なぜ「上から目線の人」の心理は、無視することが正解なのか?

こんにちは!ラクです。

「上から目線のあの人、うっとおしいなぁ…

黙らせたいけど、それもなんかメンドクサイし…」

…と思うこと、ありませんか?

Tokuko (why)
Tokuko (why)
あるある。なんか鼻につくっていうか…
そうそう。あまり一緒にいたくないですよね…
Raku
Raku

「上から目線」は、あまり気分のいいものではありません。

しかし、突き詰めて考えてみると、実はさほど大した問題ではありません。

今回は上から目線が起きた時の「相手の自分の心理」について、考えてみたいと思います!

「上から目線」の例

実例としては、以下のようなものが挙げられます。

上から目線のコメント例
「この仕事をするときって、Aの手順からするのが常識だよね?」
「そういうのって今まであんまり考えたことない?」
「もうちょっと勉強した方がいいんじゃない?」
「まぁあなたでもそれくらいは分かるんじゃないの?」

 

Tokuko (Kirari)
Tokuko (Kirari)
ま、まぁ似たようなセリフは言われたことあるけど、改めて聞くとやっぱり腹立つな…
そうですね(笑) 逆にこういうセリフを言えてしまう人の気持ちが謎なんですが…
Raku
Raku

上から目線とバイアス

上から目線のコメントを聞いて、悶々と相手に思うことがあると思います。

たとえば以下のようなものでは無いでしょうか?

  • 自分との「差」を見せつけたいのか?
  • こちらをいいように操ろうと思っているのか?
  • 周りの人に何かアピールしたいのか?
  • この人は言葉の使い方がヘタなんじゃないか?

そんな風に、相手のことを分析してしまいがちになります。

しかし…

人間誰でも「相手の気持ち」や「自分以外の考え方」を考えることが苦手です。

なぜなら、そうするためには頭のエネルギーも時間もたくさん使うからです。

よって、「今」自分の手元にある当人に対する事前情報(例えば「過去にもイヤミを言われた」)などと

結び付けて、その状況を判断しようとしてしまいます。

 

「また、これか」

上から目線なコメントを聞いて、そんな風に思うこともあるのではないでしょうか?

見るのは相手?自分?

少し視点を変えて、冷静になって考えてみましょう。

なぜ、上から目線で相手は話してくるのでしょうか?

自分の中で考える前に、ぜひそう言われた時の当人のしぐさや表情などを見てみてください。

こんな感じでしょうか?

 

それとも…

こんな感じでしょうか?

 

少し2人の表情を見ていて気付いた人がいるかもしれませんが、

自分の中でその人のことをどう思ってしまっているのかというのも、

実は大きな要素だったりします。

Tokuko (why)
Tokuko (why)
ん?どういうこと?
言葉と相まって、自分の中で相手の表情と何か意味付けをしてしまっているのでは…ということです
Raku
Raku

人によっては、上の男性の絵の方が「上から目線」と感じるかもしれません。

しかし、またある人によっては、女性の絵の方が「上から目線」と感じることもあります。

 

ただ、多くの方はこの2人の顔をご覧になって

これまで自分が関わってきた人」などを思い出したのではないでしょうか?

そして、

それと整合性を取るように、無意識にイメージが働いたのではないでしょうか?

相手の心理を無視する理由

「見る」ことで大事なのは、できるだけ無意識のイメージを除去することです。

しかし、自分の感情が左右される場面においては、これが特に難しいです。

よって…

まずは「自分もおそらく何かしらのバイアスを持っているだろう」という認識だけを持ってみましょう。

つまり、お互いにレッテルを貼ろうとしているのかもしれないということです。

そのうえで、ぜひ一度以下を自分に問いかけてみてください。

相手が自分のことをキライで、何か問題があるのか?

 

Gaaan
Gaaan
えぇ?そういう問いかけ?
はい、だって、相手の価値観は自分も分からないし、自分の価値観も相手は分からないんです
Raku
Raku

自分が何かミスして「えー!それって非常識じゃない?」と上から目線をされた…

しかし、あなたにはあなたの理由があったはずです。

急いでいたり、その業務が自分にとって初めてだったり、

あるいは、昨日悲しいことがあったから集中できなかったのかもしれなかったり。

そういった事情を「分かってくれそうな相手」であれば、キチンと話すべきです。

しかし、いきなり上から目線のスタンスを取ってくる相手に対し、

そういった説明をすることはほぼ無意味でしょう。

結局のところ…

相手も自分も、お互いがお互いをどう思おうが、それは自由

なんです。

(失礼なことに変わりないんですけどね…)

切り返すための3つのポイント

これらを踏まえて、ではどう対応したら良いでしょうか?

こういう人は「否定される」と、より反撃してきます。

あなたに構ってきているので、反撃するとより構ってきます。

それはそれでメンドウなので、どのようにすれば「否定しないで切り返せるか」がカギになってきます。

以下の例を以て考えてみましょう。

上から目線のコメント例
「この仕事をするときって、Aの手順からするのが常識だよね?」

 

たとえば以下のように感情的に返してしまうと、どうでしょうか…?

NG例:「いや、別にそれが常識とは思わないですけど…他に方法があるとか逆に考えないんですか?」
Gaaan
Gaaan
う…うーん…これをやると、なんか話が長引きそうやなぁ…
そうですね…相手はより強固に自分を守ろうと、あなたを攻撃してくるでしょうね
Raku
Raku

ある意味「マウントの取り合い」のようになって話が長くなってしまうと、時間と労力を食って自分も損します

そこで、大事なポイントは3つ

!ここがポイント
① まともに受け合わない
② 相手を否定しない
③ できれば変に話を逸らす

 

この3つを念頭に置いて…「しょうがないなぁ」のような雰囲気を作ることを目指します!

切り返しの例

「しょうがないなぁ」みたいな雰囲気を出すためには、軽く返すか、全く違う角度から返すことです。

あー、そうですね、すみません。(←実はこれが一番無難w)
いやー最近、疲れちゃって。たまにはこういう非常識も、いいんじゃないかと…
これ、最近のトレンドらしいですよ。知らないですけど。
そうなんですよ。それは知ってるんですが、こっちもちょっと試したくなって…

 

Gaaan
Gaaan
う…うーん…?これでいいん?
はい。「何を言っても意味はない」くらいに思っておけばいいと思いますw
Raku
Raku

まとめ

あなたに対して「上から目線」であるということは、際あなたのことを下に見ています。

それがあなたにとって不快なことは間違いないのですが、そこはもう無視しましょう。

真っ向から敵対するわけでもなく…

こちらが勝負にこだわるわけでもなく…

全く違った観点から穏便に1ターンでそのような会話を終わらせちゃいましょう。

相手の心理を読む必要は無い。どんな意見を持とうが相手の自由。何も問題はない。

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