こんにちは!ラクです。
「うーん…仕事行きたくないなぁ…
今日は”あの人”と会議だし、憂鬱。
何か分からないけど、距離感が気持ち悪いんだよなぁ…」
そんな風に思うこと、ありませんでしょうか?
あるある。めっちゃある…
特定の苦手な人と話さないといけない時、特に憂鬱ですよね
会議をしたり、発表をしたり、上司と話さないといけなかったり…
そんな「対人スケジュール」がある日って、特に憂鬱ではありませんか?
特に、特定の苦手な人と話す予定があるときの憂鬱感、わかります。
でも、仕事は避けられないし、感情をゼロにすることもできない。
だったら、 「適切な距離感」を見つけて感情をコントロールする方法を考えてみませんか?
このブログでは、具体的なケースをもとに「苦手な人との距離感の取り方」を解説します!
ケーススタディ
では、具体的なシチュエーションを想像してみましょう。
苦手な同僚から「会議したい」と依頼が来た。でも正直、話したくないし、話すのが苦痛…。
どうしても何故か苦手って相手、いるよな
「会議したい」って言われると、断りにくいしな…
職場の人間関係がストレスの原因になる大きな理由は、相手との距離感が合っていないことにあります。
距離感?
この「距離感」とは、心理的な近さや期待のバランスですね。
パーソナルスペースと距離感
パーソナルスペースの定義と重要性
パーソナルスペースとは、個人が心地よいと感じる物理的・心理的な距離感のことです。
このスペースは文化や個人差によって異なります。
自分を守り、安心感を保つために重要な役割を果たしています。
心理学では、この距離感を侵害されるとストレスや不快感を感じることが示されています。
気持ち悪いと感じる理由
カンタンに言えば、無意識のうちにパーソナルスペースを侵害されることに対する不快感です。
「自分にとって不適切だ」と感じれば、それが警戒心や不信感を引き起こすことがあるのでしょう。
それが同僚や上司との関係において発生すると、ストレスですよね。
心理的負担にもなるし、業務効率の低下にもつながってしまいます。
(一方、発達障害を持つ人の中には、パーソナルスペースの認識が難しいと感じる場合があります。
このようなケースでは、周囲が適切な距離を保つための教育や支援を提供することが重要です。)
男女による距離感の違いと心理
これも結構重要なテーマですね。
一般的に、男性は女性よりもパーソナルスペースが広い傾向にあるとされているようです。
上記文献からの引用:
同じ距離をとっても男性より女性の方が気づまりになる程度が少ないということになり,女性の方がパーソナル・スペースが小さいということを示している.従来の研究でも,女性の方がパーソナル・スペースが小さいことを指摘するものが多い
相手の反応を観察しながら調整することが重要ですね。
相手の非言語的なサインに注意し、距離感を適切に調整することで、不快感を避けることができます。
具体的には、視線や身体の向き、声のトーンなどを観察することが効果的です。
距離近い場合の対処法
では、距離感を見直すための具体的なアプローチを考えていきましょう。
まず、こちらを考えてみましょう!
距離感のズレが生じるのは、なぜ?
うーーーん…なんやろ。価値観の違い?
価値観のズレが距離感のズレってことか?
自分が持つ相手への認識と、相手の自分に対する認識にズレがあると、距離感のズレに繋がりますね
あん?
まずは、「相手を過小評価している場合」を見てみましょうか
(1) 相手を過小評価している場合
絵で表すと、こんな感じですね。
- 相手の話を軽く流す、期待に応えようとしない。
↓ - この態度が、相手に「認めてほしい」という強い期待を生ませる。
↓ - 結果、相手がしつこく接触してきたり、無理に自分の意見を押し通そうとする可能性が高まる。
うん…なるほど。これは分かるなぁ…
相手が「自分のことを分かってれてない」みたいに思うってことか
(2) 相手を過大評価している場合
こちらも絵で表すと、こんな感じですね。
- 相手の反応を過剰に気にする。
↓ - 「どう思われるだろう」「嫌われているのでは」と考えすぎる。
↓ - 結果、相手が特に気にしていないのに、自分がプレッシャーを感じて疲れてしまう。
うーん…なるほど。最初の①の時点で大きく結果が変わってくるってことね
確かにな
お互いへの評価について
そして、以下のことも言えます。
過大評価だろうが過小評価だろうが、相手も同じことを考えている
つまり、いずれかが過度に「認めて欲しい / 自分のことを分かってほしい」という状態になれば、その時点で距離感を取ることが難しくなってくると言えます。
でもワシは、相手のことなんて気にしねぇぞ
そうそう。まさにその考え方も問題なんですよ
あぁ!?
