こんにちは!ラクです。
「あぁ、最近しんどい…仕事がキツすぎる。
こんなの、ずっと出来るわけないじゃん。
誰かに聞いてほしいなぁ…」
…そんな風に感じたことを、同僚に正直に話してもいいものか、
それとも黙っておくべきか…
結局話したところで、「それくらい普通」とか、「自分の方がしんどい」とか、
そんな風に思われてしまわないか、悩んでしまいますよね。
「しんどい」という表現は、「誰かに聞いてほしい」「分かってほしい」と思うものですが、
同僚に伝える際には、実は少し注意が必要です。
“疲れ”を語ることのリスク
たとえば同僚が以下のように思ってしまうリスクがあります。
・「それくらい当たり前でしょ」
・「それ、忙しいアピール?」
私も良く職場で、こういった経験をしました。
それに、率直に言うと同僚に対して似たような感情を抱いたこともあります。
このように、人は主に「他者と自分を比較したくなる気持ち」があります。
そして、そこから生じる優越感や劣等感から逃れられません。
また、相手が口に出さなくとも、倫理的な不一致を感じているかも。
悪いケースとしては、同僚本人が持つ別の悩みや不満が、あなたの「仕事しんどい」に対して、変な嫉妬を引き起こすことも。
「仕事がしんどい」というのは、意外と些細な軋轢が生じやすいリスクがあるんですよね。
知覚の技法の観点
もちろん、あなた自身が「仕事で異常な疲れを感じていること」は問題です。
しかしそれを同僚に伝えるときには、どう伝えるかは重要です。
何も考えず、ただそのまま「しんどい」「疲れた」と同僚に言うことは、先ほど説明したリスクがあるからです。
同僚に伝えるときには、その前にちゃんと同僚の感情や反応を読み取ること…
そして適切なタイミングや方法で自己表現をすることが求められます。
「知覚の技法」の観点から考えてみましょう。
以下引用はすべて、「観察力を磨く名画読解(エイミー・E・ハーマン・著, 岡本 由香子・訳, 早川書房2016年出版)」からの引用です。
「観察」の重要性
引用②「細部を見るためには、まずそちらに注意を向けなければならない。注意を向ければ、それまで見えなかった情報が目に入ってくる。」
まず、「仕事しんどい」といったネガティブなことを話す前に、周囲の状況や同僚の反応をキチンと観察することが大切です。
認知バイアスの認識
「しんどい」と伝える前に、自分の感情やバイアスがどう影響しているか、少し自分自身でも時間をおいて考えてみましょう。
同僚に伝える前に、まずメモなどに感情を書いてみるのもオススメです。
自分の感情や気持ちを外に出すことで、自分の感情を自分で客観的に考えることができます。
そしてそれは、「他人がどう知覚するか」を事前に考えることに繋がります。
「伝え方」のコツ
誰しも、「仕事しんどい」のは同じです。あまりこちらのネガティブな話に長々つき合わせるのも、余計に相手を疲れさせるかもしれません。相手に「なぜしんどいのか」「どのようにしんどいのか」を、簡潔に伝えるようにしましょう。
取るべき手順
ここまでの話を踏まえ、以下のような手順や方法をご紹介します!
2. 自己の疲労を事実ベースで伝える
3. アドバイスを求める
それぞれ、具体的に見ていきましょう。
まず、職場の雰囲気や同僚の様子を観察しましょう。特に、他の人が忙しそうにしていない静かな時間帯や、コーヒーブレイクの時間など、比較的リラックスしているときに話を切り出すのが良いでしょう。
「最近プロジェクトに追われて、夜10時近くまで残業しているんだよね…。それが2週間も続いていて、体力的にきつくなってきたよ。」
このように事実にフォーカスして具体的にかつ簡潔に話すことで、あなたの疲労がとても伝わりやすくなります。
この場合、相手が同僚の場合は「どうしたらいいですか?」という聞き方ではなく、以下のような聞き方がおすすめです。
- 「良いアイディアがあれば教えてほしい。」
- 「あなただったら、どうしてる?」
- 「過去に似たようなケース、あった?」
「どうしたらいい?」と聞くと、あなたの状況を細部にわたり理解しないといけないため、疲れます。
しかし、同僚自身の過去の経験や「思い付き」を聞くのなら、同僚自身も聞かれて悪い気はしないはずです。
脳にとっても負担が少ないんですよね。
自分を、知る
ここまで「同僚に相談する」ことを前提に話してきました。
しかし、同僚と話すとき、やはり相手の価値観のフィルターを避けられません。
やっぱり自分の状況を一番わかっているのは、自分です。
それに、疲れているときにそこまで色々考えて同僚と話すと、余計疲れそうですよね(笑)
私はしんどいときには、まず自分のことを客観視することに「一人で」努めます。
そのために、≫ミイダスという転職サイトを利用して、無料の「コンピテンシー診断」を受けました。
結果はこんな感じで1枚で見れます。
私の診断結果
私の診断結果をカンタンにまとめると、以下のような感じでした。
仕事をしていくうえでの特徴
- 筋の通ったものの見方をし、解決に向けて合理的な推論を行う。
- 問題を解くこと、難しい問題に立ち向かうことが好き。
- 自己主張し、相手を自分の思う方向に引っ張っていきたい。
- 他人との関わり合いというよりも、自分について意識している。
「自分が知らない自分」を知れることは、大きな武器になります。
そうすることで、状況を冷静に見ることができて、不思議と落ち着いてくるからです。
ぜひ興味があれば、診断を受けてみてください。
診断を受けてみる前に ≫他の利用者の口コミや使用例 も考慮してみてもいいかもしれません。
自分らしく、生きる
仕事が辛くてしんどいときに、専門のAIに相談するのも手です。
≫【Awarefy】(アウェアファイ)というデジタル認知行動療法アプリのAIに相談してみました。
たとえば以下のような具合です。
このように、「どう感じた?」「どうしたい?」と、その都度適した質問をしてくれることで、自分の中で答えを見出せます。
Awarefy利用による気づき
- 改めて、何がイヤだったかが分かった。
- 自分自身で考え方を見直せて、言語化できた。
- 今の状況を自分の言葉で表すことができて、心が落ち着いた。
感情や状況に対する適切な理解は、人間にとっても難しいことです。
その一方で…
人間関係や仕事上の悩みに関して、本当に同僚が解決してくれるでしょうか?
案外そうでもありませんよね。
そういった観点から、こういった「専門の知識が組み込まれたAI」はオススメです。
まずは≫どんな人がこのツールを使っていて、何が出来るのかを、ぜひ確認してみてください。
なお、このブログで引用されている「知覚の技法」に関する抜粋は、以下の著書から引用したものです。