こんにちは!ラクです。
「はぁ!?オレはそんな話があったこと、聞いてないんだけど!?」
…そんな風に職場で言われたこと、ありませんでしょうか?
あるある。イヤな感じするやんねぇ…
一瞬、「は?…何様?」って、思っちゃいますよね
「自分は上司なのに…
自分に報告も無いまま進めているなんて、ありえない!」
そんな風に言わんとばかり、チクチク小言を言ってくる人や、
幅を利かせようとする人が社内にいたりします。
そういう人に対して、どう対応すべきか…
そして、そもそもそういう状況に陥らないためにはどうすればいいか…
私が10年以上管理職として経験してきたことをまとめて、お伝えします!
「聞いてない」と言う上司とは?
具体的な事例を見てみましょう。
関係部署の担当者と、次の商談の方向性を話していた。しかしその話を聞いた上司が「オレは聞いてない」と言ってきた…
要は「なんで自分に相談も何も無しに、勝手に物事を進めるんだ」という苛立ちですなのでしょうね。
もしかして、次のような傾向がありませんか?
- 社内ではそこそこの役職。
- 今の役職にプライドがある。
- 上下関係を重んじている。
- 完璧主義である。
- 細かく部下を管理する。
- あまり他人のことを頼らない。
- 部下へ仕事を振るのは、お願いより「指示」。
大体なんかこういう風に言ってくるヤツって、パターンがあるよな
「はいはい、このタイプね」みたいな感じですね。まぁ逆に言うと、社会人をそこそこ長くやってて人付き合いも増えてくれば、そこまで珍しいタイプではないことが分かってきますよ
良いんだか、悪いんだか…
「まともな上司」の場合は?
ちなみに…
もしその上司がまともな人だった場合、どのような対応を採るのでしょうか?
例えばこんな感じになるはずです。
「あ、こういった商談、自分も会社への報告が必要だから、次回から事前相談してくれる?」
「おぉ。どこまで話は進んでる?ちなみにxxxみたいなケースは想定した?」
「この話、会計部の承認が要るかもだから、ある程度進んだらまた教えてくれる?」
これで十分ですよね。
別に「はぁ!?聞いてないんだけど?」みたいに、声を荒げる必要性なんて、どこにも無いわけです。
「聞いてないんだけど」の上司の心理
「私、聞いてないんだけど」と表現を敢えて使うのは、以下のような理由が考えられます。
1.自分の過去の経験
まず最初に考えられるのは、「自分の上司もそうだったから」です。
過去に同じように「聞いてないんだけど!」と言われたことがあったのでは無いでしょうか。
そして…
…という、誤った擦り込みがされている可能性があります。
まぁちゃんとした人間であれば、「自分が上司から受けたイヤな経験は、部下にはしないでおこう」と思えるものですが…
あまり心の強い人で無い場合、「自分も受けた報いを、部下にも」と思ってしまうのかもしれません。
また、そういう風に発言することが指導であるといった、これもまた誤った理解を持っている可能性があります。
2.承認欲求が強い
このことは、「権威主義的である」と言い換えてもいいかもしれません。
上司として「自分に報告が来ないのはおかしい」という態度です。
でもこれ、本当は小心者で、おびえているんです。
つまり…
そういった「自分を軽んじているのではないか」というような被害者意識がある場合に、このような言い方をしている可能性があります。
そんな態度を取る方が、余計ナメられるんだけどな
そうねぇ…上司だからこそ、ドンと構えていて欲しいよねぇ
「怯えている」と言う表現を使いましたが…これはつまり、「部下や会社に認められなくなることに、怯えている」ということになります。
逆にいえば、認めて欲しいっていう気持ちがあるってことだよな。だから、「承認欲求」なんだろ?
