こんにちは!ラクです。
「年収は上がってるけど…残業も増えてる…10時間労働とか、12時間労働とか。これ、絶対割に合ってないよね!?」
…と、思うことはありませんでしょうか?

そうね…時給ベースで考えると、ホントどうなのか…



そうですね…今回は大まかではありますが、年収別に1時間あたりの手取り金額を計算してみて、考えてみましょう
主に以下のポイントを考えてみたいと思います!
◆12時間労働は、割に合うのか?
◆長時間労働は、結果と関係あるのか?
◆高給取りに求められるものとは?
1時間あたりの手取り
まずは以下のケースについて考えてみたいと思います。
Aさんは、この5年で年収が600万から900万にアップした。でも労働時間は大幅に増えて、8時間から12時間近くなった。これって…トクなのか…?
以下の表は実働250日、一日8時間労働で割り出したもので、「手取りベース」で示した早見表です。


なお、所得税・住民税・社会保険料を一般的な目安を基準に年収から差し引いたものです。
当然、個人差は当然ありますので、あくまで「ご参考」まで。



上の表の赤い部分が、Aさんの状況ですね。



もともとは年収600万で8時間労働だったから、1時間あたりの手取りは2,310円だったってことだな。



5年経って年収900万になったけど、12時間労働だから…1時間あたりの手取りは2,198円ってことね



時給ベースで損してるじゃねぇかw



あくまで「時間単位で」考えた時は…ですけどね。あと、残業代が出ていないことも前提です
この表を見る限りでは
「1時間あたりの収入は、年収600万の方が上」
…と言えます。
長時間労働の傾向が高い業種
以下は、厚生労働省のデータをグラフ化したものです。


厚生労働省の資料では、「一般労働者」と「パートタイム労働者」に分けたものもあるので、より詳しく知りたい方はそちらをご覧いただければと思います。
「運輸業・郵便業」がトップで、続いて建設業、鉱業・採石業などと続きます。
ただ、トップの「運輸業・郵便業」は月間167.7時間とありますが、これは仮に「月間20日間勤務」とすると、1日あたり8.385時間となります。
まぁこの数字だけ見れば、「運輸業・郵便業」に関しては以下のことが言えます。
ただ…これはあくまで統計的な数字なので、より責任の重い仕事だったり、緊急案件があったりすると、毎度こうはいかないでしょう。
長時間労働になる背景
別の厚生労働省の資料からは、長時間労働に共通する問題として以下のような点が挙げられています。
(出典:前回の改正労働基準法案の制定経緯)
- 労働時間の長期化:
建設業では、1週間の労働時間が60時間を超える労働者が約11%存在する。
トラック運送業では、約40%に達している。
- 手待ち時間の影響:
トラック運送業では、配達先での手待ち時間が拘束時間を延長させる要因となっている。
- 業務の延長:
医師の場合、緊急対応や手術・外来対応の延長により、時間外労働が増加している。
- 休日の少なさ:
医師の月間平均休日数は5.3日と少なく、労働時間の長期化と相まって、労働者の負担が増大。
仮にこういった業界に属していない人であっても、以下のような背景があるのではないでしょうか?
- 単純に自分の担当範囲が広がり、業務量が増える。
- 関係者が増え、情報共有や情報把握に時間がかかる。
- 部下ができて、管理業務の時間が余計にかかる。
- 業務内容が複雑になり、業務遂行の難易度が上がり、時間がかかる。



私自身も、管理職になってからは朝8時から夜11時まで会社にいるとか…結構普通でしたね



イヤな普通だな



幸か不幸か…コロナを契機に、その辺りの環境が変わりましたね



リモートワークが自然になった……そういう人は、多いかもしれないですね
12時間労働の背景
私の場合は…やはり「給与が上がる」ということもあって、それだけの「価値」を会社に供与する必要がありました。
すごくシンプルに言えば、「給料上げるんだから、会社の利益向上に貢献しろ!」ということですね。
ダイレクトにそのように言われたこともあれば、無言の圧力のようなものもありましたね。
同じようなプレッシャーに苦しんでいる方も、多いのでは無いでしょうか?
特に管理職に関しては、この手法でキリキリ働かせようとするところもあるのではと思います。


一方で…
よく無視されがちなのですが、以下がサラリーマンにおける真実です。
1.長時間働くことと、結果が出ることは違う
2.会社が望むような「結果」は、個人の努力だけでは難しい
3.とえ「個人の努力」が結実しても、昇給に繋がるかは別



じゃあ、長く働くだけムダじゃねぇか?w



ついそう思ってしまうのですが、案外そうでもないんですよね



あん?



「多少長く働く」ことで、「結果を出すことができる」ポジションにいらっしゃる…という可能性があります。
違いは「仕事の数と難易度」
意外と「高給」になってくるほど、「個々の仕事にかける労働時間」は短くなっていきます。
…というよりも…短くしないといけないんです。
なぜなら、一度にたくさんの案件を回すことが求められてくるからです。
そうしないと、会社から求められている結果を出せなくなってきます。
つまり、それだけ難易度も高くなってきます。
案件ごとにかける時間を短くして、たくさんの案件を回す…
そうしないと、会社の利益に貢献していると言えなくなってくるんですよね。
まとめると、以下のようになります。


どうすればいい?
Aさんは、この5年で年収が600万から900万にアップした。でも労働時間は大幅に増えて、8時間から12時間近くなった。これって…トクなのか…?
結論から言うと、この状態は明らかに損です。
しかし…給与が上がっているということは、それだけ結果も求められているということでしょう。
結果を出すためには、今度は逆に「いかに自分の案件単位の仕事を短くするか」がカギになってきます。
ただ、もちろん難易度は高いですw
そこでオススメなのは、以下です。
私は「自分の強さと弱さをハッキリと知る」ために自己診断をしました。


やってみて思ったのは…
自分の強さと弱さは、案外自分で気づいていないことが多いということです。
私の自己診断結果は、まとめると以下のようなものでした。
やさしい問題よりも難しい問題、複雑な問題にぶつかるほど意欲が出る。問題にぶつかったときに、解決に向けて合理的な推論を行う。
他人と必要以上に関わることを好まず、単独で仕事に取り組む。自己主張し、自分の思う方向に引っ張っていきたいと考えている。
このように、自分のことに冷静に向き合うことは、仕事をラクにするヒントに繋がります。
ちなみに自己診断は、無料で10分~15分程度でカンタンにできる方法があります。
ご興味があれば、ぜひ以下のブログもご覧ください。




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