「いい上司」のあなたへ。5か国の上司に見えた共通点
こんにちは!ラクです。
「いい上司でいようとするのって…大変だなぁ…疲れるな…」
…と思うこと、ありませんでしょうか…




今回は、少し視点を変えて「じゃあ外国人の上司って、どうなの?」というところから考えてみます。
ちなみに経済産業省が公表した「外資系企業動向調査」によると、日本の外資系企業の2019年3月末の常時従業者数は55.2万人(回答総数ベース)で、この数は日本の全就労人数の1%にも満たないようです。
「外国人の上司」の方と共に働くことは、今や珍しくは無いでしょう。
ただ、「A国人の性格はxxxだ」なんて言えません。
ただ、そこには…「なんとなく、国民性みたいなものはある」ということも確かです。
今回は私の体験談に基づいた「国ごとの上司像」に触れつつ、
最終的にどんな上司が「いい上司」になりそうなのか、見ていきます!
「基準」の違い
まず「基準の違い」について少し触れておきます(大事なことなので)
例えばイギリスの日系企業で勤めている日本人がいるとします。
当然現地では、イギリス人が働いていて、「日本人上司」の下で働いている人もいるわけです。
そんなイギリス人目線から見て、
「日本人上司は…いつもなぁなぁで曖昧に済ますのが好きだ」
…と言うかもしれません。
このコメントは日本人からしてみると、
「…そんなことない!日本人だって、ハッキリした人がたくさんいるんだ。
例えば、『それってあなたの感想ですよね?』って言う、論破好きなひろゆ…」
…などと思う人もいるわけです。
この違いが起こるのは、日本人は日本人の価値観を基準にし、
イギリス人はイギリス人の価値観を基準にしているからです。
他の例だと、たとえば日本の憲法は戦後から70年以上変わっていません。
しかしドイツは第二次世界大戦後から2019年まで63回の憲法改正を行っています。
(連邦と州との権限配分を基本法で細かく規定しているため、見直すたびに改憲が必要になるらしいです。)
要は「ルールを何より重んじる」わけですね。
ただ、別にドイツ人はドイツ人の中で、「我々はルールを重んじる」とは思っていないはず。
しかし、日本人から見ると「ルールを重んじているなぁ」と思うわけです。
つまり、みんなそれぞれ、自国の基準で他国を測るということ。
これは私も例外ではありません。
ぜひそのことを念頭に以下気軽に読み進めていただければ幸いです。




中国の上司
広大な国なので、ひとくくりでは言いにくいです。
上海などの湾岸部出身の人と、成都など内陸部出身の人とでは、どこか違うなーと感じるのです。
私自身は上海出身の人が上司だったことがあります。
非常に優秀で、考え方もしっかりしていらっしゃいました。
逆にリスクを取るということはあまりせず、いかに「合理的で在るか」という点を重視していらっしゃった気がします。
あまり深く細かく考慮するということはせず、「ハイ次、ハイ次」という感じです。正論ガバンバンと。
こちらも「ハイ了解、ハイ了解」という風にペースを合わせていくことに努めていました。
シンガポール系の上司
私の上司だった方は、厳密には「シンガポール在住の台湾人」です。
(どうも「純粋なシンガポール人」とは気質が少し違うようです。)
私が知っている「シンガポール在住の外国人」の方々は、めちゃくちゃマジメです。
「仕事大好き」と言うのでしょうか。
土日仕事なんて当たり前。「あなたいつ寝てるんですか」と思うことも。
本来の業務はマネジメントのはずなのに、エクセルのセル1個の内容にまで文句を言うレベル。
ただ…決して「怖い」とかいう感じでは無く、基本優しいです。
優しいんですが、仕事における「上下関係」がハッキリしています。
ヘンな言い回しになりますが、「優しい軍団長さん」でした。
インド系
インドもとても広いので、ここも一概には言えません。
私の上司は、とにかくまぁ頭の回転も速いし話すスピードも速い方でした。
こちらの言うことを聞いてくれる感じはあまりなく、「オレが話したいことは、全部話した。スッキリ!」みたいなw
ただ、「仕事の虫」と言う感じでは決してなく、もっと広い観点から「人生」というものを達観していらっしゃる感じでした。
「仕事も大事だが、それも人生の一部に過ぎない。おまえの人生はいったい何が価値観の軸になっているんだ?」ということを…
…言われたような、言われていないような(笑)
とりあえず、そんな話が好きだったのは事実です。
あと、その方が他の好きだったものは、やはりカレーでした。
私もカレーは大好きです。
南アフリカ人(白人)
別に人種差別的に「白人」と書いたわけではありませんが、「富裕層」と「貧困層」の差はやはりあるのでしょう。
私の企業で勤めていらっしゃる南アフリカ人の方は白人がほとんどで、なんていうかまぁ…
「もしかして、バカにしてる?なんでバカって分かったの?まぁバカなんだけど」と思ったのは覚えています。
アジア系への差別っぽいものも感じた記憶があります。
たまたま私が出会った方々がそういった方々が比較的多かっただけでしょう。
私の上司になった方も実際かなり優秀な方で、30歳前後で会社を辞めニューヨークで起業しました。
「自分に出来ないことは無い!」「自分が世界を変えてやる!」的なイケイケドンドンタイプ。
その後、あまり世界が変わってないところを見ると、うまくいかなかったのかも?(笑)
いい人だったんですけどね。
北欧系
具体的には、スウェーデンやデンマークなどですね。
まぁ例えばこの2国なんかは橋を挟んですぐお隣なので、
「スウェーデンに住みながらデンマークに仕事に通う」なんてことも珍しくありません。
寒い地域出身の人は…特に北欧の場合はなのかもですが、「皮肉好き」なところがある気がします。
私自身も「皮肉を込めたジョーク」は結構好きなので、北欧系の上司に関しては、
仕事で評価されるより、その方に笑ってもらえると「よっしゃ!」とモチベーションが上がった気がします。
「皮肉レベル」が、そこそこ高度である必要があるわけです。
仕事よりも「次はどうやって笑わせようか」が、私の課題でした。
まぁあと、自分のスタイルを貫くことにはこだわります。
デンマーク人の上司の方は、自分で「デンマーク人は、人から何か指図を受けて動くのは好きじゃない」と言ってました。
でもね、それ、私も好きじゃないですよ。
気が合いますね。私、北欧の気質があるんですかね。
まとめ
私は「日本人の上司」です。部下に外国人もいます。
どんな風に見られているかは分かりません…し、分かりたくもないような気がします。
ただ、「個性ある上司」というのは…まぁ人道的でさえあれば、
「そういえば、あんな上司いたなぁ…変わってたな…」
…と、部下の方の人生の中で思ってくださるのではないでしょうか。
「仕事がデキる上司」と思われるより…
その方がお互いの人生の彩りになって、楽しいんです。
理想の上司なんて、追い求めるのも、追い求められるのも辛いし、不毛なだけ。
そのうちネタにしてお互いに笑ったり、他人と晩酌するときのネタになれば。
それはそれで素敵なことかなと思ってます。






今回はここまでです!
ご覧いただき、ありがとうございました!
(普段はもう少し、マジメなブログというか役立ちそうなこと書いてます)
でも…実は会社は僕にもアナタにも興味は無いんです。その観点から「ラクでトクな仕事術」を考えた結果、年収1,300万で18時には仕事終わっています。一緒に省エネサラリーマンを目指しませんか?