トクコは今、管理部門の人たちと会議に出ています。
どうやら、顧客からの商品発注が相次ぎ…
自社の現場が追いついていないようです。
トクコ:「えぇーとですね、商品発注が増えたんは喜ばしいんですが…
現場がそれに追いつかないのは当然なワケで…」
偉い人:「何を言ってるんだ!だからこそ何とかすべきだろう。
そもそも君はもう今マーケの担当なんだろ!?
こっち側の人間じゃないのか!」
現場の人:「何とかしようとしてますよ!
何もしていないように言われるのは、心外です!」
偉い人:「…ちっ!じゃあ、いつになったら現場が追いつくんだよ!」
現場の人:「ぐっ…!」
(トクコ:同じ会社で同じ商品売ってるはずやのに…
なんだかなぁ…)
ーーーそしてラクのデスクを訪れるトクコーーー
トクコ:「…ってなことがありましてですなぁ」
ラク:「…そうですか…」
(ラク:なんか、オヤジくさいな…)
トクコ:「みんな見てると、何かこう…
すんごい自分たちのこと、守ろうとしてるんですよねぇ…」
ラク:「……」
トクコ:「言葉はキツく聞こえるんですけど、
無理やり自分たちのことを、かったーい鎧で守ってるかのような。
絵にすると、なんかこんな感じですねぇ」
(ラク:うまい…!)
ラク:「……トクコさん、なんか美術関連もやってたんですか?」
トクコ:「え??…いやー…
あたし、花とか鳥とか子供のころから好きで。
ちょっと絵を高校のとき、やってたんですよー。
でも、人間はうまく描けなくて、こんなんですけどね(笑)」
ラク:「…十分、うまいと思いますけどね…
なんで、こんな鎧を着てるんでしょうね?」
トクコ:「うーーーん…
そりゃあやっぱり、攻撃されるのが怖いから…でしょうねぇ」
ラク:「…そうですね…
攻撃しなきゃいけないのは…
きっと、攻撃されてるって思ってるからでしょうね」
トクコ:「……???」
(ラク:トクコさんは、しっかり人を見る。
だけど…)
ラク:「……じゃあ、もしよかったら、またちょっと見に行ってきてくれますか?」
トクコ:「……マジカルゲート、ですね!」
ラク:「…もちろん、僕の考え方が正しいってワケじゃありません。
そうですね…じゃあ、ひろゆきさんの本などを交えてお話ししましょう…
…ここら辺にあったかな…持って行ってください」
トクコ:「……え???
ひ、ひろゆき???」
ラク:「面白そうじゃないですか。
そして、別に社内の人たちを論破しようってワケじゃないです。
むしろ、その逆です」
トクコ:「???」
ラク:「また良かったら、感想聞かせてください。
マジカルゲート・オープン!」
トクコ:「わ…分かりました!行ってきます!」
ぜひ下にあるマジカル・ゲートをクリックして、異世界への旅に出てください!
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「マジカル・ゲートって何…?」という方は、このゲートはScene 2に登場しますので、
ぜひ以下のタイトルをクリックして、Episodeから読んでくださいね。