こんにちは!ラクです。
「ウチの上司、全然現場のこと分かってない!
…そんな仕事ムチャでしょ??
もしかしてこの人、アホで無能なんじゃないの??」
…みたいに思うこと、ありませんでしょうか…
自分の仕事じゃないのに、上司から「これ、お願いね!」と言われたら…
「変だな」「理不尽だな」などと思い、ついイラっとしたり、反抗したりしてしまう…
気持ちはとっても分かります。
しかし、
それは残念ながら危険です!
今回は、そんな悩みを持っている方へのアドバイスです!
よくあるケース
自分がやるべきではない仕事や…
自分の範囲外の仕事を任されるのは、モヤモヤしますよね。
でも、もしあなたが「安定に働いて、安定した収入を得たい」と単純に考えるのあれば…
上司の言うことを引き受けた方が、結果的にうまくいきます。
スタンフォード大学ビジネススクールのジェフェリー・フェファーの調査結果によると、
「仕事を頑張る」よりも、
「自分への評価を管理する」ことが遥かに重要だそうです。
単純なゴマすりでも、評価を上げることに繋がります。
それだけ上司の自分に対する評価は、上司の「一存」で決まってくるということです。
逆に言えば以下のことが言えます。
(残酷すぎる成功法則p54~p54 エリック・バーガー著 飛鳥新社 2017年11月発行より)
「上司の評価」の価値
給料をアップさせたい…お金が欲しい…
それは働いているなら、当然の欲求です。
その欲求に忠実に従うなら、やることは見えてきます。
それは、「上司の指示に従い、上司の承認を得て評価を高めること」です。
多くの人は、生きている間の時間のほとんどを、仕事に使っています。
そう考えると…
「上司の評価」が「自分の人生」に直結することになります。
何がイライラするか?
生きていくためにはお金が必要で、お金のためには上司に認めてもらうことです。
しかし、上司の言うことすべてを出来るわけありませんし、理不尽なこともありますよね。
無能な上司に理不尽な要求をされることが、多くの場合はイライラの元です。
ですので、以下のようなマインドをまず持つことが大切です。
まずはそうすることで、心が軽くなります。
アメリカの神学者・倫理学者であるラインホールド・ニーバーは、1943年に以下のような祈りの言葉を残しています。
O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.
意訳すると、以下のような意味になります。
- 「変えられないこと」を受け入れる冷静さを与えたまえ
- 「変えるべきこと」を変えるための勇気を与えたまえ
- その二つを判別できる知恵を与えたまえ
つまり、
ここで言う「変えられないこと」とは、
自分の仕事への評価は、上司が握っているという事実。
そして、自分の時間や能力です。
一方で、「変えるべきこと」とは、
上司への返答方法、そして自分の仕事の方法や、時間の費やし方です。
まずそのように、「自分にできること」と、「自分にはできないこと」を分けてみましょう。
どうすればいいか?
ではもう一度、ケーススタディを見てみましょう。
ここで以下のように返してしまうと、どうなるでしょうか…
では、今回の課題に関して「変えられないこと」と「変えるべきこと」の2つに分けてみましょう。
●変えられないこと = 上司からの評価が、自分の給与に影響してくること
●変えるべきこと = 評価への影響を最小限に抑え、無理をしないようにすること
具体的な対応例
先ほどお話ししたように、変えられることと、変えるべきことを考えることが大事です。
そのうえで、「自分はどういった点で協力できるか」ということにフォーカスしてみましょう。
ただ単純に「自分の仕事ではない」と、拒否をしてしまうのはNG。
完全に拒否してしまうと、明らかに自分の評価が下がります。
よって、
「自分にできることは何か」を、ハッキリ上司に示すことが大事です。
例えば、このように返してみてはいかがでしょうか?
