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40代の働き方と生き方、そして中間管理職のストレスに向き合う
ラクとトクコのいる職場
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  2. ~エピソード16~良かったってことに

~エピソード16~良かったってことに

(夜、トクコの部屋)

トクコ:「ふぅ、ただいまぁ…」

はーちゃん:「おかえり〜。

…遅かったね」

 

トクコ:「うん…

ちょっと

ケンジ君と話し込んでしまって

ふへぇ…

 

もうクタクタ…」

 

はーちゃん:「ケンジ君って…

新人の?」

 

トクコ:「そうそう。

 

…なんか、残業してたら、

向こうも残ってて」

 

はーちゃん:「ふーん…

…で、どうだった?」

 

トクコ:「……うーん。

どう、やろな」

 

はーちゃん:「なんだ、

その微妙な感じは💦」

 

トクコ:「いや、

微妙…っていうか、

 

…うまくいったのかどうか、

 

自分でよく分からんくて」

はーちゃん:「…ちゃんと話せたの?」

 

トクコ:「うん、話せた。

 

朝は、なんか心を…

閉じさせてしまってたんやけど。

 

夜は、ちょっとだけ、

ちゃんと

しゃべってもらえた気がする」

 

はーちゃん:「…それ、

十分じゃない?」

トクコ:「…

…そう、かな」

 

はーちゃん:「十分じゃないの?」

 

トクコ:「…うーん。

 

なんか、もっと、

うまくやれたんかなって

…思ってしまう」

 

(沈黙)

 

はーちゃん:「トクコ」

 

トクコ:「うん?」

 

はーちゃん:「…それ、

毎回言ってるよね」

 

トクコ:「…え?」

 

はーちゃん:「『もっとうまくやれたかも』って。

 

サトミさんのときも言ってた。

 

リーダーやるって決めた日も言ってた。

 

…毎回言ってるよ」

 

トクコ:「……

…そっか。

 

毎回、言ってるか」

 

はーちゃん:「うん」

 

 

トクコ:「…はーちゃんさ」

 

はーちゃん:「うん?」

 

トクコ:「私、ケンジ君に、

『ただそこにいることも大事』って

言ったんよ」

 

はーちゃん:「うん」

 

トクコ:「…自分で言いながら、

なんかちょっと、

恥ずかしくなってきた」

 

はーちゃん:「なんで?」

 

トクコ:「だって、

私、自分のことはそれ、

できてないやん。

 

ちゃんとそこにいられてるか、

 

毎回ぐるぐるしてる」

 

はーちゃん:「……」

 

(しばらく、沈黙)

 

はーちゃん:「…ねえ、トクコ」

 

トクコ:「うん」

 

はーちゃん:「今、私、

ここにいるよ」

トクコ:「…うん、おるよ。

見えてるよ」

 

はーちゃん:「私、今、

ここにいる。

 

それだけで…

 

トクコのこと、助けてる?」

 

トクコ:「あ、

……うん。

 

ほんまや。

助かってる」

 

はーちゃん:「そっか。

 

…じゃあ、

トクコも、今日、

ちゃんとそこに

いたんじゃないの?」

トクコ:「…なぁ

はーちゃん。

  

ちょっと今日、

賢くない?」

 

はーちゃん:「失礼な。

いつも賢いよ?」

 

トクコ:「いや、いつもは

『紅茶入れてこようか?』とか

言い出すやん」

 

はーちゃん:「いや、

植物やから。

それはできません。

 

何度言わすんですか」

 

トクコ:「っははは」

 

 

トクコ:「…あ、

なぁなぁ。

 

この前言ってた『ラク』って子、

なんか…

 

ホントは大人らしいで。」

 

はーちゃん:「…は?

どういうこと?」

 

トクコ:「明らかに

子供の姿なんやけど…

なんか事情があるみたい。

 

どうやら3年前まで、

私の前任者やった…

 

というより、

彼が子供の姿になったから、

私がリーダーに

選ばれたみたい…」

はーちゃん:「なんか…

色々ナゾが多い職場だねぇ…

 

また今度、

詳しく聞けるかな…」

 

トクコ:「…そうやな」

 

はーちゃん:「…ねえ、トクコ」

 

トクコ:「うん?」

 

はーちゃん:「葉っぱ、

また少し増えた気がしない?」

 

トクコ:「……あ、ほんまや。

こっちの方、ちょっと伸びてる」

はーちゃん:「えぇ!!ほんとに!?

そ、そうかなぁ…(照)」

 

トクコ:「よかったやん。

元気な証拠やで」

 

はーちゃん:「…そういえばさ、

トクコも、最近ちょっと

顔が変わった気がするよ」

 

トクコ:「え?

どっちに」

 

はーちゃん:「…どっちって聞く?」

 

トクコ:「いや、一応、確認」

 

はーちゃん:「いい方向に、だよ。

なんか…少し、
やわらかくなった」

 

トクコ:「…そっかな」

 

はーちゃん:「うん」

 

(トクコ:…

…そうなら、ええけどな。)

 

トクコ:「…まぁ、

明日もまた、

いろいろあるやろけど」

 

はーちゃん:「あるだろね」

 

トクコ:「…でも、まぁ、

とりあえず今日は、

よかったことにしとく」

 

はーちゃん:「うん。それでいい」

 

トクコ:「…あ、

このまま寝たらあかん。

 

…そろそろ風呂入って寝よか。 

 

電気、消しとくな。

おやすみ、はーちゃん」

 

はーちゃん:「おやすみ〜」

 

次回について

ここまでご覧いただき、ありがとうございます!

続きは現在執筆中です!

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第一話は、以下から!

~エピソード 0~ – ラクとトクコのいる職場 (managerbeginner.com)

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シーン別 – ラクとトクコのいる職場 (managerbeginner.com) 

参考文献について

なお、この「ラクとトクコの職場(ストーリー編)における「トクコの能力」は…

FBI、CIA、スコットランドヤード、アメリカ陸海軍、ナショナルガード、シークレットサービスなど、名だたる機関に対して行われた「エイミー・E・ハーマン」さんの「知覚の技法」を基に作っています。

つまり、実在する技法です。

しかし、もちろん本ストーリーに合うため、少し大げさにしています(笑)

まだまだ序の口なので、これからどんどん「実生活に活かせるような形」でご紹介できればと思います。

本書では、アートを教材として情報収集能力、思考力、判断力、伝達力、質問力などを鍛えるコツが記載されています。

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