ウンザリする社内政治。ひろゆきに学ぶ「論破しない」コツ。
こんにちは!ラクです。
「あぁ~…社内政治うんざり!イチイチ話さなくても分かるでしょ!」
…と思うこと、ありませんでしょうか…




社内政治が必要なケース
- 他の部署のサポートが無いと解決できない問題
- 上層部の理解が無いと、先に進めない企画など
- 現状のビジネスの状況を理解してもらうための根回し
- 相手の部下と自分の部下でいざこざがあった時の調整
- 説得の難しい上層部への説明に対する協力要請
そして、どう立ち回るのが正解なのか、誰も教えてくれない…
そんなとき、ひろゆきさんの「論破力」に書かれている内容が、社内政治への負担を少しラクにしてくれます!
今回はその内容を少しかみ砕いてご紹介!
「論破力」
(朝日新書発行、ひろゆき著)
ライター紹介

- 業界最大手の欧州企業にて14年マネジメント(年収1500万)
- 今はアメリカ・ヨーロッパ・アジアで計100人以上の組織を動かすが、これまで数回カウンセリングも受け、ストレスで休暇を取ったこともある
- ビジネス実務法務2級・英検1級・TOEIC940点
社内でよくある問題








なぜ管理部門は理解しないのか…
それは、「見ているもの」が違うから。
以下の箱を見てみてください。
Aさん、Bさん、Cさんの3人が、この箱を見ているとします。
Aさんは「この箱は太陽のマークだ!」と強調している。
BさんとCさんは、そのことが理解できず、別のことを主張。
これと同じことが、社内でも起きています。
つまり…管理部門と現場にとって、それぞれこの問題が「どう見えているか」…
まずはそこから理解することが大切です。
トクコさんのように、「自分の視点から見えているもの」だけを強調しすぎてしまうと、
相手の反感を買ってしまい、無駄な感情論になりかねません。


どう使う?ひろゆきさんの「論破力」
ひろゆきさんといえば「論破王」として有名ですが、
この本に書かれている内容としては、大事なのは論破するテクニックではないそうです。
むしろ、「論破することは、諸刃の剣」…だそうです!
これは社内政治にも同じことが言えます。
大事なポイントは以下の3つです。
(B) 意見を言わずに事実を言う (p20~)
(C) 当事者意識を持たずに判断する(p236)
具体例
では、ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
社内では、たとえ「政治関係」があったとしても、「職場関係」は続きます。
「あなたとはもう話したくない」って思われることほど、怖いことはありません。
◆意見を言わず事実を言う
いくら職場関係が続くとは言え、言うべきことを言わないと、自分の立場が危うくなります。「ただただ相手に論破されない」ために、事実はきちんと伝えます。事実は相手に論破されようがありません。
◆当事者意識を持たずに判断する
「事実を言う」ことに似ていますが、異なる点は「自分に都合の良い事実ばかり集めすぎない」こと。しっかりと事実を言うためには、自分にとって不利な事実も考えることが大事です。




実践!
これまでの話を踏まえて、実例をもう一度見てみます。
まず、自分と相手の事実をキチンと見てみましょう。
例えばこんな感じでしょうか…
(1) 管理側の事実 = 今月のノルマを達成しないといけない。ノルマは前月比利益10%増。
(2) 現場側の事実 = すべての注文をさばくのは無理。注文をさばくには人員の追加が2人分必要。
このように、両方の事実が分かったところで、あることが見えてきませんか…?
それは「2人の人員が追加されれば、ノルマ達成ができる」ということです。
また、お互いに「会社の利益を伸ばす」という「共通の目的」もあります。
もうここまでくれば、社内政治的にはOK!
なぜなら、次に考えるべき課題は「2人の追加は、利益を生み出すことになるか?」という共通課題になるからです。
もし2人投入することで前月比利益10%増を達成するなら、「人、増やしてください」って数字を以て言える。
一方、逆に人件費がかさんで10%利益に貢献しないってことなら、「注文数、制限かけさせてください」って言える。
いずれも事実に基づいた意見であり、ここからは客観的な議論ができるはずです。
無駄な感情論を排除したうえで話をすることが出来るのが、何よりもいいですよね!
結論
社内政治はどう立ち回るのが正解か…
今後はシンプルにこの3つだけ抑えておきましょう!
(B) 意見を言わずに事実を言う
(C) 当事者意識を持たずに判断する




今回は「マインドセット」に焦点を置きました。
しかし、本書にはテクニカルな「論破力」も、もちろん掲載されています。
興味があったら読んでみてくださいね!
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