「この仕事って意味あるんですか?」って部下に聞かれたら?

こんにちは!ラクです。

「この仕事って意味あるんですか?時間のムダですよね??」

…みたいに部下に言われること、ありませんでしょうか…

Tokuko (why)
Tokuko (why)
うーん、まぁそこまでハッキリ言われるのはレアやけど、雰囲気を感じることはあるなぁ
そうですよね。まぁ誰でも同じように思うことって、ありますからね…
Raku
Raku

部下にそんな風に言われたら、

カッチーン!

…と、来ますよねw

どのようにすれば中身のある言葉でうまく対応することができるのか…

今回はその辺りをお話しできればと思いまっす!

ケーススタディ

今、上司のトクコさんと、部下のマナコさんが話をしています。

Tokuko
Tokuko
来週、海外支店の支店長がウチの部署のこと知りたいって見学に来るらしいから、1時間ほどのプレゼンしてあげてくれへん?
え…なんで海外支店の人に私たちの部署を紹介する必要なんてあるんですか…それ、やる意味あるんですか?
Manako
Manako
Tokuko
Tokuko
……

この例からもなんとなく分かるように…

多くの場合は面倒だからという気持ちもありそうです。

ただ、「どーせ面倒なんでしょ」と、こちらも考えてしまうと

売り言葉に買い言葉になってしまうので、もう少し掘り下げてみましょう。

そもそも「意味ある仕事」とは?

ちょっと逆を考えてみましょう。

つまり、「絶対意味ある!」って、自分で信じて何かを成し遂げた場合です。

例えばある業務プロセスについて、パワーポイントで「まとめ」を作ったとします。

「これだけ分かりやすい資料なんだから、きっとみんな喜んで見てくれるはず!

使ってくれるはず!だから、この仕事にはきっと意味がある!」

…と思ったけれど…

実際には、誰も使ってくれない…

こういう悲しいケース、時々ありますよね。

他の人がそれに対して価値を見出してくれていなければ、

それは残念ながら「意味のある仕事」にはなりません。

一方で…

自分としてはその仕事の意味を疑問に感じているけれど、

他の人たちはそれで助かっていることがあります。

ここにこそ「需要」があり、それを満たすことこそ「意味のある仕事」と言えます!

なぜ「意味が無い」と考える?

残念ながら、会社としても最も効率の良い方法を選ぼうとするため、

そこそこ人数のいる会社では、分業になりがち…なんですよね。

Tokuko (Kirari)
Tokuko (Kirari)
確かに…大手の自動車工場で働く人たちとか、自分はある部品を専門に作っているけど、それがどう全体に関わってるか分からないとか聞くしなぁ…
そうすると、自分が「車を作っている」って意識が薄れてきちゃいますよね…
Raku
Raku

分業でやっていると「最終的な成果物」のイメージが沸きにくくなります。

さらに「今までやったことのない仕事」に対する心理的障壁が高くなります。

それが「これって意味あるの?」に繋がることがあります。

どうすればいい?

今、自分が行っている仕事が本当に意味があるのか、

そこを把握できている人は、案外少ないのかもしれません。

上司として伝えるべきことは、以下です:

私にとって意味が無いように見えても、「会社」にとってはちゃんと意味がある

 

先ほどのトクコさんとマナコさんの会話の続きをやってみましょう!

え…なんで海外支店の人に私たちの部署を紹介する必要なんてあるんですか…それ、やる意味あるんですか?
Manako
Manako
Tokuko
Tokuko
確かに現場で働いているマナコさんたちにはちょっとイメージしづらいかもな。でも実は、そこの部署とウチの部署は似たような仕事してるんよ。だから、お互いに紹介し合って、良いところを真似していかへん?って話になってるんよー
うーん…なるほど…
Manako
Manako
Tokuko
Tokuko
だから現場を良く知ってるマナコさんにお願いしたいっていうこと。忙しいとこホントごめんやねんけど、お願いできる…?
はい…分かりました
Manako
Manako

ただ、「意味があるのかどうか分からない」という気持ちを持つのは、悪いことではないです。

そこはまず一旦、部下の気持ちを受け入れてあげると良いと思います。

(トクコさんも、「現場の人たちには見えづらいかもね」と言っています)

部下の言葉を最初から否定的に捉えるのではなく、まずは自分の気持ちも落ち着けて、

丁寧に説明してみるとうまく行くことがありますよ!