ウンザリする社内政治。ひろゆきに学ぶ「論破しない」コツ。
こんにちは!ラクです。
「あぁ~…社内政治うんざり!
肩書だけでイバるヤツら、うっとおしい!
なんでこっちがヘコヘコしないといけないワケ!??」
…と思うこと、ありませんでしょうか…




経験上、その本来の目的は「忙しい上層部に、前以て話しておく」にあります。
一方で…ただ単純に誰かの承認欲求を満たさないといけないときもありますが…
いずれにしても、
どう立ち回るのが正解なのか、誰も教えてくれない…
今回は、ひろゆきさんの著書「論破力」の内容を少しお借りして、社内政治について考えていきます!
「論破力」
(朝日新書発行、ひろゆき著)
社内政治の実例を見る
社内政治が必要な例
- 他の部署のサポートが無いと解決できない問題
- 上層部の理解が無いと、先に進めない企画
- 公への発表の前に、関連部署に伝えておく必要がある場合
- 相手の部下と自分の部下でいざこざがあった時の調整
- 説得の難しい上層部への説明に対する協力要請
本当に社内政治が必要なときもあるのですが、案外そうでないことも多いです…
社内でよくある問題








なぜ管理部門は理解しないのか…
それは、「見ているもの」が違うから。
以下の箱を見てみてください。
Aさん、Bさん、Cさんの3人が、この箱を見ているとします。
それぞれが主張するだろうことを想像してみましょう。
- Aさん:「太陽のマークの箱だろ!」
- Bさん:「は?ニコちゃんマークの箱ですよ?」
- Cさん:「いやいや、三日月マークの箱ですよ!」
…これと同じことが、今回のケースにも当てはまります。
つまり…
同じモノやコトについて話し合いをするときでも、
管理部門と現場にとって、それぞれ「見えるもの」が全然違う。
まずはそこから理解することが大切です。
どう使う?ひろゆきさんの「論破力」
ひろゆきさんといえば「論破王」として有名ですね。
しかし、大事なのは論破するテクニックではないそうです。
むしろ「論破することは、諸刃の剣」だとか。
職場のような、同じ人たちとの関係が長期的に続く場所では、特にそうですね。
そこで、大事なポイントは以下の3つです。
(B) 意見を言わずに事実を言う (p20~)
(C) 当事者意識を持たずに判断する(p236)
具体例
では、ひとつずつ見ていきましょう。
- 言い負かした後のことを考える…社内では、たとえ「政治関係」があったとしても、「職場関係」は続きます。
- 意見を言わず事実を言う…いくら職場関係が続くとは言え、事実は伝えないと、自分の立場が危うくなります。
- 当事者意識を持たずに判断する…自分に都合の良い事実ばかりでなく、自分に不利な事実も客観的に見てみましょう。




実践!
これまでの話を踏まえて、実例をもう一度見てみます。
お互いの事実を見てみると、例えばこんなことが見えてきたりします。
(1) 管理側の事実 = 今月のノルマを達成しないといけない。ノルマは前月比利益10%増。
(2) 現場側の事実 = すべての注文をさばくのは無理。注文をさばくには人員の追加が2人分必要。
このように…自分だけの事実を以て相手を論破するのではなく、
まず「両方の事実」を理解することがとても大事です。
もし2人投入することで前月比利益10%増を達成するなら、「人を増やすべき」となる。
一方、逆に人件費を抑えるほうを優先するなら「注文数、制限かけさせてください」となる。
このように…
お互いに見えていない、お互いにとっての事実を
共通認識として提示します。
そうすると、当事者意識を超えて、
「別の事実から、別の方法を考える」ことができます。
いずれも事実に基づいた意見であり、ここからは多少なりとも客観的な議論が期待できるはずです。
「ウルトラC」的な解決策を先に考えるより、社内政治としてはまずここからです。
結論
今後はシンプルにこの3つだけ抑えておきましょう!
(B) 双方の事実から、共通課題が無いか検討する
(C) 当事者意識を持たずに判断する




本書にはさらにテクニカルな「論破力」も掲載されています。
ご興味があったら、ぜひ読んでみてくださいね!
お願いがあります
さて、ここまで「具体的な対応方法」についてお話させていただきました。
しかし私も当時、即座にこのような行動を取ることはできませんでした。
それは「相手のこと」と「自分のこと」が見極められず、不安が拭えなかったからです。
きっとあなたも、行動に移すには不安があるかと思います。
そこでお願いがあります。
以下の15分程度の自己診断(無料)を試していただけませんでしょうか?
人間関係向上のため、ミイダスのパーソナリティ診断(無料)が
選ばれる理由
実は他人に見えている自分って、案外ひどいものなんですよね(笑)
それは私自身もそうでした。
でも、この無料の自己診断を受けたことで、等身大の自分を見つめなおし、職場での自分の振る舞いに対し冷静になることができました。
ただ、この自己診断… 過去のサービスとは既に内容が変わっています。
今後、サービスの変更あるいはサービスの停止といったことも考えられます。
本気で現状を変えたいと思っている方は、ぜひお試しください!
さらに学ぶために
特に職場で自分に無意味に絡んでくる不条理な人間と出会った時、読みたい本が田村耕太郎さんが書かれた「頭に来てもアホとは戦うな!」です。
それなりにあなたの職場でのポジションに影響力のある人間が、しつこく嫌なことを言ってくるような場合に、ぜひ読んでいただきたい本です。
マンガ版や続編も出ています。まず軽く読みたい方は、マンガ本からでもいいかと思います。
超名作のオリジナル版
オリジナルのマンガ版
2023年4月出版の続編
「マジカルゲート」からお越しの方へ
Scene 5からお越しいただいた皆様、
ありがとうございます!
ぜひ以下リンクより、Scene 6へお進みください。
新しくブログ記事が公開されたり、その他お知らせについては、
X(Twitter)よりご連絡しています。
お気軽にフォローしてくださいね!
ラク@ヨーロッパ外資系部長(@Raku40719883) / X (twitter.com)
ラク(@Raku40719883)さん / X (twitter.com)