こんにちは! ラクです。
「あぁ~… 社内政治うんざり! くだらない!
肩書だけでイバるヤツら、うっとおしい!」
… と思うこと、ありませんでしょうか…
社内政治の目的は「社内の利害関係者との調整をスムーズにする」ことにあります。
しかし…
どう立ち回るのが正解なのか、誰も教えてくれないですよね…
今回は、ひろゆきさんの著書 》「論破力」 の内容を少しお借りして、社内政治について考えていきます!
目次
社内政治が必要なとき
まずは社内政治がどういったときに使われているかを見ていきましょう。
具体例としては、以下のようなものがあります。
社内政治が必要なとき
- 他の部署のサポートが無いと解決できない問題
- 上層部の理解が無いと、先に進めない企画
- 公への発表の前に、関連部署に伝えておく必要がある場合
- 相手の部下と自分の部下でいざこざがあった時の調整
- 説得の難しい上層部への説明に対する協力要請
- 役職や昇進がかかるような場面で利害が衝突するとき
- プロジェクトにおいてリソース(人やお金など)が必要な場合
社内政治とは?
営業部にとって達成すべきことは、当然「売上」や「利益」などです。
一方、現場で実際に作業や業務を行っている人たちにとっては、そうではありません。
自分たちの目の前の業務量が大事です。
よって、それぞれの目的が衝突するとき、
どのように動けば自分の(あるいは自分の部署の)不利にならないか
そのために使う力を「社内政治」と捉えて良いでしょう。
社内政治をくだらないと感じる理由
社内政治を「くだらない」と感じるのは…
同じ会社にいる同じ目的を共有している人たちであるにも関わらず、
軋轢が生じ、時間と労力を費やすことにあるからです。
「別にこっちだってやりたくてやっているわけではない…」
「それなのに、相手から色々言われてうっとおしい…」
「それでも自分の感情を殺し、相手の状況を察しなくてはいけない…」
イライラしますよね(笑)
しかし…
特に「くだらない」と思うのは、案外自分がうまく行っているときだったりします。
スポーツでもそうですが、連勝の後に大きな損失が続くことは、珍しくありません。
それは知らず知らずのうちに「自己満足」に陥ってしまっている可能性があるからです。
なぜ社内政治が起こるのか?
たとえばAさん、Bさん、Cさんの3人が、以下の箱を見ているとします。
それぞれが主張するだろうことを想像してみましょう。
- Aさん:「太陽のマークの箱だろ!」
- Bさん:「は?ニコちゃんマークの箱ですよ?」
- Cさん:「いやいや、三日月マークの箱ですよ!」
…これと同じことが、今回のケースにも当てはまります。
つまり…
同じモノやコトについて話し合いをするときでも、
それぞれ見ているものが違うというだけではなく、
「自分が見えていないものがある」ということです。
ものの見方は人によって違います。
でもなぜか、誰もが同じ見方をすると思いがちです。
情報の集め方も違えば、集めた情報の解釈の仕方も違います。
しかし、自分が「こうあるべきだ!」と思っているときほど、自分を正当化しがちです。
両者あるいは複数の人間がそう考えてしまうと、その考え方がぶつかってしまうわけですね。
そのために社内政治が起こってしまいます。
どう使う?「論破力」
ひろゆきさんといえば「論破王」として有名ですね。
しかし、大事なのは論破するテクニックではないそうです。
むしろ「論破することは、諸刃の剣」だとか。
職場のような、同じ人たちとの関係が長期的に続く場所では、特にそうですね。
ひろゆきさんの著書 ≫「論破力」を今回引用させていただくポイントは以下の3つです。
(B) 意見を言わずに事実を言う (p20~)
(C) 当事者意識を持たずに判断する(p236)
特に(C)の「当事者意識を持たずに判断する」は大切です。
職務上の目的を果たすときに特定の情報を探すとき、特に「偏った見方」をしがちです。
無意識のうちに、自分の期待に沿うようなデータや情報を集めがちになります。
やはりどうしても、自分や自分の部署を守りたくなってしまうからです。
具体的な対処法
では、どう対処していくべきか、ひとつずつ見ていきましょう。
- 言い負かした後のことを考える…社内では、たとえ「政治関係」があったとしても、「職場関係」は続きます。
- 意見を言わず事実を言う…いくら職場関係が続くとは言え、事実は伝えないと、自分の立場が危うくなります。
- 当事者意識を持たずに判断する…自分に都合の良い事実ばかりでなく、自分に不利な事実も客観的に見てみましょう。
そのためには、なるべく自分の部署だけではなく、利害関係者の全員の利益になるようにしたり、
あるいは関係者の「共通課題」として問題を捉えなおすといった方向性が有効です。
そうすれば、「論破されにくく」なるからです。
実践!
