逆にチャンス?幻滅されたときこそ、理想の上司になれる理由
こんにちは!ラクです。
「上司だったら、もっとちゃんとxxxのことを考えるべきなんじゃないですか??」
…こんなセリフ、言われたことありませんか?
「もっと上司に自分やチームのことを考えて欲しい」…と考えている部下は、案外多いもの。
上司にしてみたら「ワガママだなぁ」と、ついつい思ってしまいます。
でも…幻滅されたときこそ、「あ、実はいい上司じゃん!」って思われるチャンス!




こんなケース、どうする?
私自身も何度か似たようなことを言われたことがあります。
上司に「理想の姿」を描くこと自体は、珍しいものではありません。
逆に上司に100%満足している人なんて、いないですよね。
でも上司側からしてみたら、「オマエらに、何が分かる!」くらいは言いたくなるでしょう。
しかし対応を間違えてしまうと、「パワハラだ」と言われたり、部下が感情的になって泥沼になったりします。
理想の上司像?
そもそも理想の上司って、どんな人…?
世間一般に言われているイメージからすると、こんな感じでしょうか?
●結果をしっかり残す人
●ビジョンを描ける人
●部下の模範である人
●部下の意見に耳を傾けられる人
●決断力がある人…………(続く)
でも…こんな人、会社に居ます??
いや、世界にいますか?(笑)
少なくとも、私はお会いしたことはありません。
例えば「結果を残す」という一見「客観的な面」についても、実際どこまで上司が結果に貢献したのかなんて分かりません。
たまたまチームに優秀な人がいたかも知れないし、たまたまお客さんがいい人だったかも知れない…
また、「部下の模範である人」についても、結局人間「相性」です。
その上司を模範にしたいと思う人もいれば、全然参考にならないという人もいます。
つまり…他の人間関係と同じで、上司の良し悪しって相対的なんです。




要はその上司のことを「人間的に自分が気に入るか」…というだけ。
「あの人はビジョンを描けないから、理想の上司ではない」なんて言う人は、単純に「上司を人間的に気に入っていない」だけ。
正確には…自分が上司から好かれていないと、その上司のことを絶対に「理想の上司」だとは思えないんです。
自分のことを嫌っている上司のことを、「理想の上司」なんて言わないですよね。
どうやって切り返す?
もう一度、先ほどのケーススタディを見てみましょう。
こんな風に切り返すとどうなるでしょうか?




先ほどの話のとおり、自分が上司から好かれていないと、その上司のことを絶対に「理想の上司」だとは思えません。
では、逆に「好きになってもらう」と「理想の上司」のように思ってもらうことができそうです。
そして「理想の上司」に言われたコトバなら、何だって理解してくれるでしょう(笑)
アメリカを代表する社会心理学者の1人であるロバート・B・チャルディーニ氏によると、人が好意を抱く理由は以下の3つだそうです。
- 「自分に似ている」
- 「自分を褒めてくれる」
- 「同じゴールを目指す仲間である」
これらを応用して、返答内容を考えてみましょう。
② 部下の毎日の苦労を労う
③ 上司として何ができるかを示し、相手にも協力を求める
そこで、以下のように返してみてはいかがでしょうか?
冒頭で「あなたと私、同じ考えですね」ということで、類似性を示します。そして中盤で部下自身の苦労を労います。
最後に、自分が出来ることを示しつつ、相手に協力を求めます。最後にお願いをしてもいいものかと思うかもしれませんが、自分も「やる」と言っているので、お互いに同じゴールを目指すことになり、一体感を生み出せます。
理想を押し付けていた部下だったにもかかわらず、上司への印象が変わり、マイナスだった状態から一気にプラスに転じます。
まとめ
「理想の上司」…についてまとめました!いかがでしたでしょうか?
仮に部下が「理想の上司像」の概念を押し付けてきても、それに迎合する必要はありません。
なぜなら「絶対的な理想の上司」はおらず、いるのは「相対的に理想の上司」だから。
つまりそれは「部下に好意を持ってもらえる上司」です。
ぜひ3つのポイントを参考にしつつ、「いい上司」を目指してくださいね!
今回はここまでです!
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