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40代・50代が会社でもう少し楽に生きるために
ラクとトクコのいる職場~40代からの職場サバイバル~
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  2. ~エピソード18~自分の答えを探しているだけ

~エピソード18~自分の答えを探しているだけ

(午後のオフィス。

 自然にツトムの方へ目がいく)

 

ツトム:「ユカさん、

   来週の件、確認しましたか?」

 

ユカ:「あ、まだ少し…」

ツトム:「あ、今日中でいいので。

   確認できたら教えてください」

 

ユカ:「はい」

 

(トクコ:…また速い。

  次。

  次。

  次。

  止まらへんな…)

 

(少し経って…)

 

ケンジ:「ツトムさん、

     さっきの集計なんですが、

     少し数字が

    おかしいところがあって…

     確認していただけますか?」

 

ツトム:「どこ?」

 

ケンジ:「この行なんですが…」

 

ツトム:「…あ、ここか。

     分かった、直しておく。

     ありがとう」

 

ケンジ:「あ、でも、

     もし原因が分かれば…」

 

ツトム:「大丈夫、自分で確認する。

     ケンジくんは

     次の作業進めといて」

 

ケンジ:「…は、はい」

 

(トクコ:…

  あ。

  ケンジ君、何か言いかけて、

  止めた。

  聞いてもらえなかった、

  というより…

  聞く間が無かったな…

 

  ツトムさんは、悪気がない。

  むしろ、引き取ってあげてる、

  

  でも…)

(夕方。  

席を立ったトクコが、

給湯室へ向かう途中…

 

給湯室の中から、

声が聞こえてくる)

 

ツトム:「…はい。

     はい、はい。

     分かりました。

 

     確認します。

 

     はい。

     失礼します」

 

(ぶつっ、と電話が切れる音)

 

(トクコ:…あ、ツトムさん)

  

(ツトムが、

  一人でカップを持ったまま、

  動きを止めている。)

 

(トクコ:…あれ。  

     さっきまでと、  

     様子が全然ちがう)

  

 

ツトム:「あ、トクコさん。

     お茶ですか?」

 

トクコ:「あ、は、はい。

     ちょっと…」

 

ツトム:「どうぞ、使ってください。

     自分はもう戻るんで」

 

(ツトム、さっさと給湯室を出ていく。)

 

(トクコ:…行ってしまった。

  聞けなかったなぁ…

 

  あ…いや…

  今はまだ

  聞くタイミングじゃない、かも。

 

  

(夜、トクコの部屋)

トクコ:「ただいまぁ」 

 

はーちゃん:「おかえり~。

       今日はどうだった?」

 

トクコ:「うーん。

     なんか、

   引っかかってることがあって」

はーちゃん:「引っかかること?」

 

トクコ:「職場に、

   すごく速く動く人がいてな。

   ツトムさんっていうんやけど」

 

はーちゃん:「ふーん…

   でも、速く動くのは、

   別に悪いことじゃないでしょ?」

トクコ:「そうやねん。

     悪いことじゃない。

     むしろ、頼りになる感じで。

 

     でも…

     なんか、

     引っかかるねんなぁ」

 

はーちゃん:「何が引っかかるの?」

 

トクコ:「それが、

     うまく言えへんねん…

 

   今日ラクくんに、

   引っかかったまま持っておいて、

   って言われたけど」

はーちゃん:「引っかかったまま…?」

 

トクコ:「うん。

     そしたら目が変わるって。

 

     …なんか、分かるようで

     分からんような」

 

はーちゃん:「…うーん…

       なんだろね。

       

       実際に今日、

       何か見えた?」

 

トクコ:「…ちょっとだけ。

 

     夕方に、

     給湯室でな。

 

   ツトムさん、

   一人のときは、

   随分普段と様子が違うなぁって。」

 

はーちゃん:「…様子が違う?」

 

トクコ:「うん。

     すぐ元に戻ったけど。

 

 でも、

 あの顔は、

 いつものツトムさんじゃなかった」

 

 

はーちゃん:「…それ、

    大事なもの見た気がするね」

 

トクコ:「…そう、かな。

     でもまだ全然、

     分からんけど」

 

はーちゃん:

  「分からなくていいんじゃない?

  今日は」

 

トクコ:「…今日は、

     引っかかったまま、

     寝よか(笑)」

 

はーちゃん:「…気持ち悪い?(笑)」

 

トクコ:「んにゃ。大丈夫。ありがと」

 

(その頃。  

オフィスにて)

 

バウ:「…トクコ、

    今日はどうだった?」

 

ラク:「…いい引っかかり方を、

    してたよ」

 

バウ:「引っかかり方が、いい?」

 

ラク:「何かを見つけようとして

    引っかかるんじゃなくて、

 

    見ていたら、

    自然に引っかかった。

    …その順番が大事だね」

 

バウ:「ふっ。

    ずいぶん細かいな」

 

ラク:「細かくないよ。

 前者は、

 自分の答えを探してるだけ。

 後者は、

 相手を見てる」

 

 

バウ:「…細けぇじゃねぇか💦

 

    …お前は、

    ツトムのことを

    どう見てる?」

 

ラク:「……

    トクコさんが、

    自分で気づいていく方がいい。

 

    僕が先に言ってしまったら、

    トクコさんの目が

    僕の言葉を追いかけてしまう」

 

バウ:「…随分、

    気をつけるようになったな」

 

ラク:「……昔は、

    気をつけていなかったからね」

 

バウ:「……これ、飲んでいいか?」

ラク:「……

    話、ちゃんと聞いてました?」

 

次回について

ここまでご覧いただき、ありがとうございます!

続きは現在執筆中です!

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ラク(@Raku40719883) / X (twitter.com)

第一話は、以下から!

~エピソード 0~ – ラクとトクコのいる職場 (managerbeginner.com)

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シーン別 – ラクとトクコのいる職場 (managerbeginner.com) 

参考文献について

なお、この「ラクとトクコの職場(ストーリー編)における「トクコの能力」は…

FBI、CIA、スコットランドヤード、アメリカ陸海軍、ナショナルガード、シークレットサービスなど、名だたる機関に対して行われた「エイミー・E・ハーマン」さんの「知覚の技法」を基に作っています。

つまり、実在する技法です。

しかし、もちろん本ストーリーに合うため、少し大げさにしています(笑)

まだまだ序の口なので、これからどんどん「実生活に活かせるような形」でご紹介できればと思います。

本書では、アートを教材として情報収集能力、思考力、判断力、伝達力、質問力などを鍛えるコツが記載されています。

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