これまでの話を踏まえて、実例をもう一度見てみます。
お互いの事実を見てみると、例えばこんなことが見えてきたりします。
(1) 営業側の事実 = 今月のノルマを達成しないといけない。ノルマは前月比利益10%増。
(2) 現場側の事実 = すべての注文をさばくのは無理。注文をさばくには人員の追加が2人分必要。
よって…
もし2人投入することで前月比利益10%増を達成するなら、「人を増やすべき」となります。
逆に、人件費を抑えるほうを優先するなら「注文数に制限かける」となります。
このように、お互いの共通課題として提示します。
「ウルトラC」的な解決策を先に考えるより、社内政治としてはまずここからです。
まとめ
今後はシンプルにこの3つだけ抑えておきましょう!
( ≫「論破力」)
(B) 双方の事実から、共通課題が無いか検討する
(C) 当事者意識を持たずに判断する
社内政治に対峙する前に
実際に社内政治と対峙するとき、すべてがうまくいくとは限りません。
むしろ、うまくいかないと思っておく方が良いでしょう。
そうなったとき、結局頼れるのは自分だけです。
(ラクとトクコのいる職場~ストーリー編より)
それには、まず自分のことを深く知る必要があります。
私はある転職サイトを利用して、まず無料の「コンピテンシー診断」を受けました。
大体10分程度で終わります。以下のように、1枚のPDF形式で結果を出してくれます。
自分のマネジメント資質
「管理職向きかそうでないか」は、良し悪しの話ではないと思います。
しかし、「自分に合った仕事」を探すうえでは大事な項目ですね。
どうも、標準は5.5のようです。私の場合は、8でした。
自分のパーソナリティの特徴
スマホでご覧になる方も多いと思うので、表の切り抜きだけにしますね。
こういうときに大切なのは、「濃淡を見ること」です。
たくさん情報があると分かりにくくなることがありますが、要は「最も飛び出たもの」を注視すると良いでしょう。
私の場合は、「人あたり」「チームワーク」が極端に低く、
「問題解決力」「オーガナイズ能力」がとても高いことが分かります。
仕事のうえでの特徴
若干文が長いので、まとめますね。
ここが性格のまとめの部分となり、ある意味一番大切なところだと思います。
仕事をしていくうえでの特徴
- 筋の通ったものの見方をし、解決に向けて合理的な推論を行う。
- 問題を解くこと、難しい問題に立ち向かうことが好き。
- 自己主張し、相手を自分の思う方向に引っ張っていきたい。
- 他人との関わり合いというよりも、自分について意識している。
自分が説教臭いというか、理屈っぽいことは知っていましたが、
この内容ではまるで「相手のことを軽視している」ようにしか思えません(笑)
でも、これは本当にその通りで、これは「自分が見えていない自分」だったと思います。
自分の職務適正
この項目は、これまでの性格判断のようなものに基づいていると思います。
これまでの結果を見ると、私の場合、「人あたり」「チームワーク」が弱く、
「問題解決」「オーガナイズ能力」が強いと出ています。
それを踏まえての結果ですね。
「事務職」「管理部門職」などが上位にあり、
反対に「公共サービス」「営業」「販売」などが下位にあります。
自分の「部下として」のタイプ
今回の「仕事を振られない状況」においては、この項目もとても大事です。
高得点ほど、そのタイプの可能性が高いことを示します。
10が最高で、1が最低です。
私の場合は…ほとんど中間間ですが、
「率直に意見を言うタイプで、他の人にあまり興味がない」…ようです…
上司によっては、私のこういう傾向を嫌うというようなことも、あるかもしれません。
自分のストレス要因
項目としては「職場環境要因」「仕事要因」「人間関係要因」の3つがあります。
しかし、ここもスマホ表示のことを考えて「人間関係要因」に絞ります。
ここでは、高得点ほどストレス要因が高いことを示します。
ここも先ほどと同じように、まずは「濃淡を見ること」にしましょう。
「営業・交渉行為」「意見交換・調整」「チームワーク」の3つがストレス要因が高いと出ています。
一方、「あたたかさの欠如」「矢面に立つ」「孤独な業務」は、ストレスを感じにくいそうです。
…結構ハッキリ分かれましたね…
まとめ
私が上司との関係でうまくいかない原因は、どう考えても「人当たりが冷たい」とか、「無神経」とか、その辺りでしょう。
一方、冷静に知識や論理的思考力を使って問題を解決することを目指し、自己顕示欲を押さえ、
相手の気持ちももっと考えることを意識すれば良いとも言えます。
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(ホントに興味があればその際には転職情報も集め始めればいいだけなので。)