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40代の働き方と生き方、ラクしてトクする答えはここに
ラクとトクコのいる職場
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~エピソード5~僕もあなたと同じ

(トクコ:…これで良かったのかな…)

 

??:「…これで良かったのかなって、顔ですね」

 

トクコ:「え??」

 

ラク:「…昨日はどうも」

トクコ:「ひゃっ!

…で…出たぁ!」

ラク:「…出たって…

お化けじゃないんだから💦」

 

トクコ:「…あなた……

また……」

ラク:「聞こえてしまいました」

 

トクコ:「…盗み聞きしてたの?」

 

ラク:「…偶然です。

でも、興味深い会話でした…

 

ちなみに、何が見えていましたか?」

トクコ:「…

絆創膏の上から、さらに小さな切り傷も。

おそらく、大量の資料を急いで整理してるとき、指を痛めた…

瞬きの数が多い…睡眠不足…

身体の姿勢や靴の汚れからによる作業の痕跡…

昨夜、たぶん何か慣れない作業をしていた。」

 

ラク:「そうですね…

そして…爪の痛みは、資料の再整理のとき、

急いでホッチキスを外そうとしたのかも知れません。

だからこそ、紙の角に折り曲げた跡が残っていた。

さらに厚めのファンデで寝不足を隠そうとした可能性…

 

また、男性のコメントから察するに…

彼女はきっと朝から『技術の田中さん』と、

電話会議でもしてたのでしょうね。

両耳付近の髪の不自然は、ヘッドセットを装着した跡かな…

(トクコ:…この子…!)

 

ラク:「今回、興味深かったのは…

あなたは、彼女に積極的に声をかけた。

…きっともう、何かに気づいても、

関わらないようにしていたあなたが…

『同じような経験がある』と言った。」

  

トクコ:「…そう…ね。

なんで…なんだろうね…」

 

ラク:「……」

トクコ:「…ていうか、ねぇ……

なんだか普通に話しちゃってるけど…

あなたは…いったい何者?」

ラク:「僕は…

…

…あなたと同じ…

でも、同じじゃない」

トクコ:「えぇ!?

ど、どっちなの??」

 

ラク:「…あなたには、

なぜ彼女が上司や同僚に相談できなかったのか…

そこまでは見えなかったでしょう?」

 

トクコ:「そ…それは…」

 

ラク:「実は彼女。

今の部署に異動してきたばかりなんです。」

 

トクコ:「!!」

 

ラク:「この部署に来てまだ2週間。

だから要領を得なかった。

何とか自分で解決しようとしていた。

 

…彼女、重心もわずかに右にズレていた。

きっと大量の資料の整理で、

長時間立ったままで足に負担だったのでしょう。」

 

トクコ:「そう…だったの…」 

ラク:「今のあなたはまだ、 

あなた自身が今見えているものだけを、

正しいと信じている。

…でも、

…

「話の中で、相手が省いた情報は無いか」

「相手にとって当たり前のことは何か」

「相手の世界観について知らないことは無いか」(※1)

 

そんな疑問を投げかけていくことも、観察には大切です。

トクコ:「……」

  

ラク:「…でも僕は…

…そんなことを続けた結果、

“見えたものを疑いすぎてきた”人間です」

トクコ:「見えたものを…疑いすぎた?」

ラク:「…先ほどの

あなたの言葉をお借りすると、

僕もあなたと同じような経験があります。」

 

トクコ:「え…?」

 

ラク:「そんなに一人で抱え込まなくても、

いいんじゃないでしょうか」

続きはこちらから

※1:観察力を磨く 名画読解 (早川書房) エイミー E ハーマン (著), 岡本 由香子 (翻訳) p170をアレンジ

 

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