「失敗は成功の基」より「成功する失敗のコツ」を知ってトクする!
こんにちは!ラクです。
『失敗は成功の基!』…
…なんていうけど…
それってウソでしょッ!?
…と思うこと、ありませんでしょうか…?




「失敗してもいいよ!」と言われても…
実際「正しく失敗する」のは難しいものです。
「成功するまで失敗し続ければ、失敗じゃなくなる」とも言いますが…
ビジネスの世界には、そんなに何度も失敗するわけにもいきません。
そこで今回は…成功の基になる「失敗」の方法…を、ご紹介!
大まかなプロセスとしては以下です。
② 広がりを捉えたうえで準備をする
③ いざ実行して失敗したら、レビューする
全く何もやらなくて失敗するのは…完全にアウトです。
であれば…
最初せめてまぁこれくらいやっておく…
そんな「最低限のアプローチ」についてお話します!
失敗の2大原因
人が「失敗」する多くの原因は…
まず①「自分の主張や考え」に固執してしまうこと。
「この問題、自分はこう対応すればいいと思う!」
…という観点に縛られがちになるんですよね。
特に時間も余裕もない中では、この傾向が顕著になってしまいます…
特に職場で「やってしまった!」と思う失敗は、特に「自分の主張や考え方に固執した場合」が多いです。
次に…
2つ目の失敗原因は、②「準備不足」
完全に準備をすっ飛ばして本番に臨んだり、話し合いを進めてしまったり。
せっかく良いアイディアがあっても、「準備がゼロ」だと勿体ない結果になります。
失敗回避ツリー
このように…
①「自分の考えに固執してしまう」… そして②「準備不足」…
この2つを一気に、5分程度でパパっと「最低限防ぐ」方法があります。






まず、「自分以外の誰かが思うだろうこと」を考えてみることです。
他人がどう考えるかを考えるのって、とても面倒なんですよね。
それでも…最低限想像してみることは、とても大切です。
ゲームで例えるのなら、チェスや囲碁、将棋などもとても良い例でしょう。
他の人の思考を読むことが、視野の広がりを生みます。
そして…
最後に、自分でも他人でもない、全く違う観点からの考え方についても検討します。
それは「ルール・業界・法律・文化・慣習」など。
「自分」でも「他人」でもなく、より大きな枠組みにあるものです。
これらをまとめると、以下のようになります。
そして「自分が思うこと」と、「誰かが思うだろうこと」を3つずつ挙げていきます。
それぞれ3つずつのポイントが、以下のように関連することであることが望ましいです。
これを「失敗回避ツリー」と呼ぶことにします。
具体例①
「テストの点が伸びない」ということで悩んでいるとします。
更なる失敗を回避したいのであれば…次に赤点を取らないのが、失敗を避けることです。
先ほどの失敗回避ツリーを埋めていくと、以下のようになります。




「誰かが思うだろうこと」については、自分で考えてもいいですし、実際に聞いてみても構いません。
「ポイント」はこのように3点だけに絞るようにしましょう。
そうしないと考えることに時間を使い過ぎてしまい、今度は逆に行動が取りづらくなるからです。
このように「あの人たちはどう考えるだろう」というように少し視点をずらすだけで、意外な発見があります。
今まで自分で気付かなかった、より広い範囲での視野を捉えることができます。
具体例②
この失敗回避ツリーは、仕事のうえでも役立ちます。
以下の例では、「顧客側の支払いが滞納している(よって回収に失敗したくない)」というケースです。




このような場合、ほぼ「自分が思うこと」と「誰かが思うこと」が対立しています。
失敗を未然に防ぐという観点から考えると、この争点こそが事前準備をしておきたいポイントです。
争点整理には、橋下徹さんの書かれた「交渉力」の内容がとても役に立ちます。
良かったら参考にしてくださいね。
また、特にこのようにバチバチが発生している場合には、「その他の観点」も考えてみましょう。
ここでは法律の観点を上げていますが、要は「お互いに思うこと以上に従わなくてはならない何か」が、
その場を変えてくれることがあります。ここも「失敗を未然に防ぐ」ために捉えておきたい「第三の観点」です。
レビューする
例えば先ほどの「テストで赤点を避ける」というケース…
以下「友人や親が思うこと」を洗い出し、これらを実行しても失敗してしまったとします。
その場合、少なくともこれら3つは有効な手段ではないということが分かります。
そして実際…成功までの道のりとは、この繰り返し…
つまり、「広がりを捉え、準備を行って実行し、それをレビューする」というプロセスの繰り返しです。
科学の世界でも、基本的には「仮説の検証」の繰り返しです。
どのように「仮説」を決めるかが優秀な科学者かそうでないかを決めるようですが、
当然その仮説も独りよがりなものではダメで、「視野の広さ」がカギでしょう。
まとめ
「失敗は成功のもと」とは、単純に「失敗すればいい」というわけではありません。
このように…
広がりを前以てある程度抑え、
事前準備を行ったうえでの失敗は、
その後のレビューによって、
「成功につながる失敗」になります。
何事もやっぱり最初のステップが一番大変で、面倒なものです。
よって、ぜひ失敗回避ツリーを5分だけ使って作り、実行に移してくださいね!
② 広がりを捉えたうえで準備をする
③ いざ実行して失敗したら、レビューする



