上司の言うことを100%聞く必要は絶対ない理由

こんにちは!ラクです。

「ウチの上司、全然現場のこと分かってない!…そんな仕事ムチャでしょ??

もしかしてこの人、アホなんじゃないの??

…みたいに思うこと、ありませんでしょうか…

Tokuko (why)
Tokuko (why)
うーん…ちゃんと現場のことを理解してくれて無いのかなって思うことはあるなぁ…
ただ上司が「自分の顔を立てて欲しい」みたいな感じで、多少無理な仕事を振ってくることとかもありますよね…
Raku
Raku

 

会社や上司の言っていることが「変だな」「理不尽だな」などと思いながらも…

イライラ&モヤモヤしながらも、仕事を引き受ける」

これはもうめちゃくちゃストレス!

会社員だからやらないといけない…けれど、納得できない。

 

どのように対応すれば、このイライラとモヤモヤが軽減できるか…

かなり現実的な観点からお話しします!

 

 

よくあるケース

ケーススタディ
上司から「この仕事、ぜひあなたに担当してもらいたい」と言われた。しかしそれはどう見ても、他の部署の仕事だった。内心、「他部署にいいカオしたいだけなのでは…」と言う疑問が拭えなかった…

 

このように「変とは思うけど、仕事だから引き受けざるを得ない」…と考える方は多いと思います。

しかし…

本来自分がやることではない範囲のことや、自分の持つ能力や知識の範囲外のことを任されることは、精神的にも負担です。

では上司の言うことは、何でも引き受けた方がいいのでしょうか?

もしあなたが出世したい…と単純に考えるのあれば、引き受けることが結果的にうまく行くことが多いそうです。

この点については、スタンフォード大学ビジネススクールのジェフェリー・フェファーによる調査結果があります。

それは、「仕事を頑張る」よりも、「自分への評価を管理する」ことが遥かに重要だそうです。

Tokuko (wonder)
Tokuko (wonder)
ん??どういうこと??
上司の「印象」が、仕事の評価には大きく影響してくるということです
Raku
Raku

単純なゴマすりでも、評価を上げることに繋がっているようです。

逆に、どんなに仕事の業績が良くても、上司の印象が悪ければ好転することはない…んだとか。

(残酷すぎる成功法則p54~p54 エリック・バーガー著 飛鳥新社 2017年11月発行)

そもそも、なぜ働くのか

これまでの話で、給料の維持やアップには、上司からの承認が欠かせないことが分かりました。

そして…給料を維持したい、あるいはアップさせたい…それは普遍的な欲求ですよね。

 

ここまでの話をまとめると、仕事とは、「上司の指示に従い、上司の承認を得て評価を高めること」…ということになります。

 

しかし…

ホントにそれで納得できますか?

 

生きている間の時間のほとんどを仕事に使っているので、「上司の評価」が「自分の人生」に直結することになりますよね。

 

その場合、上司があなたに過酷な労働環境を強いるケースもあるでしょう。

そうすると、人生の大切な時間をその上司に奪われることは間違いないですよね。

さらに上司の期待や、周りの信頼を失わないために…もっと自分を過酷な状況に追い込んでしまう

Gaaan
Gaaan
それは嫌やーーー!
はい…まぁ嫌ですよね
Raku
Raku

 

何がストレスか?

生きていくためにはお金が必要で、お金のためには上司の承認が必要…

それはもう変えられない現代社会の構造とも言えます。

でも、結論から言うと…

「全部できるわけないっ!」

…ですよね?

なので、まず全部諦めてみましょう。

「できるわけないよね」って、まず思ってみるんです。

そうすることで、心が軽くなります。

 

しかし、「全くやらないわけにはいかないなぁ」という考えが出てきますよね。

ここがチャンス!…そして正解!

