シンプルに部下を動かす戦略①2つの欲
こんにちは!ラクです。
「どうやったらもっと部下をラクに管理できるんだろう…正直、面倒くさい…」
…って、思いませんか?(笑)




部下の話をたくさん聞いてあげていたり、
部下のために気遣って仕事を割り振ってあげたりしても、
それだけでは部下をうまく管理できない。
何とか部下をラクに管理できないか?
今回はそこを追求した話です!
こんなケース、どうする?
「面倒くさい」と思っている態度が露骨に出ている部下、時々いますよね。
どのように声をかけようとも、結局面倒くさいものは面倒くさいんです。
(A) 甘えてる部下は、徹底的に叩きのめす!
(B) 結局自分がやるハメになってることが多い…(涙)
「誰かにやる気になってもらう」ことは、結構難しいです。
他人から「もっとやる気を出してください!」って言われて、やる気が出たことないですよね?(笑)
ではどういうときに、人は動くのでしょうか。
ちょっとその観点から考えていってみましょう。
そもそも、人が動くときって?
人が快く動いてくれるときというのは、それがトクかどうかがカギです。
逆に「動かないことがソン」であれば、「動いた方がトク」な場合もあります。
いったん、この2つのシナリオをまとめます。
① やった方がトク(だから、動く)
② やらないでいると、ソン(だから、動く)
結論から言えば、実は②の方が人が動く可能性が高いです。
つまり、損を避けるために動くということですね。
このことを、心理学では「プロスペクト理論」と言います。
単純に言えば、人はトクを求めるよりも、ソンを回避する気持ちの方が強い…という考え方です。
これ、株やFXをしている人は良く分かると思います。
(損が出る前に、すぐに利益確定したい…という気持ちですね)




「動かないことが、ソン」であることをチラつかせ、部下に動いてもらうことは可能です。
しかしコレは、相手に無理やり動いてもらっている状態です。
たとえば「この資料集めやっておかないと、会議で苦労しますよ」と言われても、
その場ではイヤイヤ対応しますが…心労は溜まりますよね…
「やりたくないけど、やらないといけない」という状況は、人を疲れさせます。
その疲れがだんだん溜まってくると、自分で何かをしようという気持ちが薄くなり、
受け身な状態を作り出すことになり、上司や会社からの指示が無ければ動かなくなります。
いわゆる「指示待ち人間」の出来上がりですね。
この状態になることは、やっぱりできるだけ避けたい…
無理にその人を動かすのではなく、自分から動いてもらう状態が望ましいですよね。
そこで… 最も効率的な方法があります。
それは…
欲を知ること
…です!




欲というのは非常に強い感情。
お金が欲しい、健康になりたい、モテたい、権力を持ちたい、楽したい…
必ずそういった欲はあります。
しかし、仮に部下が「モテたい」という欲を持っていたとしても、
それを上司が満たしてあげるのは無理な話です(笑)
また、「給料もっと欲しい」という欲も、
上司だけの決断で叶えてあげられるものではありません。
そこで注目するべきは、その部下が持つ「働くことに関する欲求」です。
当ブログでは、その欲求を便宜的に「部下欲(ぶかよく)」と呼ぶことにします。
ちなみに、部下欲は大きく分けると2つだけ。
1つずつ見ていきましょう!
1つ目の欲
「会社」というものは…部署があり、チームがあり、上司がいて、同僚がいて…
自分以外の人たちがいて一緒に働いていますよね。
場合によっては何百人、何千人、何万人という人がいます。
会社という共同体自体は、従業員一人一人が何とかできるものではありません。
そこに就職した以上、他者と関わることが求められます。
「○○さんの昨年の成績って、あまり良くないね」という上司、
「○○さんってさすが良く気が利くね!」という他部署の人、
「○○さんって…ちょっと微妙…」という部下の間でのウワサ(笑)
よって、「他者にどう思われたいか」「他者とどう関わりたいか」という
他者への欲求は必ず出てきます。
これが1つめの部下欲。
これを当ブログでは、部下の「関係欲」と呼ぶことにします。




では…2つ目の欲について見ていきましょう
2つ目の欲
もう1つの欲は、他の人が自分をどう見るか…ではなく、
「自分がどのように仕事をするのが心地良いか」
…です。
例えば同じ営業部の人間でも、Excelが得意であればデータ処理をしてから顧客訪問することを好むでしょうし、
人と話すことが好きなのであれば、まず顧客と電話で話すといったことを好むでしょう。
仕事の取り組み方というのは、従業員一人一人の個性が色濃く反映されます。
自分が働きたいように働きたい。そういう働き方ができる環境が欲しい…
そんな「職場環境への欲」が必ず出てきます。
これが2つ目の部下欲。
これを当ブログでは、部下の「環境欲」と呼ぶことにします。
一部例を挙げるとこんな感じです。




ここまでの振り返り
これまで、2つの部下欲についてお話ししてきました。
ちょっとカンタンにおさらいしておきましょう。
① 関係欲 … 他者にどう思われたいか、他者とどう関わりたいかなど、他人への欲
② 環境欲 … 自分はどういう風に働きたいか、どのように働くのが心地良い環境かなど、自己環境への欲
では次のブログでは、部下欲を知ることの重要性について見ていきます!
今回はここまでです!
「仕事でラクしてトクしたいよね」…ってコンセプトでブログやってます。
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