も踏まえながら、
他人のことが分からないとき、どう対処していけばいいかについてお話しします!
大人の職場の例
職場でこんなこと、ありませんか?
上司のトクコさんと、部下のマナコさんの会話は、先日こんな感じでした…








考えるべきこと
ネガティブな状況に陥ったときに、冷静に物事を考えられるはずもありません。
特に「コミュニティから逸脱したかもしれない」という状況は、人間に大きなストレスを与えます。
そのストレスから逃れるために、「どうでもいいや」と思って何もしないのか、
あるいは開き直って相手のところに何の考えもなしに聞きに行くのか…
そのいずれかの行動を取ってしまうということは、多いのではないでしょうか。
名著「スマホ脳」から
以下は「スマホ脳」という本のp39からの抜粋です。
ここからも、「恐怖がいかに人間に影響するか」について書かれています。
恐怖を感じると、脳はコルチゾールとアドレナリンを放出する指令を出す。
心臓が強く早く打ち始め、筋肉に血液が送り出される。
逃げるにしても、攻撃に出るにしても、最大限に力を発揮できるようにだ。
ネガティブな感情はポジティブな感情に勝る。
人類の歴史の中で、負の可能は脅威に結びつくことが多かった。
そして脅威には即座に対処しなければならない。
(後々のページには、共同体から外れることの脅威についても書いてあります)
小学生の道徳では、どう習う?
面白いことに、似たようなケースを小学校の道徳の教科書でも取り上げていました。
少しアレンジしましたが、道徳の内容は以下のようなものでした。
ーーーここからーーー
ネコさんは、バスケが得意でみんなのあこがれです。



…その後、ネコさんが去って、教室では、ハムスターとヒヨコが話しています。




ヒヨコさんはどうしたらいいか分からなくなり、不安になりました…
ーーーここまでーーー
大人と小学生に共通すること
では、「大人の職場の例」と「小学校の道徳の例」で共通することは何でしょうか…?
それは…
自分の中で勝手にストーリーを作ってしまっていることです。
他の人の言う情報や、自分の手元にある情報だけ…を材料にして、
つじつまの合うストーリーを作り上げちゃっているんです。
職場のケースも、小学校の道徳の例も、当人は何も言ってません。
それにも関わらず、「きっと相手はこう考えている」と勝手に想像してしまっています。
そういった「勝手な想像」が、「勝手な不安」を作り出してしまいます。
(この辺りのことは、世界で100万部売れた「ファクトフルネス」の本にも書いてあります)
道徳で教えること
では、小学校の道徳のお話では…どのように対応するように教えるのでしょうか?
教科書では、ヒヨコさんはネコさんに以下のように確認します。




…ということで、道徳の話は括られていました…
「大人はそんなカンタンじゃねぇんだよ。
そしてネコさんはただのイイやつじゃねーか!」
…と思われた方もいるかもしれませんが(笑)
しかし、この「確認」という段階を踏まないことには、やはり分からないものなんです。
確認を怠ると、他の人のことを極めて断片的な情報だけで判断していることになります。
それは大変危うくお互いのためになりません。誤解だったとしたら、相手にとってもいい迷惑です。
確認するコツ(原則)
確認をするのが億劫なときはありますが、それでも確認は必要です。
よって、段階を細かく分けてみると良いでしょう。
いきなり「返事ください!」ではなく、まず「思い出してもらうこと」が大切です。
いくつかサンプルをお伝えしたいと思います。
- 「xxxの件について、今どのような感じでしょうか」
- 「xxxの件について、その後いかがですか?」
- 「xxxの件について、分からないことがあればいつでも聞いてくださいね」
このように、「相手に何かをしてほしい場合」には…
相手にアクションをすぐに求めるより、「思い出してもらう」と、相手も負担が少ないです。
ロールプレイ
ではどのような感じで切り出せばいいか…
マナコさんにロールプレイで見せてもらいましょう。




…と、こんなカンタンに相手が返してくれればラクなのですが…(笑)
ちなみに、マナブさんが言っていることがウソの可能性もあります。
しかし、それ以上はツッコまなくて構いません。
シンプルに聞いて、シンプルに受け止めるだけでOKです。
確認するコツ(例外)
一方で、相手が自分のことを悪く思っていることがそこそこ明らかな場合…
もうちょっと準備しておきましょう。
相手のところへ行く前に、大前提として押さえておきたいのは、以下3つのポイントです。
- こちらが大人な態度を崩さなければ、後で有利になるということを覚えておく。
- できるだけ2人での対話は避け、他の人も一緒に同席してもらうことが望ましい。
- 仮にどうしても一人で行かないといけない場合、必ず会話をノートに記録する。
特に相手のプライドが高く上下関係を見るような人であれば、同伴する人がいたほうがいいです。
もし一人で行くしかないときは、ノートなどを持って行って言われたことなどをキチンと書き留めておき、
その場で何を言われても記録をつけることに注力するといいでしょう。
職場にあるまじき発言があった場合には…ノートに取った記録内容を上司や人事などにメールで送って、対策を考えていくことになります。
もし外部のサービスを頼りたい…という方は、ぜひ以下もご覧くださいね。
今回のまとめ
以下の3点だけは、押さえておきましょう!
- 自分の中で勝手なストーリーを作ってしまわない
- 段階を踏む。「返事して!」じゃなく、まず思い出してもらう
- 明らかに相手に負の感情がある場合、付き添い人を探すか、記録を取る




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