上司からの期待に100%応える必要なんて、無いんです。

逆にそう考えてしまうことが、ストレスだと言えます。

アメリカの神学者・倫理学者であるラインホールド・ニーバーは、1943年に以下のような祈りの言葉を残しています。

THE SERENITY PRAYER
O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

 

ポイントは3つで…

◆「変えられないこと」を受け入れる冷静さを与えたまえ

◆「変えるべきこと」を変えるための勇気を与えたまえ

◆その二つを判別できる知恵を与えたまえ

この3点は、とても良いことを教えてくれます。

まず、「変えられないこと」と「変えるべきこと」の2つに分けることで、

上司の期待に100%に応えることはそもそも出来ないということを再認識できます。

そして、そのうえで自分に何ができるのかを考える…それでバランスが取れるんです。

どうすればいいか?

ではもう一度、ケーススタディを見てみましょう。

ケーススタディ
上司から「この仕事、ぜひあなたに担当してもらいたい」と言われた。しかしそれはどう見ても、他の部署の仕事だった。内心、「他部署にいいカオしたいだけなのでは…」と言う疑問が拭えなかった…

 

ここで以下のように返してしまうと、どうなるでしょうか…

NG例:「なんでやねん!それは私の仕事とちゃうやろ!なんでいつも他の部署にいい顔をしようとするんです?ウチの部署だって大変なんですよ。理解してます??」

 

Gaaan
Gaaan
な、なんで関西弁やねん!
トクコさんをイメージしてみました(笑)
Raku
Raku
Tokuko (shock)
Tokuko (shock)
なんでやねん!

では、今回の課題に関して「変えられないこと」と「変えるべきこと」の2つに分けてみましょう。

大事なのは、上司の指示に「100%応えるか、100%拒否するか」という、極端な2つの選択肢だけで見てしまわないことです。

すると、このような感じのカテゴライズができます。

祈りの言葉に基づいたカテゴライズ

●変えられないこと = 上司からの評価が、自分の給与に影響してくること

●変えるべきこと = 評価への影響を最小限に抑え、無理をしないようにすること

 

つまり…「自分はどういった点で協力できるか」ということにフォーカスして、それをハッキリ伝え、サポートするようにすればいいんです。

もしかしたら上司の求めている60%くらいしかサポートできないかもしれません。でも、それでいいんです。

ただ単純に「自分の仕事ではない」と言う風に拒否をしてしまって何もしないのは、自己中心的な生き方になってしまいます。

上司の評価のことだけではなく、いざ自分の方で何か困ったことがあった時、誰も助けてくれなくなってしまうでしょう。

だからこそ大事なのは、「自分にできることは何か」を、ハッキリ相手に示すことです。

このように返してみてはいかがでしょうか?

OK例:「分かりました。しかしこれはxx課の仕事なので、主導はxx課でお願いします。私は○○○の点であれば、1日30分程度であればお手伝いできるかと思います」

 

自分にできることは何なのか…ということをしっかりと考えて提供できると、さらにメリットがあります。

それは、「あなたにできること」を明確に周囲が理解してくれるようになり、あなたが更に頼られるようになるからです。

そうすれば、人望ももっと高くなってきますよね。

Tokuko
Tokuko
100%応える必要は無いってことやね!確かにそれが無理なく、かつ評価への影響も小さくて済みそうやわ
そうですね。マジメな人ほどYesかNoで考えがちですが…負担のないように、自分で変えていきましょう!
Raku
Raku

おまけ

私の知人のコメントに、つい最近印象深いものがありました。

「会社が自分をどう思っているかどうかはカンケーない。

自分はこの業務を行うことで、関係者たちを成長させることができていると思っている」

…というものです。

実はかの有名な「嫌われる勇気」の本の中にも、似たような表現があります。

それは「主体的に他者に働きかけ、主観的に他者に貢献できていると思えることで、自らの価値を実感することができる」というものです。

(「嫌われる勇気」p206 岸見一郎・古賀史健著 ダイヤモンド社出版 2013年12月発行)

このマインドセットこそ、まさに上司からの評価に捕らわれない「仕事の意義」に通じるものですね。



 

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