なぜ、オンライン会議では顔を見せるべきなのか?

こんにちは!ラクです。

「なんかオンラインで顔を見せて話すの、嫌だな…」

…と思うこと、ありませんでしょうか…?

Tokuko (why)
Tokuko (why)
うーん…せやなぁ…あたしは顔を見せて話すのはあまり好きではないかな…
そうですね。なんだか自分の顔が映っているのも、あまり気持ちいいものではありませんよね…
Raku
Raku

普段、誰かと会って話をするときに、自分の顔は見ません。

しかしオンライン会議になると、自分の顔もスクリーンに投影されます。

こうなると、相手の顔より自分の顔の方が気になります。

「こんなこと気にするくらいなら、もう自分の顔を見せるのを止めよう」

…って思うようになってきますよね。

 

しかし、顔を見せることには実は想像以上に大きなメリットがあります

あなたの評価のみならず、社内政治上での効果も大きいです。

リモートワークの怖い罠

このブログのテーマにあるように、会社はアナタに僕にも興味がありません。

しかし…だからといってこちらからアピールもしなくていいかというと…そうではありません。

 

オンライン会議のおかげで、とても効率的に会議が行われるようになりました。

しかし、コミュニケーションの頻度という点からは下がっています。

「オンライン会議の設定が行われない限り、話す必要が無い」…そんな風潮すらありますよね。

また、オンライン会議の設定が行われても、みんな開始時間キッカリから参加してきます。

開始前に雑談なども全く行わず、すぐに本題に入ることも多いです。

こういったコミュニケーション量の低下は、以下のような誤解を招く危険があります。

 

「あいつはちゃんと仕事しているのか?」

「普段いったい何やっているんだろう」

「どれくらい仕事をこなしてくれているのか、見えない」

 

そんな風に上司など上層部に思われてしまうと、あなたの立場が危うくなってしまいますよね。

この状況が続いてしまうと、知らず知らずのうちに自分の評価が下がってしまうということも起こり得ます。

アピールする者が有利?

面白い研究結果があって、スタンフォード大学がビジネススクールの卒業生を20年間調査したところ、

成功者のほとんどが典型的な外交的な人間だったようです。

(エリック・バーガー著「残酷すぎる成功法則」飛鳥新社p176より)

外交的であるということはメリットがあるということですね。

 

では、頑張って「自己アピール」をすることが望ましいのでしょうか…?

ちょっと極端な例を出してみますね。

部下「今日はものすごく大変でした。お客さんからxxxの件でクレームが来て…ボク、それで残業を夜の10時までして、超頑張ったんです。」

 

Tokuko (why)
Tokuko (why)
うーーーーーーん……
まぁ、「頑張りましたアピール」ばかりされるのも、困りますよね…
Raku
Raku

もちろん「事実レベル」で「業績に貢献できた」ということであれば、それはちゃんと上司に伝えるべきです。

しかし、「何でもかんでもアピールすればいい」ということでは無さそうですよね。

 

さらに言えば、ちゃんとした実績があればそれはアピールすべきことですが、

現実問題として、毎日毎日何かが達成できるわけではありません。

よって、毎日実績をアピールできるわけではありませんよね。

 

しかし…「何かが達成できない限り、アピールができない

そんな風に考えてしまうと、結局アピールが難しくなり、じわじわ評価が下がっていくことになります。

顔を見せること

ここで興味深い研究結果があります。

それは「人間の上機嫌と認知容易性は、人間にとって安全性や親密性の評価基準となる」ことです。

Gaaan
Gaaan
??な、なんか突然難しい話になってない??
ちょっと説明しますね
Raku
Raku

このことは、ダニエル・カーネマンという心理学者ながらノーベル経済学賞を受賞した人の本にあります。

(ダニエル・カーネマン著「ファスト&スロー」は早川書房p134 – p136より)

 

つまり、機嫌が良くてその機嫌の良さが分かりやすい人というのは…

相手に好印象を与える…ということですね

 

よって…

別に毎日成果を出さなくても…

毎日アピールをしようと頑張らなくとも…

変に上司に媚び売らなくとも…

オンライン会議でニコニコ顔を見せること

たったこれだけのことが、相手に強い心象を、しかも容易に与えることが推測できます。

なぜなら、自分のニコニコした顔をスクリーンに投影させて相手に見せることが、

「上機嫌と認知容易性」の2つを同時に満たすことになるからです。

これが相手にとっては、「あなたは安全な人」であることを保証してくれて、親密性が高まります。

 

他の例としては…相手の話を聞きながら、ウンウン頷く姿を相手に見せることは、

言葉で同調を示すよりも、よっぽど好印象を与えます。

また、視覚が与える影響はやはり大きいことが分かったと思いますので、

オンライン会議でも服装には気をつけましょう。

自分の顔を画面に出すことは抵抗があるかもしれませんが、

こんな時代でコミュニケ―ションが不足しているからこそ、逆を行くと効果があります。

おまけ・・

カーネマンの本の中では、彼の同僚のトドロフの研究についても書かれています。

それは「どの程度支配能力を持っていて、どの程度信頼できるのか」…それについても、人は他人の顔の造作を見て「直観的な判断を下しやすい」ということです。

 

もちろんその判断が「合っている」というわけではありません。

むしろ「支配能力や信頼」と「顔の造作」…この2つに因果関係など無いと言っていいでしょう。

 

しかし驚くべきことに、このことは政治の投票行動にも影響を与えることが分かっています。

選挙活動中に回る「政治家の顔の写真」が、政治家自身の「能力の評価」に何故か繋がっており、

それが当落への影響にまで繋がっているようです。

Tokuko (shock)
Tokuko (shock)
か…顔が良ければ成功するってこと??
必ずしもそう言うことではありません。トドロフというプリンストン大学の教授いわく「がっしりとした顎と自信あふれる微笑の組み合わせができる男の雰囲気を醸し出す」とか…
Raku
Raku

別に整形をオススメしているわけではありません(笑)

しかしそれだけ、世の中では「顔の威力」が影響しているってことですね!



 


今回はここまでです!

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