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40代の働き方と生き方、ラクしてトクする答えはここに
ラクとトクコのいる職場
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  2. ~エピソード11~問題ねぇでがす

~エピソード11~問題ねぇでがす

マナミ:「タクトさんは…

もうお戻りにならないのでしょうか?

(トクコ:タクトさん…

さっき、ケンジくんと廊下で話してた中に出てきた人か…)

 

 

人事:「…それは…」

ラク:「…タクトさんから話は聞いています」

マナミ:「え?」

 

ラク:「…というか、

タクトさんから、ビデオレターを預かっています。」

 

ユカ:「…え…

ビデオレター?

あ、あのタクトさんが?」

 

ケンジ:「へぇ!

お会いしたこと無かったから、楽しみだなー」

 

ツトム:「…しかし…

あの人、そんな性格だっけな…

ビデオレターって…」

 

マナミ:「そうよね。

…毎日、忙しい人だったし」

 

ラク:「…まぁ…見てください」

 

(スクリーンから音が鳴る…)

ガガ…

ガガ…ガ‥

 

画面の声:「あー、

あー、

うーん…

 

やっぱり、

サングラスが無いとやりづれぇな…

 

あ!!

もうカメラ回ってるのか!?

 

…ゥオッホン!」

 

(ユカ:あら…?

タクトさんって…

こんなオッサンくさかったかしら…)

(トクコ:んん~~~??

なんか、どっかで聞いたことのある口調…

しかもサングラスって……)

画面のタクト: 「あ…

あーあー…

えー、皆、お疲れさん。

タクトだ。」

ケンジ:「この人が、タクトさん!」

 

画面のタクト:「突然のことで、

 

その…

 

戸惑っているんじゃねぇ…

 

…いると思います。」

 

 (マナミ:は???

どっち?)

 

画面のタクト:「あー、あと、

何より、

 

ワシ…僕の体調のこともあり、

しばらく現場を離れていて、すまん。

 

皆さんにはその…

苦労かけてて、

 

心苦しく… 

 

いやまぁ、苦しゅうない」

 

 (ツトム:ど…どっちだ??)

画面のタクト:「まぁ…

そういうわけでな。

お願いがあるんだよ。

トクコっていう嬢ちゃんをな、

新しいリーダーとして推薦したい。」

 

 (ユカ:…これは…)

画面のタクト:「ワシ、あ、いや、

僕も最初は大丈夫かなと思ったんだですが…

あの嬢ちゃんの観察力なら、問題ねぇでがす。

それに、ラクと一緒なら、大丈夫だろうです」

 

 (ケンジ:な……なんか…

外国人力士みたいな人だな…)

画面のタクト:「んじゃ、よろしくな!

皆で協力すりゃ、なんとかなるってもんですよ。

ハッハッハッ!」

(ブチッ)

(画面が消える)

 

全員:(…………)

 

ケンジ:「こ、これがタクトさん…なんですね」

 

マナミ:「そ…それはそうなんだけど…」

 

ツトム:「…なんか感じが変わったっていうか…」

 

ラク:「…皆さんもお気づきのとおり…

どうやらタクトさんはひどくお疲れのようです。

最近では、任侠ものや、相撲を見ることが、

精神の安定に繋がっているとか…」

 

全員:(…あぁ、どうりで…)

 

(トクコ:な…なんやろう。

この妙な罪悪感は…)

 

ユカ:「…ま、まぁ、

思ったよりお元気そうで、良かったのでは?」

 

マナミ:「…でも…

そんな精神状態で、他の人をリーダーに選ぶって…」

 

ラク:「…それから…

もう少し彼が落ち着いていたときの、

伝言も預かっています」

 

ケンジ:「伝言?」

 

ラク:「報告

僕がいない間、

皆さん本当によくチームを支えてくれました。

 

特にマナミさん、細かな業務調整をありがとう。

ツトムさん、グイグイチームを引っ張ってくれて、助かりました。

ケンジくん、新人なのに皆をよくフォローしてくれました。

ユカさん、いつもチーム全体のバランスを気にかけてくれて、感謝しています。

…以上

…

…だ、そうです」

 

 (全員:…!!!)

 

マナミ:「…こ、この無機質で、

言葉ばっかり軽く並べて

それっぽく言ってる感じは…」

 

ユカ:「…そして会話にも関わらず、

『報告』とか、『以上』とか、

レポートのように話す感じは…」

  

ツトム:「…あぁ、間違いないな…本人だ」

 

(ラク:…

…気をつけよ……)

 

人事:「…さて…

少し長くなってしまいましたね。

 

タクトさんのご判断ということは、

お分かりいただけたかと思います。

新体制に慣れるまで、少し時間も必要でしょうけれど、

皆さんもできる限り、協力してください。

 

では、いったんこれで終わりにしましょう。

皆さん、業務に戻ってください。お疲れ様でした。」

 

ユカ:「…えぇ、そうですね。

ラクさん、トクコさん、これからよろしくお願いします」

 

ケンジ:「楽しみにしてます!」

トクコ:「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」

 

マナミ:「一度業務に戻りますので、

私たちの自己紹介などは、後ほど」

 

ツトム:「我々の業務のお話もしますので、

またお声がけください」

トクコ:「はい、どうもありがとうございます」

 

 

 

(全員、退出後…)

トクコ: 「…ねぇ、ラクくん。」

 

ラク:「はい?」

 

トクコ: 「あのビデオの人…もしかして…」

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