こんにちは!ラクです。
「みんな絶対賛成すると思って発言したのに…
意外と場がシラけてる…
こんなことなら、言うんじゃなかった…!」
という経験、ありませんでしょうか?
自分としてはなかなか良いアイディアを提示したつもりなのに、
場がシラけてしまうと、すごくガッカリしますよね。
今回のブログでは、原因・対処法・防止法についてご紹介します!
実際にあったケース
こういった雰囲気になると…
「えっ?自分の発言…何か間違ってる?当然の提案だよね??」と、つい自己肯定したくなります。
しかし自分の思いとは裏腹に、否定的な雰囲気になると焦ります。
そこで、何とかして自分の主張の正しさを認めてもらおうと思います。
そうすると、説明に躍起になってしまったりします。
しかし、それが実は逆効果なんです。
なぜ逆効果か?
そもそも自分の主張でシーンとさせてしまったのには、いくつか理由が考えられます。
自分の発言で場がシラけてしまう理由
- いきなりの発言(提案)すぎて、どう反応していいか分からない
- 過去に似たような提案があり、ボツになった可能性がある
- まとめられる人(権限のある人)が、その場にいない
- 発言の内容が不十分で、分からない
「会議で話が飛ぶ」のは、こういうケースが多いです。
原因は、「参加者が描く前提が揃っていない」ことにあります。
例えば今回のケースだと、以下のように思う人がいるかもしれません。
- 「あなたの仕事じゃないでしょ」
- 「それは〇〇さんの許可が要りそうだなぁ…」
- 「ウチの会社のやり方じゃないなぁ」
- 「こいつめんどくさいなぁ(早く会議終わりたい)」
対処法について
そのような空気になってしまった場合、オススメの方法があります。
それは…
ひとつ前の段階に
戻ってみる
…です。
もう一度、先ほどのケースを見てみましょう。
以下のようにグイグイ続けると、どうなるでしょうか?
では、一体何が良くなかったのか…
それは、最初の提案で「文書化する」という方法論まで突っ込んでしまったことです。
つまり、話の展開が急すぎた可能性があります。
よって、「ひとつ前の段階に戻る」ことをしてみましょう。
以下のように返すのがオススメです。
このように「ひとつ前の段階に戻る」ところの議論を始めます。
すると、「前提を揃えるための議論」に、すぐ切り替えることができます。
今後どうやって防ぐ?
実はこういうケース、誰にでも経験があります。
大切なのは、その経験したことをキチンと糧にすることです。
このブログで参考にしている「知覚の技法」の観点から、
「観察」「分析」「伝達」の3つに分けて考えてみましょう。
(「知覚の技法」については、ブログ最後で著書をご紹介しています)
「観察」しよう!
著書では、「見ようとしないから、眼に入ってこない。」とあります。
文字通り、提案がシラける原因を理解するためには、まず現場の観察が必要です。
出席者の反応、表情、身振りから、その場の雰囲気や個々の感情を読み取ってみましょう。
シラけたことはチャンスです。次の失敗を防ぐことができます。
「分析」しよう!
著書では、「脳は全てに注意を払うことはできない。」と説明されています。
会議の参加者も同様です。
提案が突然すぎたり説明が飛びすぎると、注意力や集中力が途切れます。
また、提案のタイミングや内容が適切であったかどうかも大事ですね。
「伝達」しよう!
効果的なコミュニケーションは、ただ情報を伝えるだけではダメです。
受け手がどのように情報を処理するかを考慮する必要があります。
提案を伝える際に、相手の視点や理解のレベルを考慮することが重要です。
(著書では、「芸術作品を見て、それをどう伝えるか」という訓練が紹介されています)
より実践的な提案方法
では、これまで見てきた内容を基に、よりハイレベルに考えていきます。
つまり、どうすれば「うまく発言あるいは提案ができるのか」という点です。
発言/提案の例
オススメしたい話の流れは、以下のような感じです。
②ちなみにこの問題って、既に解決に向けて動かれている方はいらっしゃいますか?
③では例えば、分かりやすく文書化しておくというのはいかがでしょう?
④宜しければ、私がまずサンプルを作ってみます
発言/提案のポイント
こういった提案方法にはコツがあります。
それは、以下の4つの点にフォーカスすることです。
- まず、全員が共有している「問題」を敢えて言葉にする。
- 「問題」について、周りの反応を見るための質問をする。
- 主要なメンバーのフィードバック後に、提案をする。
- 自分がサンプルを作成し、具体例を見せることを名乗り出る。
これは、「段階的に話を進める工夫」とも言えます。
発言/提案のまとめ
ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。
②ちなみにこの問題って、既に解決に向けて動かれている方はいらっしゃいますか?(周りの反応を見る)
③では例えば、分かりやすく文書化しておくというのはいかがでしょう?(フィードバック後に提案)
④宜しければ、私がまずサンプルを作ってみます(具体的な解決策の提案)
このように伝えることで、自分のアイディアを効果的に提案できます。
なぜなら、「他の人に受け入れてもらいやすくなるから」ですね。
まとめ
自分の提案がシラける雰囲気になること…
これは誰にでも経験があるのではないでしょうか?
今後は、ぜひ「ひとつ前の段階に戻る」という方法を試してみてください。
これにより、前提を揃えるための議論に切り替えることができます。
また、自分の提案をする前に、周りに質問をしてみてください。
そうすると、フィードバックを得られるはずです。
周囲の意見があれば、提案を成功させやすくなります。
あなただけの解決法
人前で失敗したとき、精神的に辛いのは当たり前のことです。
「自分が間違っているのか?」とさえ思うこともあるでしょう。
そういうときは、「自分は今何を思い、どう感じているのか」を客観的に捉えなおすと、
職場でのストレスがグンと小さくなります。
以下は「Awarefy(アウェアファイ)」というデジタル認知行動療法アプリのAIと会話した内容です。
さらに会話を続けてみました。
このように、自然な会話でこちらの気持ちや心情を引き出してくれます。
Awarefy利用による気づき
- 辛い気持ちを、外に出すことができた。
- 現状はカンタンに改善できる問題では無いことを再認識した。
- 自分の言葉で表していくことで、冷静に状況を見ることができた。
話をしていくと、AIではなく「自分で答えを出している」状態になり、自信に繋がります。
\心のお守りに/
参考文献について
このブログの冒頭で紹介していた「観察・分析・伝達」に関して…
これはFBI、CIA、スコットランドヤード、アメリカ陸海軍、ナショナルガード、シークレットサービスなど、名だたる機関に対して行われた「エイミー・E・ハーマン」さんの「知覚の技法」を基に作っています。
本書では、アートを教材として情報収集能力、思考力、判断力、伝達力、質問力などを鍛えるコツが記載されています。