こんにちは!ラクです。
「えぇ??こんなことくらいで職場で泣かれるなんて、めんどくさい…
こっちが泣きたいわ!」
…と思ったこと、ありませんでしょうか?
うーん…職場で無く女はうざい…
コラコラ💦
以前、女性の部下との1対1の面談の際、予めハンカチを手に会議室に入ってきた方もいらっしゃいましたね…
すごいな。最初から泣く気満々だな。
そもそも「泣きやすい人」っているんですよね。
それはもうご本人の生まれ持った性質のようなところもあるので。
多くの場合、「泣かせてしまった!」と過敏に考えなくても大丈夫です!
今回は、部下が職場で泣いてしまった時の対応について、具体的な例と共に考えていきます!
実際あったケース
以下は私が実際に泣かせてしまったケースです。
「率直に言って、今のこの部署の仕事はあなたには向いていないと思う。〇〇部の仕事なら異動できると思うのだけれど、どう?」…と部下に言ったら、泣いてしまった。
これ、ラクさんが悪くない?
悪いな
悪いですね…ただ、まぁこれだけ切り取ってしまうと余計に悪く聞こえますが、それまでにもたくさんやり取りがあったので…
今回は、ブログ用に短くしてるってことね
その方は…上司と1対1になると「泣きやすい」ということで、そこそこ有名でした(笑)
言い訳も兼ねてお話しすると、その方も「上司と1対1になると泣きやすい」ことで有名でした(笑)
ただ、こちらも仕事でやっているわけなので…泣かせるとこちらも辛かったですね。
そこで…
そもそも、なんで泣いちゃうんだろう…
そんな風に改めて考えるキッカケにもなりました。
部下が泣く理由とその背景
そもそもなぜ泣くのかというと、
「泣いたらスッキリするから」
…それが一番の理由だと考えられます。
要は、感情を整理するためですね。
●泣くと、心が安定する
●泣いた後はすっきりし、眠りやすくなる
心理学的にも、泣いたらスッキリすることは「カタルシス効果」として知られています。
また、医学的にも脳を活発にさせるカギとなる脳内物質「セロトニン」が増えることが分かっています。
よって、泣くことは「精神的な安定をもたらす」と言われています。
実際、思い切り泣いた後って、結構グッスリ眠れたりしませんか?(笑)
現代社会において、「演技で泣いて、周りの同情を引く」ということは、
あまり無いのではないかなと思います…
どちらかというと、泣くことは自然な行為であり…
そう捉えて良いパターンがほとんどでしょう。
上司としては、あまり過剰に心配しすぎないことが大切です。
泣く男性と女性部下の心理的違い
男性と女性では、感情表現に違いが見られることがあります。
- 男性の場合:泣くことへの社会的な抵抗感が強く、自己評価の低下や無力感が泣く理由となることが多いです。
- 女性の場合:感情を外部に表現することで心理的な解放を得る傾向があります。
ただ、これはあくまで「傾向」の話です。
しっかりと「観察」を行うことが大事で、「あたり」を付けて憶測だけで判断するのは禁物です。
- 泣き始めるタイミング
-
どんな言葉や状況が引き金となったのか?
(例:部署の適性について、率直な意見を伝えた直後に泣き出した) - 非言語的な反応
-
表情や姿勢、声のトーンなど、言葉以外のサインはあったか?
(例:こちらの話を聞いているとき、顔が曇った瞬間など) - 周囲の影響
-
他の同僚や環境の影響はないのか?
(例:他の同僚にも注意されたばかりのときなど)
パワハラになっていないか?
一言で「観察する」といっても、私たちの見方は個人の経験や価値観によって歪んでいる場合があります。
これを「知覚フィルター」と言います。
これがパワハラのように扱われることがあるので、要注意です!
自分の思い込みや偏見についても、気を配ることが大切です。
●「悪いのは相手だ」と、思い込み過ぎていないか?
●「泣くのは弱さだ」という偏見を持っていないか?
●「職場で情けない」と、決めつけていないか?
毎度のことですが、ここが意外と難しいですね
自分で自分の考えを、否定することやからね…
そうですね。それでも、是非やってくださいね
やってはいけないNG対応
泣かれたときに、やってはいけないことがあります!
次のような対応は避けましょう。
説教で追い詰める
…そんな言葉を投げかけても、相手の感情をさらに不安定にするだけです。
コーチングを試みる
意外かもしれませんが、これもNGです。
このように、自己分析や状況分析を求めるのも逆効果です。
泣いている状態では冷静な思考は期待できません。
そもそも「泣いている」理由が、「自分のストレスを軽減するため」である可能性が高いです。
なので、くどくど説教したり、相手の意見を引き出そうとするのは、タイミングが悪いんですよね。
正しい3つのポイント
泣いている間は感情の整理をしているということです。
焦らず見守りましょう。
正論を伝えるよりも、冷静に状況を受け止めることが大切です。
補足になりますが、「同情」や「共感」も場合によっては不要です。
もし「仕事の能力が足りていない」のが事実なら、「ただ、その事実を伝えること」が大切です。
ただし、その場合は、必ず「どう思う?」と聞いてみて、相手に話しをさせてあげましょう!
相手が安定するまで待つのがベストです。
必要以上に声をかけない方が、相手も安心します。
ここまでを踏まえて、実践!
もう一度ケーススタディに戻って考えてみましょう。
「率直に言って、今のこの部署の仕事はあなたには向いていないと思う。〇〇部の仕事なら異動できると思うのだけれど、どう?」…と部下に言ったら、泣いてしまった。
泣くことで感情が落ち着くなら、放っておけば?
まぁそれはそうなんですけどね
…これでは「自分が正しいと思っていること」の押しつけになり、逆効果です。
…という具合に、上司としては「一人になれる時間」を意図的に作ってあげるといいでしょう。
ポイントは「短く伝え、時間を置く」 ことです。
そうすることで、相手が感情を整理できる時間を確保できます。
まとめ
職場で部下が泣いてしまう場面に遭遇した時、上司として求められるのは以下です。
泣く相手を過度に気遣いすぎず、観察によって状況を捉え、自分も冷静になること
また、泣くことは、その人が感情を整理し、自己安定を図る自然なプロセスだと理解しましょう。
具体的な対応として、今回のポイントは次の3つでした:
- 泣くことを自己安定のプロセスと捉えること
泣いている間は感情を整理しているだけ。焦らず見守りましょう。
- 正論や分析を控えること
必要以上に正論を伝えたり、相手の気持ちを掘り下げようとしない方が効果的です。
- 落ち着く時間を与えること
一人になれる時間を作ることで、相手は冷静さを取り戻しやすくなります。
もし次に同じような状況が訪れたら、ぜひ今回の内容を思い出して対応してみてください~!
泣かれても…こっちは堂々としてたらいいってことかな
トクコは…なんか泣いてる相手にイライラしてきそう
うるさい。でもラクさんもそうなのでは?
…かも、知れませんね💦
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