こんにちは!ラクです
日本に来た外国人のお客さんや社内関係者と、食事や飲み会がある!せっかくだから、「日本について話せる雑談ネタ」を持っておきたい!🎌
…そんな風に思いませんか?
せやねぇ。なんかいいカンジの「日本についての話題」を提供できないと、せっかく来てもらったのにって思うやんね
そうですね。海外から来られた時にやっぱり「自分って、日本のことあまり知らないなぁ」って思いますよね。
ただ、あまりにも専門的すぎると、相手もついてこれなくなるし、自分も覚えるのが大変ですよね。
そこで…
…を、まとめてみました!
もちろん、外国人が喜んでくれるかな~と、そういった観点から考えています。
そしてそのネタを、なるべくカンタンな英会話にしてご紹介していきます~🔤
前回のテーマは日本のお茶でした。
そして今回は「歌舞伎」の話です!
歌舞伎…!日本に来たら見に行きたいっていう人も多いよね
深く伝えることは難しくても、簡単な歴史や背景について説明できるようにすることで、話が膨らみますね
歌舞伎関連の英語表現
●禁止された (Banned)
●道徳上の (Moral)
●(物事の秩序を)混乱させる (Disrupt)
●庶民(Common people)
今回の関連英語表現は少なめですね(笑)
まぁ、「英語表現」と言うか、今回はかなり「日本語の特殊な言葉」が多い気がします。
なるべく分かりやすいシンプルな英語で表現するように努めていますので、きっと覚えていただきやすいと思います!
あれ?トクコさん、歌舞伎の衣装は無かったんですか?
無かったっていうか、無理だったっていうか…(涙)
歌舞伎のはじまり
戦国時代が終わり、平和な世の中になった際に生まれた庶民の芸能のひとつのようですね。
Kabuki is said to have started about 400 years ago in the Edo period.
It began as a dance called “Kabuki Odori,” which means a strange and unique style of dance.
奇抜で異様という意味から「かぶき踊り」と呼ばれた踊りが、歌舞伎の始まりと言われています。
“Kabuku” meant acting in a strange or unusual way that was different from what was normal in society.
「かぶく」とは世の中の普通に反して勝手な振る舞いや奇抜な行動をすることでした。
なんかちょっと変な人ってことやったんかなぁ…
そういう「かぶいた人」たちは「傾奇者(かぶきもの)」と呼ばれていたみたいですね
漢字にすると、よく分かるわぁ💦
They were called “Kabukimono”, which means people who do strange and unusual things
目新しく異様なことをする人という意味で「傾き者(かぶきもの)」と呼ばれました。
なぜ、男性ばかり?
歌舞伎のはじまりは、「出雲の阿国(いずものおくに)」という女性が始めた「ややこ踊り」が由来のようです。
そのうちその踊りが「かぶき踊り」と言われ、阿国の踊りを真似た「女歌舞伎」が現れて、流行ったようですね。
Originally, Kabuki performed by women, called “Onna Kabuki,” became very popular.
もともとは、「女歌舞伎」が大流行しました。
However, the Edo government banned it because they thought it was bad for public morals.
しかし、江戸幕府は風紀が乱れるという理由で禁止しました。
Later, “Wakashu Kabuki,” which was performed by young boys, became popular, but it was also banned because it was thought to disrupt public morals.
その後、少年を集めた「若衆歌舞伎」が流行りましたが、これも風紀が乱れるという理由で禁止されました。
なんでも禁止にするなぁ
まぁどうやら、大勢の遊女が出たということもあったようですが…
Onna Kabuki (women’s Kabuki) and Wakashu Kabuki (young boys’ Kabuki) focused on singing and dancing, but when they were banned, the acting part became more important.
女歌舞伎や若衆歌舞伎は、歌や踊りが中心だったが、それらが禁止されたことで、劇の要素が強くなっていく。
Since women were not allowed to perform on stage, men started playing female roles, and this is how ‘onnagata’ developed.
女性が舞台に立てなかったので、男性が女性の役を演じる「女形」(おんながた)が発達した
なるほど…男性ばかりなのは、こういう背景があったんやね。「女形」(おんながた)って言うんやねぇ
ちなみに立女形(たておやま)、若女形(わかおやま)のような特殊な連語の場合にのみ「おやま」と読むそうです
難しいなぁ💦
歌舞伎の内容と仕掛け
There are two main types of stories in Kabuki. One type is called “Jidaimono,” which tells stories about historical events and people from before the Edo period.
