実は単純な「レッテルを貼る人」の思考回路。試すべき3つの法則!
こんにちは!ラクです。
「どうも…『仕事ができない人』っていうイメージを持たれているなぁ…」
…と思うこと、ありませんでしょうか…
レッテルを貼られている、烙印を押されている…
他人が自分に対して一方的に持つネガティブなイメージです。




たいていの場合、「理不尽な解釈をされている」ケースですよね。
そういった「誰かに対する悪いイメージ」については、払拭するのには時間がかかります。
サッサと諦めて転職しちゃえ!
…と思うくらいなら、
「ダメもとで手を打ってみて、ダメならあきらめよう!」
…と、やれることをやってみてからでもいいと思います!
私の18年間のマネジメントの経験を踏まえて、今回は…
「仕事ができないというイメージを、可能な範囲で払拭する方法」をお伝えします!
ケーススタディ
上司に限らず…どうしても「悪い方向」に決めつけたがる人はいるものです。
たとえ自分が悪かったとしても…このように言われると気分の良いものではないですよね。
上司や同僚が「なんで、こんなことができないの?」と言うとき…
それは非常に強い表現であると同時に、相手の懐に大きく踏み込んでくる行為でもあります。
そして、そういった「大きく踏み込んだ発言」は、実は論理的には大きなスキが生まれます。
例えば今回のケースについて言えば、「適切な指導不足」「職場環境の管理不行き届き」とも言えます。
つまり、実は上司は「自分が無能」だと、自分で認めてしまっているんですよね。
「反撃したい」キモチ
レッテルを貼ってくる相手に対しては、何らかの反撃をしたいという気持ちも湧くかもしれません。
それは当然のことです…!
しかし、ちょっと落ち着いて考えてみると…
反撃をすると、さらに相手も反撃してきて、その応酬が続くんですよね。
そしてそれは、確実に時間と労力の損です。
もし気持ちが落ち着かないようであれば、ぜひ以下を見てみてくださいね。
レッテルを貼る人の共通点
レッテルを貼る人の思考回路は、単純です。
まず、根底では「自分は何でも知っている」「相手が自分に合わせるべき」と思っています。
(そうでないと、そもそも「決めつける」という思考回路にはならないんです。)
そして…何かを「良い」「悪い」と決めることは、自分の脳の負担をラクにします。
よって、さらに「決めつけようとする」思考回路が強化されます。
また、最大の問題は、そういった「決めつける」自分の状態に、気づくことすらできていないことです。
ハッキリ言って、以下のように「負のループ」なんですが、この悪循環を変えるのは多少時間がかかります。




人に好かれるための法則
この悪循環は、直ちに改善できるものではないです。
しかし、心理学の観点から「好意を持たれるための法則」が存在します。
ロバート・チャルディー二というアメリカの心理学者が書いた1984 年の著書Influence: The Psychology of Persuasionで、説得の 6 つの力について説明しています。
今回はその中から「好意」に関するもの3つだけピックアップしますね。
「身体的な魅力」と表現する方が、より適切なのかもしれません。また、顔立ちや体系だけではなく、実際に話している際の話し方やマナーなど、目に入るものが関係するようです。
例えば保険営業をかけるとき、年齢・宗教・政情が同じであれば、他の条件に差異が無い場合、セールス成功率が上がるようです。また、顧客の気分・姿勢・言葉を揃えることの有効性を示した研究結果もあるようです。
これは最初難しく感じるかも知れません。しかし、ごますりやお世辞などが絶えないのは、やはり有効な手段だからです。分かっていても嬉しいのでしょう。以下に例を挙げておきます。
【賞賛の例】
●頭の回転が遅い
➡ じっくり物事を考える研究者タイプ
●英語が下手
➡ 苦手なんだけど頑張って話そうとする努力家
●人付き合いがうまくない
➡ 自分の意見を持っている
●何かと批判ばかりする
➡ 細かいところまで気が付く
対応のポイント
さて、ここまでの話を踏まえ、もう一度ケーススタディを見てみましょう。
ここでこんな風に返したら、どうなるでしょうか…




目的は、「仕事ができないというイメージを、可能な範囲で払拭したい」ですよね。
そこで、先ほどの「人に好かれる法則」のポイント3つ!
② 類似性をアピールする
③ 相手のことを持ち上げる
相手をどうにかして説き伏せたいとか、ダメ出ししたいとか、その気持ちは分かります。
でも他人を変えることはそもそも無理ですし、時間と労力のコスパが良くないので避けましょう。
具体的な対応例
まずは、こんな風に返します。
…などというように。
なんとなく会話の中に、先ほどの「人に好かれる法則」を入れ込みます。
そうすることで、あなたが相手に対して悪い印象を持っていないことが伝わります。
相手はあなたからそういったアプローチを受けることで、好意が増してきます。
また、前述したようにこういった「レッテルを貼る」タイプについては、以下の循環があります。
逆に言えば…
あなたの印象が良くなれば、その良い循環も始まるということです。
思いこみが激しい相手の特徴を、逆手にとっちゃいましょう(笑)
レッテルを貼られたら、まず自分の応対方法を変えてみてください。
いかに、そこにすぐに頭を切り替えられるかがカギです。
いきなり誰かが持つ印象を変えることは難しいので、焦らず段階的にやっていきましょうね。
自信が持てない場合
どうしても自分に自信が持てない場合、自己分析が意外と役に立ちます。
一つの方法として、ミイダスという転職サイトのコンピテンシー診断が結構使えます。
無料で、しかもおよそ15分程度で、自分自身の個性の特徴、職務適正、上下関係適正、ストレス要因が分かります。
ちなみに私自身のミイダスの結果は、以下のようなものでした。
これが、私の強さだ
そこをまず認識すると、例えば以下のような道筋も見えてきます。
- 人当たりが良いなら、他人の協力が得られないか。
- 分析力が高いなら、今の状況を客観的に分析できないか。
- プレッシャー耐性が強いなら、今は耐えて機会を待てないか。
自分の強さが活きるような環境に、自分を置くことを考えてみると良いでしょう。
適切な自己分析は、そのきっかけになってくれます。
転職者用サイトですが、診断だけ利用することが可能です。
(ホントに興味があれば、その際に転職情報も集め始めればいいだけなので。)



