「あなた上司でしょ?」攻撃的な部下に切り返す優良コメントの例

こんにちは!ラクです。

「上司だったら、もっとチームのこと考えてください!

…と、言われたことありませんか?

Gaaan
Gaaan
怖っ!こんな風に言われたらキッツイなぁ…
そうですねー…
Raku
Raku

特にチームが忙殺されていたり、うまくいっていないと不満が募ります。

疲弊も相まって、物事を単純に考えたくなり、「上司のせい」にしたくなることがあります。

今回のブログでは、「どのように部下にコメントを返すべきか」を考え、具体的な方法をお教えします!

ケーススタディ

ケーススタディ
ある日、部下から「これだけ皆が毎日大変なのに、どうして課長は何もしてくれないんですか!?」…と皆の前で言われた。どう返す?

 

私自身も、似たようなことを言われたことがあります。

こういったコメントが部下から入る際には、「チーム全体を代表してのコメント」の可能性もあります。

中には、「よくぞ文句を言ってくれた!」と思っているメンバーもいるかも知れません。

よって、切り返し方には少しコツが要ります。

犯人捜し本能

名著「ファクトフルネス(FACTFULNESS)」では、「犯人捜し本能(p264~)」として、このことを紹介しています。

つまり、「物事がうまくいかないと、誰かのせいにしたくなる」ということです。

同書では、飛行機事故を例えとして挙げていて、パイロットの睡眠不足を、パイロット自身のせいにしても意味がないことを指摘しています。

仮にウトウトしているパイロットを見つけて事故を未然に防げたとしても…「今後、同様の問題を防げるか」という問いが残ります。

問題はもっと複雑ということですね。

同様に…

マネージャーだけがどうこうしても、どうにもならないことが多いです。

正論だけで切り返すとどうなる?

Tokuko
Tokuko
じゃあ「自分にはどうにもならない」って正直に部下に伝えたらええってことやんな!
ところがそうもいかないんです…もう一度ケーススタディに戻って考えてみましょう
Raku
Raku

 

ケーススタディ
ある日、部下から「これだけ毎日皆が大変なのに、どうして課長は何もしてくれないんですか!?」…と皆の前で言われた。どう返す?

 

先ほどの「犯人捜し」の真理を部下に伝えてみましょう。

NG例:「私だけではどうにもなりません。会社の戦略としてやっていることで、私が好んでこの状況を作り出しているわけではないので…」

 

これを部下が聞いたら、どのように感じるでしょうか…

Gaaan
Gaaan
う…うーん…なんか頼りないっていうか…そういうコメントが欲しいんとちゃうし…
きっとこの部下は、さらに反論してくるでしょうね…
Raku
Raku

正論の前に必要なもの

特に「自分のせいではない」ということを、上司や管理職などの「責任者」が伝える場合、注意が必要です。

ただ淡々と正論を述べるだけでは、無責任のように捉えられかねないからです。

そこで少し、心理学の力を使います。

結局のところ、「好きな人の言うことは聞く」という心理を利用します。

アメリカを代表する社会心理学者の1人であるロバート・B・チャルディーニ氏によると、人が好意を抱く理由は以下の3つだそうです。

  • 「自分を褒めてくれる」
  • 「自分に似ている」
  • 「同じゴールを目指す仲間である」

これらを応用して、返答内容を考えてみましょう。

!ここがポイント
① まず労い(褒め)「気持ちは同じ(類似)」ということを伝える。
② 会社のスタンスも伝える。
③ 同じゴールのため、何ができるかを一緒に考える(共通目的

 

まず部下の皆さんの苦労を労い、「私も同じ考え」であることを伝えます。

そして自分が出来ることを示しつつ、相手に協力を求めます。

お互いに同じゴールを目指すことになり、一体感を生み出せます。

「好意の点」を考慮した切り返し

ではこれまでの話を踏まえ、再挑戦してみましょう。

 

ケーススタディ
ある日、部下から「これだけ毎日皆が大変なのに、どうして課長は何もしてくれないんですか!?」…と皆の前で言われた。どう返す?

 

OK例:「xxさんも、チームの皆さんも大変なのは良く分かります何とかしたいのは私も同じです。しかし会社の方向性もあります。残念ながら私だけではどうにもならないので、ぜひ皆さんのお知恵を拝借したい。もちろん、課長として会社に声を上げる方法を私も考えます」

 

こうすることで、気持ちの矛先が「上司の問題」から「チームの問題」に変わり、問題意識を正しく持てるようになります。

まとめ

仮に攻撃的な部下が「理想の上司像」の概念を押し付けてきても、それに迎合する必要はありません。

なぜなら「絶対的な理想の上司」はおらず、いるのは常に「相対的に理想の上司」なんです。

「あ、この上司、私のことちゃんと考えてくれてる」。

そう思ってもらうことにフォーカスしていると、攻撃的な部下も怖くなくなります。

自信が持てない場合

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ちなみに私自身のミイダスの結果は、以下のようなものでした。

これが、私の強さだ

そこをまず認識すると、例えば以下のような道筋も見えてきます。

  • 人当たりが良いなら、他人の協力が得られないか。
  • 分析力が高いなら、今の状況を客観的に分析できないか。
  • プレッシャー耐性が強いなら、今は耐えて機会を待てないか。

自分の強さが活きるような環境に、自分を置くことを考えてみると良いでしょう。

適切な自己分析は、そのきっかけになってくれます。

 

ミイダス

 

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(ホントに興味があれば、その際に転職情報も集め始めればいいだけなので。)

Tokuko
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Raku
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