おまけ
私の知人のコメントに、つい最近印象深いものがありました。
「会社が自分をどう思っているかどうかはカンケーない。
自分はこの業務を行うことで、関係者たちを成長させることができていると思っている」
…というものでした。
実はかの有名な「嫌われる勇気」の本の中にも、似たような表現があります。
それは「主体的に他者に働きかけ、主観的に他者に貢献できていると思えることで、自らの価値を実感することができる」というものです。
(「嫌われる勇気」p206 岸見一郎・古賀史健著 ダイヤモンド社出版 2013年12月発行)
このマインドセットこそ、まさに上司からの評価に捕らわれないものです。
「仕事の意義」に通じるものなのかもしれませんね。
自分の強さと弱さを知る
実際に上司と対談するとき、すべてがうまくいくとは限りません。
むしろ、うまくいかないと思っておく方が良いでしょう。
そうなったとき、結局頼れるのは自分だけです。
(ラクとトクコのいる職場~ストーリー編より)
それには、まず自分のことを深く知る必要があります。
私はある転職サイトを利用して、まず無料の「コンピテンシー診断」を受けました。
大体10分程度で終わります。以下のように、1枚のPDF形式で結果を出してくれます。
自分のマネジメント資質
「管理職向きかそうでないか」は、良し悪しの話ではないと思います。
しかし、「自分に合った仕事」を探すうえでは大事な項目ですね。
どうも、標準は5.5のようです。私の場合は、8でした。
自分のパーソナリティの特徴
スマホでご覧になる方も多いと思うので、表の切り抜きだけにしますね。
こういうときに大切なのは、「濃淡を見ること」です。
たくさん情報があると分かりにくくなることがありますが、要は「最も飛び出たもの」を注視すると良いでしょう。
私の場合は、「人あたり」「チームワーク」が極端に低く、
「問題解決力」「オーガナイズ能力」がとても高いことが分かります。
仕事のうえでの特徴
若干文が長いので、まとめますね。
ここが性格のまとめの部分となり、ある意味一番大切なところだと思います。
仕事をしていくうえでの特徴
- 筋の通ったものの見方をし、解決に向けて合理的な推論を行う。
- 問題を解くこと、難しい問題に立ち向かうことが好き。
- 自己主張し、相手を自分の思う方向に引っ張っていきたい。
- 他人との関わり合いというよりも、自分について意識している。
自分が説教臭いというか、理屈っぽいことは知っていましたが、
この内容ではまるで「相手のことを軽視している」ようにしか思えません(笑)
でも、これは本当にその通りで、これは「自分が見えていない自分」だったと思います。
自分の職務適正
この項目は、これまでの性格判断のようなものに基づいていると思います。
これまでの結果を見ると、私の場合、「人あたり」「チームワーク」が弱く、
「問題解決」「オーガナイズ能力」が強いと出ています。
それを踏まえての結果ですね。
「事務職」「管理部門職」などが上位にあり、
反対に「公共サービス」「営業」「販売」などが下位にあります。
自分の「部下として」のタイプ
今回のような上司と部下の関係においては、この項目もとても大事です。
高得点ほど、そのタイプの可能性が高いことを示します。
10が最高で、1が最低です。
私の場合は…ほとんど中間値ですが、
「率直に意見を言うタイプで、他の人にあまり興味がない」…ようです…
上司によっては、私のこういう傾向を嫌うというようなことも、あるかもしれません。
自分のストレス要因
項目としては「職場環境要因」「仕事要因」「人間関係要因」の3つがあります。
しかし、ここもスマホ表示のことを考えて「人間関係要因」に絞ります。
ここでは、高得点ほどストレス要因が高いことを示します。
ここも先ほどと同じように、まずは「濃淡を見ること」にしましょう。
「営業・交渉行為」「意見交換・調整」「チームワーク」の3つがストレス要因が高いと出ています。
一方、「あたたかさの欠如」「矢面に立つ」「孤独な業務」は、ストレスを感じにくいそうです。
…結構ハッキリ分かれましたね…
まとめ
私が上司との関係でうまくいかない原因は、「人当たりが冷たい」とか、「無神経」とか、その辺のようです。
よって、上司との対談に当たっては、冷静に知識や論理的思考力を使って問題を解決することを目指し、自己顕示欲を押さえ、
相手の気持ちももっと考えることを意識すれば良いとも言えます。
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転職者用サイトかと思われるかもしれませんが、診断だけ利用することが可能です。
(ホントに興味があればその際には転職情報も集め始めればいいだけなので。
もちろん、転職を考える良いきっかけにもなります。)