そうです。もっと言うと、「会社に認めてもらうことが、自分の存在意義である」とすら捉えてしまっている可能性があります
…複雑ね…それに、ちょっと面倒やね
つまり、以下のことが言えます。
「聞いてないんだけど!」と言う人は、周囲の目に怯え、役職にしがみついているかもしれない
「聞いてない」と言われたら?
もう一度、先ほどのケースを振り返ってみましょう。
関係部署の担当者と、次の商談の方向性を話していた。しかしその話を聞いた上司が「オレは聞いてない」と言ってきた…
ここでこんな風に返したら、どうなるでしょうか…
火に油どころじゃないな
思いっきりケンカ買ってるやんね(笑)
このように返してしまうと、仮にその商談自体がイイ感じに進んだとしても…
今後この上司が障害になってしまうことが大いに考えられます。
それはやっぱり避けたいですよね。
そこで、以下のように返すようにしましょう。
ポイントは、事前相談していなかったことに軽く触れつつ、
「あなたの指導が欲しい」という方向へ持っていくことです。
(本心では「別にアンタの指導なんかいらねーよ」と思っていても…です)
あるいは、冗談っぽく返事できるのであれば、それも手段のひとつです。
この切り返し、ホントに大丈夫か?
責任は持ちません
持たないんや💦
けれど、こんな風に少し話の筋をズラすというのは、実は高等テクニックです
そうなのか?
敢えて「は?何言ってんだ、こいつは」と思わせて、呆れさせるという感じですね。逆にまともに受け合う方がこじれることもあるので…
確かに。正論で返す方がこじれることもあるな。人間って不思議やわぁ(笑)
事前対策の3ステップ
可能であれば、事前に以下のような対策を打っておくことをオススメします。
上司が「聞いていない」と感じる理由は、承認欲求や自己重要感の不足が背景にあることが多いです。「私の意見を無視された」と感じることが、この種の発言につながります。観察力を活用し、以下の点に注意してみましょう:
- 上司が特に重要視している事柄は何か?
- 過去のやり取りで、どのような態度を見せていたか?
- 他の同僚への対応と比べ、独特な癖や特徴はないか?
問題が起きる前に、上司に必要な情報を簡潔に伝える習慣をつけます。
- 定期的な進捗報告を行う。「週次報告書」や「簡単なメール」形式が効果的です。
- 未完の段階でも、話題に触れて「準備中です」と一報を入れておく。
たとえばもし「聞いてない」と言われた場合でも、観察に基づく言葉選びが鍵です。例えば、以下のように返答します。
「○○課長に相談しようと思っていましたが、まだ明確な形になっていなくて。でもアドバイスをいただけるとありがたいです。」
実際… 会社と言うのは面倒なもので、上司への報告は重要です。
まぁ、無視はできねぇな
そうね…ある程度は、割り切りも大切ね
割り切りと、諦め、ですかね
「モラハラ」がひどいなら
まず、そもそも1対1で話すことを出来るだけ避けてください。
もし1対1で話す場合には、冷静に相手の言うことをメモしておきましょう。
たとえ相手の論理に粗が見つかっても、このタイミングで反抗してはいけません。
いくらあなたがどれだけ正論をかざしたところで、逆効果です。
「縦の関係」で見る上司の傾向を、逆手に取ること。
つまり1対1で戦わず、「会社の問題」に持っていきましょう。
具体的には、上司に「勝てる人」で、かつ「それが本来の仕事」である、人事などの力を借りましょう。
① 記録を終えたら速やかにその場を離れる。
② 信頼できるマネジメントや人事にメールを打つ
③ メール内容は「記録と事実にフォーカス」する
大事なのは、モラハラに対する「反抗」ではなく、「準備」。
いかに、そこにすぐに頭を切り替えられるかがカギです。
あなただけの解決法 – 自分を知る
実際に上司と対談するとき、すべてがうまくいくとは限りません。
むしろ、うまくいかないと思っておく方が良いでしょう。
そうなったとき、結局頼れるのは自分だけです。
そして…
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