「月末に2日間の来客があるので、皆さんでランチとコーヒーの手配を考えていただけますか?」
――こんなメールが上司から送られてきたら、あなたはどう反応しますか?

「皆さん」で…とは?



このメール、4人宛てに送られてきたんですよね



「考えて」…って言われてもなぁ💦



「何を?」「誰が?」って感じだな
今回も、ちょっとエッセイ風にしてお伝えしていきます!
でも、いつも通りラク・トクコ・バウの3人も一緒にお話ししていきます!
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まず、思ったこと


このメールが届いたとき、何度か読み返してしまった。
そして思った。
「これに対して、『じゃあやってあげようかな』と思う人って、どのくらいいるのだろう?」
このメールを受け取った4人の部下がどう感じるか、上司自身は考えたことがあるのだろうか?
「やりたくないな。でも、積極的な姿勢を見せないと評価に響くかな……」
――そんな風に悶々とする人がほとんどではないか。
正直、私が上司だったらこんなメールは絶対に送らない。
なぜなら、このメールには「自分で決めたくないから、誰か決めて」という無責任な匂いがプンプン漂っているからだ。



まぁ「これくらいやってくれよ」という上司の思惑は感じるな



リーダー格の人が上司以外にいるのであればいいのですが、メールを受け取った4人がみんな横並びなので、余計に混乱しましたね
「逃げる上司」のパターン


例えば、普段からよく面倒を見てくれている上司が「ちょっと忙しいので、誰か助けてくれると助かります」と言うなら、理解できる。
でも、私の上司は違う。
普段から部下と話し合いもしないし、むしろ避けている。
出張費の承認すら、はっきり「承認します」とは言わず、「了解しました」と曖昧に済ませる。
さらに、外資系企業のため、本社から厳しいコメントが来ることもあるが、その内容をそのまま転送して終わり。「この本社の意向を受けて、どう対応すべきか?」という具体的な指示は一切ない。ただ、部下に丸投げして終わりだ。


本人は「自分が直接動かず、部下に考えさせるスマートなマネジメント」だと思っているのかもしれない。
でも、実際は「責任逃れ」にしか見えない。
上司に「媚びる」必要はあるか?


結論から言えば、ある程度は必要だ。
なぜなら、上司の印象は人事評価に反映されるから。
営業のように数字で評価される職種でなければ、上司に好印象を与えることがキャリアに影響を及ぼす可能性は大きい。
私自身、10年ほど管理職をやっていたからよくわかる。
いくら優秀でも、反抗的な部下には無意識に粗探しをしてしまうものだ。



えぇ!?そーなん??…い…いや、まぁ、そうか…



うーん…まぁやっぱり上司も人間だしな…
しかし、「媚びを売る」のもやりすぎは禁物だ。
以下がその主な理由である。
- 雑務を引き受けすぎると「便利な人」扱いされてしまい、評価にはつながらない。
- 恩を売ったところで、すぐに忘れられる可能性が高い。
- 一度雑務を引き受けると、次回からも当たり前のように依頼されるリスクがある。
「印象を良くする」のと「雑務を引き受ける」のは別と心得ておいた方が良い。
上司に「正論」を吐く必要はあるか?


こちらも結論から言えば、基本的にNo。
正論は必ずしも人間関係にプラスに働くわけではない。
ひとつ分かりやすい例を挙げてみる。大学時代に衣料販売店でアルバイトをしていたときの話だ。
当時、「黒髪がルールだから、茶色い髪を黒く染めろ」と言われたことがある。でも、私は生まれつき茶色がかった髪色だったため、理不尽に感じた。
「この店の服に合う髪色を見せるためにも、むしろ色が違う方が自然では?」と論理的に反論できたかもしれないが、そういう正論は求められていなかった。
上司に反論する場合のポイント
上司に反論するときは、以下の3つに注意したい。
- 自分を守る必要があるときだけ
-
自分に不利益があるときにだけ、反論すればいい。相手を論破するためではなく、「自分を守るため」に反論する。
- 否定的な表現を避ける
-
「やりたいのですが、◯◯という理由でできません」と柔らかく伝える。たとえば、先ほどの例だと「私、生まれつき皮膚が弱くて、染めるのが難しいんです」と言えば、感情的な対立は避けられる。
- 提案は控える
-
上司の意見を一旦肯定しつつ、上乗せするような提案なら良い。ただし、「この案はいかがでしょうか?」と第三者的な提案をすると、上司の案を否定したことになり、印象が悪くなる。
無責任上司との付き合い方


さて、本題に戻ろう。
「月末に2日間の来客があるので、皆さんでランチとコーヒーを手配を考えていただけますか?」というメールにどう対応すればいいか。
たとえば、以下のように返すのが正解かもしれない。
ここまでの話も含めてまとめると、以下3点が大切な気がする。
- 媚びを売る必要はあるが、雑務を引き受ける必要はない
- 正論を言うのは、あくまで「自分を守るため」に限定
- 無責任な指示は、うまくかわす
おまけと、「まとめのまとめ」


でも、私自身は……
実はちょっと別の形で返した。
「もう少し具体的に何をすればいいかを明示していただければ、協力させていただきます」
なぜなら、この上司が管理職として未熟だと感じていたからだ。
だから、「このような曖昧な指示では動かない」という姿勢を示したかった。
でも、この対応は原則としてオススメしない。
私は今の会社にそこまで執着していないからできる方法だ。
もし長く勤めたいなら、無難にやり過ごす方が賢明だ。



ダメじゃねぇか?



どうでしょうね



結果はどうだったんですか?



謝ってましたね。上司の方で対応を再考するそうです。意外でした



まぁそれで終わりじゃなく、次の人事考課でどう出られるかだな(笑)



怖いなぁ💦


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