なるほど。その考え方が行き過ぎると、場合によっては(1)相手を過小評価している場合に当てはまるわけね
トクコ…俺のことナメてんな??
せやねw 過小評価してたわ(笑)
まぁまぁ💦
ポイント①お互いの期待を見直す
難しく考える必要はありません。
以下について、ちょっとだけ注意してみましょう。
●自分の期待:自分が相手にどう接してほしいか。
●相手の期待:相手が自分にどう接してほしいか。
うーーーん…
うーーーん…
ここで「観察」が大事になってきますね。
(1)自分の相手に対する期待
まず、自分が相手にどのような行動を期待しているのかを明確にします。
- 「もっと協力的になってほしい」
- 「会議中に意見を否定せず聞いてほしい」
- 「自分の方が経験があることを分かってほしい」
こうした期待がある場合…
自分が相手に対して、どのような言動を取っているかも考えてみてください。
相手が自分の期待に気づいていない場合、それに対して自分が不満を感じていることがあります。
(2)相手の自分に対する期待
相手が自分に対してどのような行動を期待しているのか…
これは、観察するところから始めましょう。
観察は一朝一夕でカンペキにできるものではないので、まず以下に注意してみてはいかがでしょうか?
まぁそれが難しいんだがな
そうですね。ひとつ例を挙げておきましょう
●主観的:「彼は無愛想だ」
●客観的:「彼は会議中、発言する際に目を合わせず、短い回答をした」
このように、感情を排除し、事実だけを記録することが観察の基本です。
感情的な解釈を控え、具体的な事実に焦点を当てることで、正確性が向上します。
そのうえで、以下のように相手が感じていることも分かるかも知れません。
- 「もっと迅速に対応して欲しい」
- 「自分の意見を尊重して欲しい」
- 「自分の方が知識を持っていることを分かってほしい」
観察を通じて、相手の行動や態度からその期待を読み取ります。
ポイント②期待のギャップを特定する
観察の結果、次のようなパターンが見つかることがあります。
A. 自分の期待が高すぎる
この場合、相手に過剰な役割を求めていないか、見直しが必要です。
つまり、あなたが相手との距離を(知らず知らずに?)詰めようとしていると言えます。
ここで大事なのは、以下です。
相手の距離を、尊重する
イメージとしては、以下のような感じです。
B. 相手の期待に応えすぎている
この場合は、自分が無理をしていないか確認が必要です。
もしかすると、あなたが相手に「認めて欲しい」と過剰に思っている可能性があります。
要は、自分の中で相手の存在が大きくなっている(…と感じ)、距離を詰められてきていると感じているのかもしれません。
ここで大事なのは、以下です。
自分の距離を、尊重する
イメージとしては、以下のような感じです。
具体的な対応例
ではここで、もう一度ケーススタディを見てみましょう。
苦手な同僚から「会議したい」と依頼が来た。でも正直、話したくないし、話すのが苦痛…。
ここで以下のように対応すると、どうなるでしょうか?
まぁ解決にはなってないよね
ずっと逃げ続けるのも、同じ職場じゃ無理だろうしな
ここまでお話ししてきたことを踏まえ、以下のような対策がオススメです
まとめ~3つのステップ~
では、今回の話を「3つのステップ」にして、まとめますね!
観察力をフルに活かす
自分の期待と相手の期待を整理
自分は相手にどう接して欲しいか?
相手は自分にどう接して欲しいか?
相手が期待しすぎている場合、自分の負担を減らす
自分が期待しすぎている場合、相手のペースを尊重する
第三者を交えて会議する。
会議の目的を事前に明確化する。
短時間で済むよう工夫する。
トピック選び
なかなか距離感ってのは、難しいもんだなぁ…
そうねぇ…まぁ結局お互いのことなんて、分からないしねぇ
そうですね。「お互い、分からないよね」という認識は、大事でしょうね
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