上司に効率よくお願いするための「禁断の3段論法」とは?
こんにちは!ラクです。
「あの上司、何を言っても分かってくれないし、動いてくれない…
いったい何を考えてるんだろう…」
…と思うこと、ありませんでしょうか…




上司に話を聞いてもらって、動かすにはコツがあります
ありのままに事実を伝えて懇願しても、暖簾に腕押しです。
今回は…私の13年のマネジメント経験から、とっておきの「上司を動かす極意」をお伝えします!
ただし、多用は禁物です!
あまりやりすぎると、不安を煽りすぎて嫌悪感を持たれる可能性があるからです(笑)
実は、今も昔も「同じ」手
いつの時代も…「楽にうまく人を動かせないかな~」って、みんな思ってきました。
それこそ古くからは宗教があり、倫理があり、心理学があり…
人はありとあらゆる方法で、自分以外の人を操ろうとしてきました。
でも、時代を超えても国を超えても…その手法は似ています。
なぜなら、それは最後には必ず「人の感情を動かすもの」だからです。
例えば今は「ロジカルシンキング」なんて言い方をしますよね。
しかしそれも、結局は今の時代の人の「感情」に訴える手段のひとつ!




上司に話を聞いてもらう方法
今回お話しするのは、まさにそのロジカルシンキングのひとつ。
それは話の流れを以下の3つのようにするということを心がけること!
② 現在の不快な感情に共感(あるいは配慮)し、
③ 未来の理想の姿を相手に想像させる
まず、「過去の事実」。
ここはもう両者納得するしかありません。
敢えて事実について触れることで、相手と自分の理解が一致しているという雰囲気を作れます。
さらに、心理学的にも人は「損失を回避したい」という感情が強いことが分かっています。
例えば「プロスペクト理論」と呼ばれるのもそのひとつです。
そして、「現在の感情」。
ここに共感を示して、お互いに「事実」と「感情」を共有できる状態を作れます。
もっと厳密に言うと、「あなたの気持ちは私もちゃんと分かっていますよ」という現在の感情への理解を示します。
ここも心理学的に言うと「類似性」です。「自分とあなたは同じ」という雰囲気は、好感度を高めます。
そして、「将来の行動」
過去から現在…そしてポジティブな未来をイメージさせるようなストーリーラインが出来上がります。
人はストーリーを好みます。
それが整合性を保たなくても、ストーリーとしての「完全性」を作り出せていればいいんです。
そういった将来のイメージを描かせることで、前向きに取り組む意欲を生みだします。
ロールプレイ!
今回は…上司のトクコさんと、部下のマナコさんが話しているシーンです。
内容は、「以前システムのトラブルがあった。上司に防止策を優先させたい。」…という場面。
では、先ほどの3つの極意を使って話していきます!












全体の振り返り
上司に声をかけて何かをやってもらおうとすると、ついついこちらも焦ってしまいます。
例えばもっと自分の忙しい状況を分かってほしいとか、もっと残業減らして欲しいとか…
しかしあまり性急すぎると、上司だって他に仕事があるのでメンドウに感じてしまいます。
そこで…
ホップ・ステップ・ジャンプ!
…みたいに、このように3つの順序を踏んで、説明してみましょう。
② 現在の不快な感情に共感(あるいは配慮)し、
③ 未来の理想の姿を相手自身に想像させる
著書のご紹介!
ここから先は「群集心理」に興味のある方へ。
ご紹介するのはフランス革命時の話が描かれた本です。
見事な弁舌で、数多くの被告人を救い”貧者の弁護人”として評判を得ていたロベスピエール。
社会の矛盾を正すために弱者や貧者を救うため、混とんとする社会の中で熱狂する人の群れを操る彼が見事に操っていく…
ル・ボンの名著です。
ただ、原本はかなり難しいです。
なので私はマンガ版しか読んでいません(以下、リンクを貼っておきますね。ピンクの方です)あと、ちょっと気持ち悪い場面と言うか…やっぱり惨劇の時代の話なので、そういうシーンは所々出てきます。
でも全体を通じて、とても面白かったですよ。