「もう辞めてもらうしか…」退職勧奨する際の注意点
こんにちは!ラクです。
今回は…退職勧奨を行う際に気を付けるポイントについてです。
今回お話しするのは、「どう部下の方に切り出すか」というところ…
実体験踏まえてお話ししていきたいと思います。
勧奨の面談を行う前に…
当たり前ですが、いきなり「あなたクビです」というのは無し。
事前にその人自身のこれまでの業績、働き方、素行などについて、
「業務改善プラン」をちゃんと踏襲したか。
ここが大切。
できるなら半年くらいは最低でもやっておきたいところです。
(試用期間中の従業員は除きます)
2.面談で、事実に基づき、当人の改善点を話し合う
3.改善点に合意し、その内容を書面に残し、次の面談までに改善する
具体的にどのような流れで話をしていったら良いかについては、
以下にてまとめてありますので、宜しければぜひご覧ください。
業務改善プランというのは、結局はこの繰り返し。






勧奨の切り出し方
改善プランを行ったにもかかわらず、
残念ながら会社が望む程度の改善が見られない場合には、
退職の勧奨を行っていくこともあるかと思います。
この辺りは、自分だけで進めるのではなく、上司や人事としっかり足並みをまず揃えてください。
面接での注意点は以下のとおりです。
2.金銭的援助について
3.その他、面談のときのポイント
では、ひとつずつ見ていきましょう。
1.「お互いのため」が大前提
「お互いのため」とはすなわち、
今の「お互いにとって苦しい状況は、良くありませんよね」ということ。
「あなたにとっても辛いでしょ?私たちも辛い…
だから、お互いにとって良い方法を一緒に考えませんか…?」
…という方向性で話を持っていくことが大事です。
✅ 部下だって会社に居続けても苦しいだけ
✅ 自分も上司として、改善だけに時間はかけられない
✅ 同僚にも顧客にも迷惑が掛かっている事実がある
2.金銭的援助について
会社によっては金銭的な援助をしてくれるところもあります。
(自主退職してくれる場合には月給の〇〇%を支払うなど…)
部下との最初の面談において、金銭面については具体的なことは言わない方がいいです。
そうすると…それが目当てで退職するような感じになり、後日値段交渉を始めてくる可能性があります。
まずは「パフォーマンスが改善しないから自主退職する」ことが前提にあってのことなので、
お金払ってくれたら辞めますよという雰囲気にしないことが大切です。
3.その他、面談時のポイント
その他、面談時に気を付けたいのは以下のようなポイントです。
■個室で話す
他の人の目に留まらず、声も聞こえないような場所を必ず探しましょう。
こんなご時世なのでオンラインでも仕方ないかと思いますが、できれば対面がいいと思います。
■必要に応じ、第三者を置く
そのときの会話や様子を、客観的に見れる人が居ると、
後々トラブルが肥大化することを防ぐことができます。
また、相手が冷静に話が出来なさそうな感じであれば、
人事などに第三者として入ってもらうのも手です。
■長々前置きをしない
相手も、なぜ自分が呼ばれたか薄々気づいていることがあります。
本題にストレートに行くほうが、自分も相手も話がしやすいです。
■退職を迫らない
これは法律上の理由もありますが、ご自身もある程度「腹落ち」が出来ている方が、
将来的にトラブルになりにくいです。退職を拒否されたら、それ以上追い込むのは避けましょう。
ロールプレイ
では実際にどのような形で話をしたらいいか、ロールプレイで見てみましょう。
トクコさんが、部下の方に今面談を行っています。
















(このように、「クビっていうことですか??」と聞かれる事はあるかと思いますが、ここは明確に否定しましょう)
まとめ
以下は大事な点です。
✅ 部下だって会社に居続けても苦しいだけ
✅ 自分も上司として、改善だけに時間はかけられない
✅ 同僚にも顧客にも迷惑が掛かっている事実がある



