年下の上司がタメ口?偉そう?…指摘するかどうかの3つの基準

こんにちは!ラクです。

「自分よりも年下」の上司や先輩から…

「あー、そうじゃないですね」

「そのやり方は、止めた方がいいね」

「これまでのやり方は、そうだったかもしれませんが…」

…そんな風に、生意気なカンジで年下の上司に言われてカチンと来たこと、ありませんか?

Gaaan
Gaaan
あ…あたしは… まだ、ない…
まぁトクコさんは、まだでしょうね(笑)
Raku
Raku
このヒヨッコが…いやいや、こっちは大人なんだから、冷静にならなきゃ…
…って…あれ?あっちも大人だよね?

そんな意味不明な自問自答を繰り返しながら、結局黙ってしまう…w

そして色々と悩んだ挙句、「これ、指摘したほうがいいかな?」と思うときもあるのではないでしょうか?

今回は、「どういった場合に指摘すると判断したほうがいいか」について、お話しします!

このブログを書いた人

ラク

  • 海運業界最大手の欧州企業(従業員10万人以上)の日本支店で部長
  • 管理職は28歳から。10年以上マネジメントとして従事
  • アジア・ヨーロッパ・アメリカで、合計100人以上の組織を動かす

「年下の上司」個人的体験

実は個人的には「年下の上司」という意味では、外国人ばかりでした。

「外資系あるある」かもしれません。年下はスウェーデン人とパキスタン人でした。

ただ、二人とも人格者で、外国人同士で英語で会話すると、年齢は関係なくなります。

しかし…

転職してからは、自分よりも年下だけれども「先輩」である人が増えてきました。

そこで何かを教えてもらう必要も出てきます。

そして、中にはちょっと失礼な人もいるのも事実ですね…(笑)

年下への「偏見」?

ちょっと冷静になって考えたいのは…

自分は知らず知らずのうちに、年齢で人を差別しているかも?

…ということ。

「年齢による差別」、日本の「先輩・後輩」といった、

中学くらいからの慣習が大きく関係していることは間違いありません。

人は誰でも、自分と同じ考え方や信念を持った人を好みます。

たとえば体育会系で、先輩後輩の上下関係が厳しいところで過ごしてきた人は、

年齢による差別を知らず知らずのうちに重視しているかも知れません。

そういった環境に長くいた人ほど、年下の態度や対応について過敏になっている可能性があります。

「偉そう」と「年下」の関連性

一方で、

「もう少し言い方を気を付けてもらえれば…」と思うことや、

「気配りが足りないな…」と思うことは、確かにあります。

時々タメ口のように話されて、「偉そうだな!」と思うようなことはありますよね(笑)

しかしそれは…

「年上だったら、そういった態度は許されるのか?」

…という疑問にぶつかります。

年上だろうが年下だろうが、「失礼な人」や「偉そうな人」は、

よほど仲が良い関係にないと、好きにはなれないのではないでしょうか?

「年下」と「偉そう」は、実は関連性のない二つの概念です。

「年下なのに、偉そう」「偉そうなのは、年下だから」という考え方は、

自分の都合のいいように両者を結び付けてしまっているだけかもしれません。

指摘するかどうかの基準

あまりに態度が無礼なときは、どうしたらいいのでしょうか?

自分の環境を変えるため、指摘したくなることはありますよね。

しかし、その方法については少し慎重でなくてはなりません。

相手に何かを指摘するとき、まず以下3つのことを考えてみてください。

3つの判断基準1. 自分が言わないと、自分に被害が及ぶのか?
2. 自分が言うことで、状況を変えられるのか?
3. 相手が年上でも、同じように指摘しているか?

✅1つめについてはシンプルで、これは自己防衛のために必要です。

ここでいう「自己防衛」とは、自分にとって職場環境が悪くなることでも構いません。

✅2つめは、伝えることで状況が変わるかという点です。

明らかに相手が「頑固者」であれば、変えることは無理です。指摘は逆効果です。

✅3つめは、これまでお話ししてきた「自分の中の偏見」についての確認です。

仮にその人が年上だったなら、あなたは同じように指摘しようとするのか?ですね。

どう指摘すればいいか~タメ口編~

たとえば「年下の上司」が、あなたにタメ口を聞いてくるとします。

それを不快に思っているケースを考えてみましょう。

対応として、まずこちらもタメ口で話してみてはいかがでしょうか?

(ただ、それでも最低限の経緯を払い、ケンカ腰にならないことは大切です!)

ちょっとここで、年上男性の部下、年下男性の上司のロールプレイをお見せします。

Nice man
Nice man
いや、そのやり方は、止めた方がいいね
えーと、ちょっといい?ずっとタメ口で話されているんだけど、こっちもタメ口で話していい?
Gentle old guy
Gentle old guy
Nice man
Nice man
え?いや、自分上司なんだけど
いや、それ言うなら年齢はこっちの方が上でしょ。どこに価値観の軸を置くかは人によって違うと思うけど、どう?
Gentle old guy
Gentle old guy

(…まぁ、こんなケンカ腰な上司がいるとは思いたくもないですが…)

大切なのは、こちらとしても自分の価値観を無理やり押し付けてしまわないことです。

そのためには、この例のように「自分としてはこう思うけど、どう?」という風に、相手に聞く形で終わると良いでしょう。

それでも相手が自分の主張を崩さないのであれば、いったんその場は引きましょう。

必要であれば上司の上司や、人事などの第三者に介入してもらうことがおすすめです。

どう指摘すればいいか~生意気編~

タメ口はしゃべらないものの、相手の態度があまりに生意気でイライラすることがあるかと思います。

その場合は、「年下なんだから」というロジックは使ってはいけません。

それを言ってしまうと、相手は「自分は上司なんだから」というロジックで反論できてしまいます。

相手が多少生意気であっても、その主張が適切で、あなたの業務自体を改善するための指摘なのであれば、

それについて反論するには注意が必要です。

もしちょっとイラっと来るくらいであれば、やり過ごしてしまうのがおすすめです。

しかし、もし極端な態度を見せてくるようであれば、

少しこちらも反抗的な態度は見せて自己防衛を図ることは大切です。

たとえば、以下のような形がオススメです。

Nice man
Nice man
あー、もう、こんなことも言わないと分からないんですかね
その言い方は、ちょっとどうなんですかね
Gentle old guy
Gentle old guy
Nice man
Nice man
え?
いや、こちらとしても今回初めてお伺いする内容ですので、そのように言われましても困ります
Gentle old guy
Gentle old guy

できれば、その場にギャラリーがいることが望ましいです。

周囲を味方につけるような会話にすること

「常識」に徹底した主張にすると、「あなたの方が正しい」と周囲は思ってくれます。

熱くならず、落ち着いた冷静な対応を心がけましょう。

さいごに

相手に何かを指摘するとき、ぜひ以下3つのことを考えてみてください。

3つの判断基準1. 自分が言わないと、自分に被害が及ぶのか?
2. 自分が言うことで、状況を変えられるのか?
3. 相手が年上でも、同じように指摘しているか?

余談ですが、私は28歳のころから50過ぎのオジサマやオバサマの上司をしていました…

当時、なるべく敬意を払うべく個人的に努力はしていたつもりです。

でも、今思えば「分かっていなかった」ように思います。

たとえば、ある顧客からクレームを受けた部下がいたとします。

今なら、部下の年齢に関わらず「こういう人、いますよね」と共感を示すと思います。

しかし、若かったころは自分自身がそのクレーム対応の仕方が分からず、

部下の不安などを感じる余裕も無かったのでは…という気がしますね。

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