「知らない」「聞いてない」と言うモラハラ上司の心情と3つの対策

こんにちは!ラクです。

「はぁ!?オレはそんな話があったこと、聞いてないんだけど!?」

…みたいに言われたこと、ありませんでしょうか…

Tokuko (why)
Tokuko (why)
うーん…あるな。他の人が言われていることも聞いたことあるなぁ…
そうですね…それは私もありますね…
Raku
Raku

 

「自分は上司なのに…知らないなんて、ありえない!」

そんな風にチクチク小言を言ってくる人や、

幅を利かせようとする人が社内にはやっぱりいるものです。

 

今回のブログでは…

「オレ(私)聞いてないんだけど!」と上司に実際に言われた場合に、どう対応すべきか…

そして、そもそもそういう状況に陥らないためにはどうすればいいか…

私が13年管理職として経験してきたことをまとめて、お伝えします!

「聞いてない」と言う上司とは?

具体的な事例を見てみましょう。

ケーススタディ
関係部署の担当者と共に、商談の方向性を話していた。しかしその話を聞いた自分の課長が「オレは聞いてない」と言ってきた

 

要は「なんで自分に相談も何も無しに、勝手に物事を進めるんだ」という苛立ちです。

おそらく以下のような傾向があるはずです。

  • 社内ではそこそこの役職。
  • 今の役職にプライドがある。
  • 上下関係を重んじている。
  • 完璧主義である。
  • 細かく部下を管理する。
  • あまり他人のことを頼らない。
  • 部下へ仕事を振るのは、お願いより「指示」。

上司の心情として、「今、部下が行っていることは越権行為である」と思っている可能性があります。

Gaaan
Gaaan
え…越権行為??
はい…少なくとも「仕事領域をしっかり区分けしたい」という心情が見えます
Raku
Raku

部下があまりに身勝手な行動を取られると、上司の領分を超えて行っているように映ります。

(少なくとも、上司自身がそう捉えている可能性があります。)

さらに、周囲に「上司の管理不行き届き」と、思われることを恐れています。

「まともな上司」の場合は?

ちなみに…

もしその上司がまともな人だった場合、どのような対応を採るのでしょうか?

例えばこんな感じになるはずです。

  • 「あ、こういった商談、自分も上司として会社への報告が必要だから、次回から事前相談してくれる?」
  • 「おぉ。どこまで話は進んでる?ちなみにxxxみたいなケースは想定した?」
  • 「この話、会計部の承認が要るかもだから、ある程度進んだらまた教えてくれる?」

これで十分ですよね。

つまり…別に「え?そんな話、私は聞いてないんだけど」というような

ザ・マウンティング・フレーズ」を敢えて使う必要が無いんですよね。

Gaaan
Gaaan
まぁ…せやな…それに対しては何の異論も無いわ‥‥
ですよね(笑)
Raku
Raku

「聞いてないんだけど」の上司の心理

「私、聞いてないんだけど」と表現を敢えて使うのは…

自分を無視するなという一種の承認欲求の表れとも言えます。

「私、聞いてないんだけど」と発言する人は…

本当は小心者で、おびえているんです。

今回のケーススタディで出てきたような、偉そうで威張っている管理職は、

「会社に認めてもらうことが、自分の存在意義である」

そんな風に感じているかもしれません。

よってそれを無視されるとなると、自分自身の存在の危機にすら感じている訳ですね…

すなわち、以下のことが言えます。

上司という立場にいながら「オレ(私)聞いてないんだけど!」と言う人は、周囲の目に怯え、悲観的に捉え、役職にしがみついているかもしれない

「聞いてない」と言われたら?

もう一度ケーススタディを見てみましょう。

ケーススタディ
関係部署の担当者と共に、商談の方向性を話していた。しかしその話を聞いた自分の課長が「オレは聞いてない」と言ってきた

 

ここでこんな風に返したら、どうなるでしょうか…

NG例:「いや、別にここまでの話の内容であれば、あなたにわざわざお話しするようなことでは無いですよね?」

 

このように返してしまうと、仮にその商談がいい感じに進んだとしても、今後この上司が障害になってしまうことが大いに考えられます。

それはやっぱり避けたいですよね。

そこで、以下のように返すようにしましょう。

OK例:「もちろんxx課長にはお話をさせていただくつもりでした。でもまだ課長にお話しできるほど話が成熟していなくて…(あるいはお手を煩わせたくなくて…など)でももし差し支えなければ、ぜひ今ご指導いただけませんか?」

 

ポイントは、事前相談していなかったことに軽く触れつつ、

あなたの指導が欲しい」という方向へ持っていくことです。

(本心では「別にアンタの指導なんかいらねーよ」と思っていても…です)

過去についての話をするのではなく、これからの話をしましょう。

そしてその「今後」の部分で、その課長がちゃんと話に入っていれば良いわけですね。

事前に打てる対策

可能であれば事前に以下のような対策を打っておくことをオススメします。

  • 早いうちから、ある程度はその人にも話を流しておく
  • その人が本当に求めているものは何かを想像する
  • 周囲の信頼のおける人に聞いて、その人に関する情報を収集しておく

