「何を言ってもダメ…」部下の育成にどうしても困ったときは?

こんにちは!ラクです。

「ダメだ…この人、全然仕事のパフォーマンスが上がらない…」

…と思うこと、ありませんでしょうか…

うーーん…まぁ確かに居るよなぁ…どうしたらいいんやろ…
Tokuko (Hmm)
Tokuko (Hmm)
Raku
Raku
どれだけこちらが頑張っても…成長しないことはありますよね…

伸びない部下の成長を信じ、あなたの時間と労力をかけすぎることは避けましょう。

枯れかけている花に…ずっと水を上げ続けることになります。(ちょっと例えが残酷ですが)

私の14年間のマネジメントの体験から、管理職として対応してきた方法をお伝えします!

Yahoo知恵袋ベストアンサー

Yahoo知恵袋でのご相談について、このブログの内容でお答えさせていただきました。

ベストアンサーをいただきました!

(このブログの一番下に、全内容を掲載しています)

大事な心構え

長期に渡って業務改善しない部下の対応に関して、大切な心構えがあります。

それは…

個人の問題を改善するのではなく、組織としての問題を解決すること

 

「部下の人生を何とかしてあげたい」とか、

「ここで見捨てたら人間としてどうなのか」とか、

色々な心の葛藤がありますよね。

しかし、あなたが会社の上司として求められているのは、

組織としての業績で、誰かの人生の改善…ではありません…

 

避けるべきこと

「組織としての問題」を解決するという心構えの下、以下は避けましょう。

避けるべきこと
(A)本人を更生しようと思うこと
(B)人生の悩みを解決しようと思うこと
(C)必要以上に気遣い、長々と話を聞いてあげること

 

Tokuko (Hmm)
Tokuko (Hmm)
え…?でも、部下の人の話を聞いてあげるのはアカンの…?
もちろん、部下の話を聞いてあげたり、コーチングやティーチングで改善しそうな場合、それを行うのはマネージャーの務めだと思います。しかし…
Raku
Raku

マネージャーはカウンセラーではありません。

心のケアが必要そうだと思ったら、

心理カウンセラーや産業医などに相談するように促すこと。

それだけでいいんです。

むしろ、そこの線を越えてはいけません。

もちろんある程度の話を聞いてあげるのは、とても大切です。

しかし…その本人の「人生の課題」を、あなたがどうこうするものではなく、

また、できるものでもないんです。

行うべきこと

「心のケア」は行き過ぎて対処するべきものではありませんが、

一方で、事実と記録をしっかり残し、そして本人のためであることを伝えながら、

改善の活動を行っていくことが重要です。

これまでに発生したクレーム案件や話し合いの経緯などについては、ちゃんと記録に残しておきましょう。

以下は一例です:

1月10日:A社から対応が遅いとクレームを受ける
1月23日:B者からも同様のクレームを受ける
2月  5日:クレームが他の部署からも入る
2月  6日:未処理案件が大量にあったことが発覚する。優先順位を決める。
2月12日:新規案件については、課内の他の人に振り始める
2月20日:担当顧客数を5割減らす
3月  5日  : 未処理案件の処理が終わる
3月  6日  : 新規案件を再開し始める

 

こうすることで、お互いに感情的になることを避けることが出来ます 。

また、「このとき仕事減らしてあげたな」「でもこのとき仕事量を大体元通りにしたな」…という、

これまでの試みや改善状況も良く分かります。

他にも以下のようなメリットがあります。

将来的に部下が法的手段に訴えてくる可能性に備えることができる。(例えば「上司による不当な扱いがあった」…など。)

労働基準管理署(労基署)の調査があった場合の準備を整えておくことができる。

 

ケーススタディ①性格によるもの

ケーススタディ①
部下:「なぜ今自分がこれだけ非難されるのか分からない…!(理解できてないのは、会社側だ!自分じゃない!)」

 

このケースは、長く働いているベテラン社員に見られることもあれば、

逆に若すぎて入ったばかりの社員にもあります。

自分の考えを変えたくない」「自分の能力が低いのを自分で認めたくない」…

そんな部下自身の中での葛藤が理由で、部署のお荷物状態になっているパターンです。

例えば、以下のようなケースがあります。

(A) 自分はこの方法で今までやってきて、ちゃんと仕事をこなしてきた
(B) 会社は私がやっていることの正しさを理解していない
(C) なぜ会社にxxxというようなルールがあるのか分からない(例えば服装など)
(D) 顧客が悪い。私は悪くない。

 

変化を受け入れることが出来なかったり、ルールや他の人のことが見えていないことが多いです。

まずは以下のような流れで会話してみましょう。

1.まずは事実を伝える

2.次に、本人の考えや言い分を聞く

3.今度は逆に「会社がどう思っているか」「相手はどう思っているか」本人の口から言わせる

4.どうしたらいいかを本人に言わせる

5.(もし4の方向性が変なら)こちらの考えを伝えて2や3に戻る

 

以下でも別の方法をご紹介しています。

あわせて読みたい

 

ケーススタディ②先天的な理由

一方で…先天的能力が原因で長期的に改善しない場合があります。

以下は例のひとつです。

アスペルガー症候群:日常生活には問題は無いが、「言葉に表れない」他人の感情や考え方の理解が遅いなどの傾向がある。例えば「そんなにハッキリと言ったら、お客さんもびっくりする」というようなことも平気で言ってしまったり…それを本人に指摘しても理解できない場合もある。

 

この場合、大事なことは変に本人を追い詰めないこと

そういった資質は生まれ持ったものなので、それを「悪い」と決めつけるのは絶対にダメ。

ここでも大切なこととして…個人の問題に時間をかけすぎないこと。

「人生の課題」について、上司としては何ともできません。

おススメな方法としては…上司や人事に相談して、他部署への異動を勧めるなども検討することです。

別の部署ならうまく行く…等というケースがあるからです。

(例えば営業は苦手でも、経理は超得意…など)

 

どうしても改善しない場合

もしどうしても改善しない場合…

(もちろん上司や人事と話し、適切な処置を取った後…ですが)

その社員に対して退職を勧奨するということもあるかと思います。

その場合は以下をご覧ください。

あわせて読みたい

 

Yahoo知恵袋のご相談

ご相談にお答えさせていただいた分について、以下にてご紹介しますね!

 

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12232379072