オンライン会話が楽しくない理由と解決策

こんにちは!ラクです。

「なんかリモートワークになってきて、電話や画面越しに話すだけだと…ギクシャクするなぁ…」

…そんな風に思うことはありませんでしょうか。

Tokuko (why)
Tokuko (why)
うーん…あるな。そもそも会話って、別にリモートじゃなくても難しいところはあったけど…
リモートだと表情が見づらいので、相手の情報が限られるんですよね
Raku
Raku

ここでやはり思うのは、「みんな、会話って苦手なんだなぁ」ということ。

まぁだからこそ、会話本とかずっと似たようなものが売れ続けるんでしょうけどね。

 

今回はどちらかというと、「うまく話せるようになる方法」というより、

こういうスタンスで話すとお互いラクになりますよ的なものをお話しします。

 

聞くが7割、話すが3割はホントか?

既に世間もリモートワークが浸透してかなりの年月が経ちますが、

「この人との会話、楽しい!」と、画面越しに思ったことありますか?

会話についていえば、よく「聞くが7割、話すが3割」などと言ったりします。

でもそれ、ホントにお互い実践しちゃったら、どうなりますか?

ちょっと一回ロールプレイやってみましょうか。

 

Gentle old lady
Gentle old lady
………?えーっと、こんにちは?
……あ、はい、こんにち…は…?
Gentle old guy
Gentle old guy

…みたいなことになってしまいますよね。

Gaaan
Gaaan
なんでお互いに「こんにちは」が疑問形やねん!
お互いに気遣いすぎちゃって、「どう会話を進めたらいいか分かんなくなってる」のをイメージしました(笑)
Raku
Raku

 

なぜ「聞くが7割、話すが3割」というコトバが浸透し、流行っているのか…

ちなみに「コーチング」など部下への指導に関して言うと、「部下の話を聞け」は今の主流です。

これは別に日本に限った話ではありません。欧米でもその傾向があります。

 

これ、思うに…

「私の話を聞いて欲しい」と思っていた人たちが、

相手があまり聞いてくれていないことに悩んだ」のでは。

 

…で、そういう人たちが…

大発見をしたわけです。

 

あ、そうか、相手も話したかったんだ!

…ということに…

Gaaan
Gaaan
えーー!これ、ホンマ???テキトーなこと言ったらアカンで!
もっと正確に言うと、「自分の話を聞いてほしい」って人が多いってことですね。
Raku
Raku

つまり、皮肉にも「聞くが7割」ということで学びを得るのは、

そもそもが「自分の話を聞いて欲しい」と思っている人たちです。

 

特に「会社の上司」なんて…

「部下は自分の話を聞いてくれるもの」って思ってますよね。

ちなみにこれも日本だけの習慣じゃありません。海外も同じです。

 

みんな、内心思っていることは…

自分の話をしたい… でも相手は興味を持って聞いてくれない…

これはなんでだろう… あ、そうか、相手も話したいんだな。

じゃあちょっと聞いてやるか。で、その後で自分が話せるんだよな

…です。

そして、実際自分のターンになると、相手の3倍以上話す

 

なので、正しくは…

聞くが7割、話すが3割、その後でもう一度自分が話すが10割

…といったところでしょうか。

話を聞いて欲しいけど…

ここまでの話のように「自分の話を聞いて欲しい」からこそ、「聞くが7割」を実践するわけですね。

しかしリモートで「聞くが7割」をやっていると、先ほどのように挨拶の時点でおかしなことになります。

 

何よりも「リモートで相手にひたすら話をさせる」というのは、

相手も自分の表情が見えていない状態の中で話をさせています。

こんな状態では、あまりに自分だけで話していても不安になります。

 

…「じゃあビデオで顔を移せばいいのでは?」という意見もあると思います。

でも仮に画面で顔が見えていたとしても…やはりどこか不自然な気はしませんか?

 

聞く側にしても、「ちゃんと聞いている様子が相手に分かるよう」に、

ひたすら頷いて見せたりするわけです。

 

これこそ不自然です…し、実はその不自然さ、相手に伝わっています。

なぜなら自分も相手に同じことをしているときに、不自然さを感じながら頷いてるので。

会話は、うまくいくもの?

そもそも…

会話なんて、うまくいかないもの

…です。

 

「ここまで来て、なんやねん!」と思うかもしれません。

Tokuko (shock)
Tokuko (shock)
ホンマやで!ここまで来て、何やねん!
ツッコミありがとうございます
Raku
Raku

 

それはなぜか。

それは、相手がいることだから、です。

 

Tokuko (question)
Tokuko (question)
ん…?どういうこと??
そもそも皆さん、「自分がどう話すか」ばかり考えすぎなんです
Raku
Raku

 

あなたが「自分との会話は楽しいと思ってもらいたい」としても、

相手が何を考えているかなんて、全く分かりません。

リモートワークになり、相手の顔が直接は見えないので、なおさら。

 

で、ここでひとつ相手のことで絶対に分かることがあります。

 

それは、相手も、自分が何を考えているか分からない…ということ。

リモートワークになり、自分の顔が直接は見えないので、なおさら。

 

だからリモートでの電話会議などで、これまで以上に大切なことは、

「自分は会話を楽しんでいます」という雰囲気を相手に見せることです。

それだけで相手は、「あなたとの会話、楽しい!」と感じてくれるようになります。

 

具体的には?

まず…

オンラインでやる以上、あまりたくさん話さない方がいいです。

ただし、「それ、ウケるー」とか、「マジでー」とか、「おもしろーい」とか、

そんなつまらない相槌は止めましょう。マジでー。

 

会話は始めてしまった以上、「会話を転がす」責任が双方に生まれます。

これは本当に誰か国会に法案を提出して、法定化すればいいとすら思います。

ただしツッコみを入れるのは大変高度な技であるのと同時に、関西人の特権です。

お互いが関西人でない以上、超攻撃的に捉えられる可能性があるので避けた方が無難です。

どうしても使いたい場合、山に向かって吠える感じで「なんでやねーーん」と言いましょう。

 

で、ボケることが出来ればいいのですが、ボケもボケで注意が必要です。

しかしボケの方がまだバラエティがありますが、オススメは「会話を少しだけズラす」方法です。

 

ツッコミもボケも含めた、ロールプレイをちょっとやってみましょう。

Nice man
Nice man
こんにちは。今日の会議は長かったですね。疲れませんでしたか?
あ、はい。疲れませんでした。ちょっと疲労しただけです。
Manako
Manako
Nice man
Nice man
疲れてるじゃないですか(笑)

この2人の会話には、実はこんな超高度な技が3つ盛り込まれています。

● それぞれの話す長さが、短く終わっている。

●「疲れてない」と言っておきながら、「疲弊」といい、相手がツッコめるスキを作る。(表現を「ズラす」)

● ツッコミが強すぎず、程よいこと(相手の言ったことを繰り返す「オウム返し」)

 

相手が「疲れた」といって「疲れてるじゃないですか」という「オウム返し」は、便利です。

何せ相手が言ったことそのままなので、ある意味「事実」なので。

このように「オウム返し」は、「便利なツッコミ」として使用すべきであって、

間違ってもコーチングなどで使用してはいけません。

 

部下が「困ってるんです」と言って、「あぁ困ってるんですね」と答えたところで、

部下は「こんな上司なら、オウムの方がマシだわ」と思うからです。

 

長くなってきましたので、今回はこの辺で…

まとめ
「会話を楽しもう」って、まず自分が思うこと。そうすれば、相手も楽しくなる。

 




今回はここまでです!

ご覧いただき、ありがとうございました!