こんにちは!ラクです。
「休みたいなぁ~
でも自分から先に休んじゃっていいのかな…
ちょっと他の人の様子を見てみようかな…」
…と思うこと、ありませんでしょうか…?


でも…
早めに取得してしまう方が、実はトクなんです。
逆にモヤモヤと決断を先延ばしにしてしまう方が、不利になります。
自分が優位なポジションにいるにはどうしたらいいか?
ラクしてトクするために、そこを今から考えておきましょう!
周囲はどう考えているか?
「休まれた側」としてはどういう心情を持っているのでしょうか?
名著「観察力を磨く名画読解(エイミー・E・ハーマン・著, 岡本 由香子・訳, 早川書房2016年出版)にて紹介されている「知覚の技法」の観点から考えてみます。
「休まれたらイヤ」と思ってしまう理由
- 自らの「フィルター」を通した潜在的な不安
- 注意力の限界から、作業負荷の増加を過大評価する
- 全体への理解より細部へのこだわりから、負荷に過敏に反応する
ひとつずつ見ていきましょう。
自己フィルター
不快感や抵抗を感じるのは、個人の経験や考え方による「フィルター」を通して、情報を解釈しているためかもしれません。
たとえば過去に「誰かに休みを取られたせいで、イヤな思いをした」という負の経験があったのかもしれません。
注意力の限界
同僚が他人の休暇を好ましくないと感じるのは、人間が一度に処理できる情報に限界があるからかもしれません。
自分の負担が増えるのではないかという部分のみに不必要に「注目」してしまうと、必要以上に感情的になります。
全体像の理解不足
細かい引継ぎ業務内容ばかりに気を取られ、全体像が見えなくなってしまうことがあります。
同僚が休むと自分の仕事が増えるという、「細部の変化」に過剰に反応するからです。
全体の効率性や協調性を考えられず、一時的な変化を受け入れられない感情が先行することがあります。
忖度しすぎ?
これら3つの観点は、うすうす「自分が休む際」もイメージしますよね。
つまり、相手側の感情を不必要に推し量るということをしてしまいます。


休みは結局「お互い様」ですが、それでも自分から率先して休みを取ろうとはしない…
それには以下のような気持ちがあると考えられます。
- 職場で上司や先輩から取ってもらうのが普通だと思う
- 誰かが休んでから自分も取った方が、罪悪感が薄くなる
- まず自分が「他人の有給中に引き継がれた仕事」をしてみて、様子を見たい
そういったルールがあるわけでもないのに、忖度しすぎているとも言えます。
しかし…
相手の感情ばかり考えすぎても、実は損をしてしまいます。
以下4つのケースから見ていきましょう!
損な理由4つ
まず、「自分より前に有給を取った人=Aさん」とします。
以下のようなことが考えられます:
Aさんがすごく優秀な人の場合、引き継ぎ書のレベルが高すぎることがあります。自分が休む際にも同レベルの引き継ぎ書を期待されると、困ります!
Aさんが大雑把な人だった場合…自分はたくさんフォローしてあげたのに、相手は自分が休んだ時にフォローしてくれないと、不公平だと感じてしまいます。
周囲に気遣った挙句、自分がしたかったことや行きたかった場所に行けなかったりします。
周りのことを考えて自分を犠牲にしたにも関わらず、結局のところ皆そのうち忘れてしまいます。


有給の申し出を早めにすると…
ではここで、逆を考えてみましょう。
つまり、有給の申請を早めにした場合におトクになる理由です!
少なくとも、他人の引き継ぎ書と比較はされません。よって、ある程度気はラクです。
自分が不在の時に自分のフォローをきちんとしてくれた人ほど、その人が休みの時にフォローしてあげられます(笑)


これは、シンプルに嬉しいです!
結局のところ皆そのうち忘れてしまいます。自分が早めに有給の申請したことも、そのうちみんな忘れます(笑)
よほど執着深い人でない限り、誰がいつどれくらい休みを取ったかなんて、長々と覚えていません。
つまり、「どうせ忘れる」なら、やっぱり早めの申請の方がオトクってことですね
まとめ
このように、早めに有給の申請を行うことは、たくさんのメリットがあることが分かります。
色々と考えすぎても結局「お互い様」ですし、忘れられてしまうものです。
あまり深く考えずにメリットの方をきちんと考えてみてくださいね。
有給を早めに申請するメリット
- 引継ぎの形式を、ある程度自分が決められる
- まず自分が他人に仕事を引き継ぐことで、誰がどのくらい自分の仕事をしてくれるのか分かる
- ホテルや交通機関などの予約を行いやすい
- 結局のところ、みんなそのうち忘れてしまう




ちなみに休む際の職場への連絡について、サンプルを作ってみました!良ければご参考まで…
このブログで取り上げている「知覚の技法」は、こちらの本で勉強できます。