上司だけが気づいてない!部下が反抗するたった1つの理由
こんにちは!ラクです。
「それって私の仕事なんですか?なんで私がやるんですか?」
…などと部下に言われて、イラっと来ることありませんか?




特に優秀でデキる(と自分で思っている)部下ほど、このように食いかかってくることがあります。
しかし…「誰がやる」と白黒つきにくい仕事は、案外多いものです。
よって部下が効果的な提案や代案を出してきている場合はともかく、
ただ文句を言ってきている場合は、シンプルに交渉の余地なしです。
一方で…
部下は部下で、複雑なときがあります。
このブログを読んでいただくことで、そのフォローアップの仕方が分かるようになります!
ケーススタディ








反抗するたった1つの理由
部下の根本にある気持ちは、とてもシンプルです。
それは、上司はちゃんと自分のことを分かってくれているのかという気持ちです。
仕事が面倒とか、やりたくないとか、それらは表面的です。
部下の状況として、以下のようなものが考えられます。
1.既に今の仕事でキャパオーバーだと感じている。
2.新しく振られる仕事について、どう対応したらいいか分からない。
3.自分が今やっている仕事との優先度が図れない
4.単純に背景が分からない
5.仕事以外の理由でモチベーション自体が下がっている。
「自分のこういった状況をちゃんと分かっていますか?」という気持ちが
「それ、ボクの仕事なんですか?」という言葉になっている可能性があります。
2つの不安…そして反抗
そのような状況で新しい仕事を抱えてしまうと、
「自分の状況が脅かされるかも」と不安になります。
その不安とは、具体的には以下の2つを指します。
① 今の自分が否定されるかもしれない
② これからの自分が、対応できるか分からない
それぞれ例を挙げてみましょう。
(B) この仕事の背景を理解していないことをバカにされるのでは?
(C) 今自分の備えているスキルや経験では無理なのでは?
(B) 成績を達成するのが大変なのでは?
(C) 私生活への影響がでるのでは?
つまり、上司への反抗とは?
これらの「不安」が「恐怖」になります。
そして、そういった恐怖に対しては、対応しなくてはなりません。
よって、「恐怖」が「反抗」という形で現れるわけです。
つまり…
不安から生まれた恐怖を取り除くために必死で抵抗する…
それが上司への反抗です。
こう聞くと、反抗してくること自体も、そこまでヘンではないことが分かります。
不安に感じる気持ちも、至極まっとうでしょう。
ただ、真面目で優秀な部下ほど、そういった「不安」を、
ストレートに表現することが苦手です。
上司としても気を付けないといけないのは、
部下が不安を表現できないような雰囲気を作りだしてしまっていないか…という点です。
失敗例
先ほどのケーススタディをもう一度見てみましょう。
この場面で以下のように部下に伝えたとしたら、どうでしょうか?




部下はただイヤだから反抗しているというわけでは無いという可能性があります。
先ほどお伝えした2つの不安のことを思い出してみましょう。
つまり、今の自分が否定されるかもしれない…
あるいは、これからの自分が、対応できるか分からない…
その気持ちを理解せず、「仕事なんだから、やれ」と押し付けてしまうと、
相手は余計に反抗しますよね。
どうすればいい?
そこで、オススメはこの3つのステップ!
② そのうえで「抱える不安」を代わりに言ってあげる
③ その「不安」を取り除く方法を、一緒に考える
部下の頭にあるのは、「今の自分が否定されるかもしれない」と「これからの自分が対応できるか分からない」の2点。
漠然とした不安があり、モヤモヤしているのも確かです。
そこで、こちらから「こういう不安があるよね」と代わりに言ってあげます。
そのうえで、一緒に考える姿勢も見せます。
以下のように返してみてはいかがでしょうか?
このように、相手に対しても「どうすればこの仕事をできるようになるのか?」を考えてもらいます。
そうすることで、当事者意識を持つようになるからです。
まとめ
「それって私の仕事なんですか?」なんて部下に言われたら、カチンと来ますよね。
しかし、そのように話す部下は、きっとまだちゃんとした言葉を選ぶことができていない…
むしろ、ちゃんと言葉を選ぶ余裕もないと言った方が正しいでしょう。
それだけ不安や恐怖を感じていると捉えてみてください。
そう捉えて、上司がキチンと部下に対応することで、
部下の不安は取り除かれて恐怖が消え、
恐怖が消えると、反抗も無くなります。




お願いがあります
さて、ここまで「具体的な対応方法」についてお話させていただきました。
しかし私も当時、即座にこのような行動を取ることはできませんでした。
それは「相手のこと」と「自分のこと」が見極められず、不安が拭えなかったからです。
きっとあなたも、行動に移すには不安があるかと思います。
そこでお願いがあります。
以下の15分程度の自己診断(無料)を試していただけませんでしょうか?
人間関係向上のため、ミイダスのパーソナリティ診断(無料)が
選ばれる理由
実は他人に見えている自分って、案外ひどいものなんですよね(笑)
それは私自身もそうでした。
でも、この無料の自己診断を受けたことで、等身大の自分を見つめなおし、職場での自分の振る舞いに対し冷静になることができました。
ただ、この自己診断… 過去のサービスとは既に内容が変わっています。
今後、サービスの変更あるいはサービスの停止といったことも考えられます。
本気で現状を変えたいと思っている方は、今すぐご登録ください!
さらに学ぶために
ハーバード大学教育大学院教授のロバート・キーガン博士らが提唱する発達心理学を基にしている本があります。
これは実際に私が心理カウンセラーの人から勧められた本です。
「何をすれば関係が良くなるのか」ということの問いかけから始まります。
そしてそれには「部下が今どの成長段階にあるのか」を知ることが、大きく影響することが分かります。
GROWモデル実践前に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
発達段階を知ると世界観が変わる
以下は2023年9月時点での評価です。