Another type is called ‘Sewamono,’ which shows the love and emotions of common people during the Edo period.
さらに細かく分けると、「舞踊劇」(ぶようげき)という、華やかな歌や音楽に合わせて舞い踊るものもあるようですね。
できたら全部一回見てみたいなぁ…
Kabuki has special stage features, like a rotating platform in the center and parts of the stage that can move up and down.
歌舞伎には、中央に回転する台があったり、舞台の一部が上下に動くなど、特別な舞台がある。
歌舞伎の舞台については、以下のような絵で詳しく説明してくれているページがあります。
絵の下にURLを貼っておくので、ご興味のある方はぜひ見てみてくださいね。
出典元:歌舞伎の舞台 ~舞台の機構 | ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い (jac.go.jp)
どこで?どのくらい?いくら?
There are many places where you can watch Kabuki, but the most famous and important theater for modern Kabuki is “Kabukiza” in Ginza.
歌舞伎を見ることができる場所はたくさんありますが、現代歌舞伎で最も有名で重要な劇場は銀座の「歌舞伎座」です。
There are also famous Kabuki theaters in places like Shinbashi in Tokyo, Osaka, Kyoto, and Hakata.
他にも、東京の新橋、大阪、京都、博多に有名な歌舞伎の劇場があります。
The price depends on the theater and the performance, but at Tokyo’s Kabukiza, it’s about 4,000 yen to 20,000 yen.
値段は劇場や演目によっても変わりますが、東京の歌舞伎座だと4000円から20000円くらいです。
The performances at Kabukiza are divided into a daytime show and an evening show, and each lasts about four hours.
歌舞伎座で行われている公演は、昼の部と夜の部に分かれていて、それぞれ4時間前後です。
え~!4時間!な、長いなぁ💦
見たい幕だけを選んで見ることができる「一見幕席」(ひとみまくせき)というものも、あるようですよ
You can watch one act of Kabuki, which lasts about 20 minutes, for around 500 yen at Kabukiza. But these tickets are only sold on the same day.
20分前後の幕なら、歌舞伎座には500円くらいから見れる「一幕見席(幕見席)」(ひとまくみせき)があります。しかし、当日販売のみです。
まとめ
歌舞伎は、約400年前に始まった日本の伝統芸能で、奇抜な踊りや演劇から発展してきました。
女性が舞台に立つことが禁じられ、男性が女性の役を演じる「女形」というスタイルが生まれるなど、興味深い歴史的背景がありますね~
また、歌舞伎の舞台装置や劇の種類は、外国人にも魅力的に映るのではと思います。
歴史上の物語や庶民の恋愛を描くストーリー、そして特有の舞台の仕掛けが、とても特徴的ですよね。
外国人のお客様や同僚と食事や飲み会の席で日本文化について話す機会があれば、きっと歌舞伎について話すこともあるかと思います。
今回の内容を基に、基本的な歴史や特徴を簡単に説明してみてはいかがでしょうか?
もし「歌舞伎を実際に見に行きたい」という話になったら、銀座の歌舞伎座や手頃な「一幕見席」の情報をシェアするといいかもしれませんね
せやな…さすがにビジネスで日本に来てて、4時間も歌舞伎に使えないやろうしね(笑)
参考文献
著書:絵や写真で調べる 日本の文化の歴史6 日本人は行事をどのようにたのしんできたのだろう (PHP研究所編 1998年9月28日 第一刷発行)発行者 江口克彦
歌舞伎の達人:
【初心者必見】歌舞伎の公演時間はどのくらい?公演ごとの違いも解説 | 歌舞伎の達人 (jp-culture.jp)
日本史辞典ドットコム:
【歌舞伎の歴史】簡単にわかりやすく解説!!誕生の背景・歴史・代表的な役者など | 日本史事典.com|受験生のための日本史ポータルサイト (nihonsi-jiten.com)
Japan Knowledge:
歴史 |歌舞伎事典 (japanknowledge.com)
歌舞伎への誘い:
ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い ~歌舞伎鑑賞の手引き~ (jac.go.jp)
英会話ランキング