 

ちなみに上司が「オレ/私、聞いてないんだけど!」と言ってきた場合…

その言い方自体は良くありませんが、実際会社と言うのは面倒なもので、上司への報告は重要です。

Tokuko (why)
Tokuko (why)
まぁ…せやな。部署を預かってる人なわけやしなぁ…
そうですね。上司が無骨な言葉を使ってきたとしても、こちらとしては筋はキチンと通すようにしましょう
Raku
Raku

「モラハラ」がひどいなら

まず、そもそも1対1で話すことを出来るだけ避けてください。

もし1対1で話す場合には、冷静に相手の言うことをメモしておきましょう。

たとえ相手の論理に粗が見つかっても、このタイミングで反抗してはいけません。

いくらあなたがどれだけ正論をかざしたところで、逆効果です。

「縦の関係」で見る上司の傾向を、逆手に取ること。

つまり1対1で戦わず、

「会社の問題」に持っていきましょう。

具体的には、上司に「勝てる人」で、かつ「それが本来の仕事」である、人事などの力を借りましょう。

手順は次の通り:

① 記録を終えたら速やかにその場を離れる。
② 信頼できるマネジメントや人事にメールを打つ

③ メール内容は「記録と事実にフォーカス」する

 

大事なのは、モラハラに対する「反抗」ではなく、「準備」。

いかに、そこにすぐに頭を切り替えられるかがカギです。

あなただけの解決法①自分を知る

実際に上司と対談するとき、すべてがうまくいくとは限りません。

むしろ、うまくいかないと思っておく方が良いでしょう。

 

そうなったとき、

結局頼れるのは自分だけです。

 

私は ミイダス という転職サイトを利用して、無料の「コンピテンシー診断」を受けました。

結果はこんな感じで1枚で見れます。

本紙には丁寧に説明文もあり、この結果から以下が分かります。

この表から読み取れることの例

  • 私はどうも人当たりとチームワークが弱いらしい。上司がピリピリするような態度を私の方で取っているかもしれない。
  • 私は問題解決力とオーガナイズ能力は強いらしい。キチンと筋道を立てれば、話し合いを有利に運べるかもしれない。

結局のところ、他人に目が行ってしまうがあまり、自分のことを知ることが疎かになっていたんです…

他人のことをあーだこーだ言う前に、まず自分のことを客観的に見ることが出来れば、意外な突破口を見出すことができます。

コンピテンシー診断の使用例13個と口コミを見ても同様に、自分のことをより知ることで自信が持てたり、逆に上司に対する今までの態度を反省するようなコメントが見受けられたりしますよ。

あなただけの解決法②心を整える

罵詈雑言を浴びた後、精神的に辛いのは当たり前のことです。

「自分が間違っているのか?」とさえ思うこともあるでしょう。

 

誰かに相談したいな…と思っても、

他の人が答えをくれるわけではありません。

 

強く、心を持つ必要があります。

 

そんなとき、オススメは認知行動療法という手法です。

【認知行動療法とは?】
個人が持つ負の思考や行動パターンが心理的な苦痛や問題を引き起こすと考え、それらの思考や行動を変えることで、感情や症状の改善を目指すこと。

 

しかし「認知行動療法」を一人で行うのは難しそうです。

 

そこで、【Awarefy】(アウェアファイ)というデジタル認知行動療法アプリのAIを利用します。

AIと会話することで、自らの思考や行動を変えることを目指します。

(こちらのアプリはGooglePlayBestOf2022 部門大賞受賞を受賞しています)

「どう感じたか」「どう対応したか」を、自然な会話で続けてくれています。

Awarefy利用による気づき

  • やはり改めて、納得がいかないことを再確認した。
  • 怒鳴られても、そもそも人で改善できる問題では無い。
  • 人前で怒られたことが、やっぱり心に重く残っていた。

AIではなく「自分で答えを出している」状態になり、自信に繋がります。

「上司に相談しづらい」「部下への対応が分からない」「顧客対応が辛い」など、

よくある職場の悩みについても、》AIとの会話例と口コミを見ると、丁寧な対応であることが分かります。

あまりにひどいケース

上司の横暴があまりにひどい場合、少しリスクがありますが「秘密録音」という手があります。


しかし、使い方には十分注意してください。

秘密録音そのものが犯罪になるわけではありませんが、その前後の行為が犯罪にあたることになります。

例えば他人の部屋に侵入したり、盗聴によって脅したり、他人の監視をしたりなどです。

そうでなくてもプライバシー侵害のリスクが高まるため、慎重になる必要があります。

必要であれば、弁護士の無料相談などを利用してみるといいでしょう。

ちなみに厚生労働省が掲げる「パワーハラスメントの定義」についての資料の中では、以下のように紹介されています。

パワーハラスメントの概念
①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

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