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40代の働き方と生き方、ラクしてトクする答えはここに
ラクとトクコのいる職場
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  2. ~エピソード7~タキサイキアの砂時計

~エピソード7~タキサイキアの砂時計

トクコが自宅で眠りにつく頃、

人影のない公園

バウ:「ここにいると思ったよ」

ラク:「……」

 

バウ:「あれから、どうだ?」

ラク:「…タキサイキアの砂時計の反応が…すごいね。

何かに共鳴しているみたいな…」

 

バウ:「…そうか。」

 

ラク:「…なんだろう。

やっぱりトクコさんが関係しているのかな。」

バウ:「そうかもな…

…

で、今日は、どうだった?」

 

ラク:「…彼女と話せたよ。

やっぱり観察力が異常に強い。

でも、まだちょっと…危なっかしい。

まるで昔の僕を見ているみたいだ。」

  

バウ:「…ケイの件が起きる前か。」

 

ラク:「……うん…

まぁ、その更に前の僕に似てるかも。」

バウ:「……」

 

ラク:「…まぁ、トクコさんに関しては、

僕の事情ばかり押し付けられない。

彼女も転職したばかりで、何かと大変だろうし。

…それに、リーダーの仕事を受けるかどうか…

それもまだ分からないしね。」

 

バウ:「……確かにそうだな…」

 

(バウ:ワシが様子を探ってみるか…)

 

次の日の昼

ランチ中のトクコ

(トクコ:はぁ…

転職して良かったんかな…

 

初日から変なことばっかり。

…あぁ、リーダーの話、もう断ろうかな…

考えるのもしんどい…)

(トクコ:今日もまた、どこかであのラクって子に会うんかな…

なんか…イヤやなぁ…)

 

??:「…ヘイヘイ!

そこの嬢ちゃん」

 

トクコ:「……?」

 

バウ:「…おう、

ワシワシ」

トクコ:「…お

お…ぎ…

ぎぃやぁあああ!!」

 

バウ:「…赤ちゃんか、お前は💦

あまり大声を出すな。

今、ワシの姿は…

お前にしか見えなくしてある」

 

トクコ:「ひいぃいい…

しゃ…しゃべった!

犬がしゃべった!

こここ…こわい…

の…呪われてる?

 

さ…サングラス、

似合ってない…」

バウ:「驚くついでに、

軽くサングラスをディスるのを止めろ。

落ち着け…

厳密には、ワシは犬では無い…

つくもがみ(付喪神)だ。」

 

トクコ:「つ…つくもがみ?

あの、道具に…神様が宿るっていう…

ま、まさか…」

 

バウ:「……そうだ。

ワシは古くから伝わる、

ある砂時計に宿る神だ。」

 

トクコ:「す…砂…時計?」

 

バウ:「ちょっと人のいないところまで移動しよう。

さっきも言ったが、今のワシの姿は他人には見えん。

…

…だから今のお前さんは、

勝手に驚いて、勝手にブツブツ言ってるように、周りから見えてる。」

 

トクコ:「うぅ…最近変なことばっかり…

わ…私の人生、

なんでこんなことに…」

バウ:「何を言うか。

ワシに会えるなんて、最高の人生だぞ」

 (トクコ:そんな軽く言われても…)

 

バウ:「…この辺りでいいか」

 

トクコ:「あの、私…

会社の昼休み中で…」

 

バウ:「あぁ。知ってる。

だから、手短に話そう。

ワシの名はバウ。

カンタンに言えば、ワシはラクの連れだ。」

 

トクコ:「あの…子供の!?」

バウ:「そうだ。

あいつと一緒に、お前さんのことを見てきた。」

 

トクコ:「見てきたって…なんで私を?」

 

バウ:「それには長い経緯があってな。

…まぁ単純な話、お前さんとラクは似ているんだよ」

 

トクコ:「似ている?」

 

バウ:「どちらも、異常なほど鋭い観察力を持っている。

いや…ラクは、お前さん以上かもしれねぇ」

  

(トクコ:それは…なんとなく分かるな。)

バウ:「でも、その力を…

間違った方向に使ってしまった」

 

トクコ:「間違った方向?」

 

バウ:「ラクは自分の『観察力』に、知らないうちに頼り続けた。

そして 疑いの目で見続けた。

挙句…大切な人を失った。」

トクコ:「……失った?」

 

バウ:「ただ、ラクのせいじゃねぇんだがな。

…でも、相手を信じられずにいたことは確かだ」

(トクコ:…私も、そうなってしまうのかな…

見えすぎて、疑ってしまって…)

 

バウ:「…お前さんには、同じ道を歩んでほしくない。

だから今日、少し話しておこうと思ってな」

 

トクコ:「…あ、ありがとう」

 

バウ:「…実際、

もう既に生きづらさを感じてねぇか?」

 

トクコ:「…それは……」

 

バウ:「…見えすぎることの代償だな。

…

ちなみにこれが、ワシの宿る砂時計だ。

タキサイキアの砂時計と言う」

 

トクコ:「わぁ…きれいな砂時計…」

バウ:「ただ…これは実物では無い。

ラクやワシが念じれば、

このようにイメージとして出てくる。」

 

トクコ:「…こ、これ…

イメージ…なんだ」

 

バウ:「この砂時計が、お前さんに強く反応している」

 

トクコ:「私に反応??」

 

バウ:「ああ」

 

トクコ:「私と…この時計。何か関係があるってこと?」

 

バウ:「分からん。

その解明も含めて、ひとつ提案がある。」

 

トクコ:「?」

 

バウ:「嬢ちゃん、リーダーの話、少し考えてみてくれねぇか?」

 

(トクコ:え…?)

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