こんにちは!ラクです!
「部長…って、そもそも数が少ないから、どんな業務しているのか分からない…」
…と思ったこと、ありませんか?w
会社にも寄りますが、「部長」クラスになると「成功しないかもしれないこと」に関わることが多くなります。
今回お話しするのは…成功するか分からない場合の仕事の仕方…についてです!
今、管理職ではない方も、きっと参考になるはずです!
そもそも、管理職って…
平社員として働いていると、上司に対してこんな風に思ったことありませんか?
「早く帰らせてくれよ…」
「仕事の配分、不公平なんだよね…」
「なんで上司なのに、こんなことも分からないんだよ…」
これは率直に言うと、部長という役職に求められている仕事が、平社員とは違うからです。
管理職になると「組織を使って成果を出す」ことが大事になってきます。
実はこれは本当に大きな違いで、かつ難しいことです。
平たく言えば、「自分以外の人間をたくさん使って、成功しなさい」ということなので。
スポーツに例えると…監督のプレイがうまくても、選手がヘタだったら意味がないということです。
課長の場合は「自分の課」ですが、部長の場合は「自分の部」なので、より大きな組織をまとめることが求められます。
部長クラスになると…
特に部長クラスになってくると、「組織を使って成果を出す」だけではなく、
「他部署や外部の協力も得て、成功すること」まで求められます。
スケールが非常に大きくなり、関係者も多くなります。
そうすると、組織を使って成功するかどうかなんて、もう分からないんです。
かの孫子も以下のように説いています。
「大きな勝利の9割は、あなた以外の要素で決まる」
がむしゃらに頑張るのではなく、適切な機会を見定め、成果を最大化することが大事になってきます。
「戦いを選ぶ」こと
「大きな勝利の9割は、あなた以外の要素で決まる」なんて言われると、
「じゃあ何をしたって、ムダじゃん」って思いますよね。
でも、これは半分正解で、半分間違っています。
冷静に考えると、「何をしたってムダ」な状況は確かに存在します。
例えば勝てもしない競合他社に対し、自社リソースも無いまま勝負を挑む…そんなことは無駄ですよね。
これを逆説的に考えることが実は大事です。
つまり、「どの戦いに、いつ、どのように挑むべきなのか」
不思議なことに会社というものは…
何もしていない状況を良しとしてくれることは、ほとんどありません。
「何もしないこと」が正解の状況だったとしても…
会社として「挑んでる」という姿勢を見せることが大切と言う場合がほとんどです。
管理職に必要なこと
ここまでの話を、少しまとめてみましょう。
まとめ
組織を使って成功するかなんて、分からない
大きな勝利の9割は、あなた以外の要素で決まる
挑戦して負ける状況でも、「会社」として挑まざるを得ない
では結局「部長は、何をどうしたらいいの?」と思いますよね。
結論から言うと、以下を会社に対して伝え、かつ実践する人です。
例えば以下のような具合です:
「現状は■■で、その対策は●●です。xx日までに終わる予定です」
「中長期的に見て、次は▲▲を試みます」
求められているのは、
誰もどうしたらいいかなんて分からないようなことを、
「現在の絵」と「未来の絵」を描いて、会社の人間を動かしていくこと
そうすることで、会社としてあるいはチームとしての方向性を揃えるんです。
今と未来の描き方
オススメは、ロードマップについて学ぶことです。
日本人はとにかく何でも完璧にやろうとしてしまいがちですが…
まずはざっくりと何でもいいので作ってみることが大切です。
作っていると、何が足りなくて、何が非現実的なのかが見えてきます。
以下の本などは、ロードマップについてまとめてあるのでオススメです。
現状のポジショニングからビジョン、そしてその差を埋めるためのKPI (マイルストン)の制定などを
どのようにしてロードマップという形で描くかについて触れています。
また、具体的な策定にあたっては、トップのコミットメントが得られる領域で、
かつ経営上の重要な事業領域に絞り込むことがオススメなど、かなり具体的なアドバイスもあります。
まとめ
部長クラスになると「成功するかどうか」全然分かりません。
成功すること自体よりも、以下を的確に「描いて」、会社に「見せる」ことが大切です。
これは言い換えると、成功しないかもしれない仕事にどう挑むかという力とも言えます。
いかに絵に描いて会社に見せ、組織を動かし…
ある意味「仕事してますよ」をアピールするかということですね(笑)
\「頑張る!」「辞めたい…」を繰り返してる人へ…/